チョ・インソンが2年待ち続けた映画「クォン・ボブ」ついに制作秒読みに

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映画「クォン・ボブ(拳法)」(監督:パク・グァンヒョン)が中韓投資誘致を確定し、制作秒読みに入った。

CJグループ(会長:イ・ジェヒョン)は4月21日、中国最大規模の国営投資配給会社であるチャイナフィルムグループ(CFG、China Film Group)や中国のメジャー制作投資会社であるペガサス&タイホエンターテインメント(Pegasus & Taihe Entertainment)と「クォン・ボブ」の投資意向書を締結した。これにより、チャイナフィルムグループとペガサス&タイホエンターテインメントは「クォン・ボブ」の共同投資及び制作、中国国内の配給を担当することになる。

「クォン・ボブ」は全体制作費の30%以上を中国から投資してもらうと同時に、中国全域での公開を目標にしているなど、これまで類を見ない最大規模の中韓合作プロジェクトである。

これまでCJグループは、2006年より中韓両国の文化産業機関である韓国の映画振興委員会、中国の国家新聞出版広播電影電視総局と協力し「中国映画祭」を開催し、両国の文化外交の橋頭堡を築いてきた。

最近はCJが企画、オ・ギファン監督が韓国スタッフと共に中国現地で制作した中韓合作映画「離別契約」が中国全域で1億9千万元(約29.3億円)の興行成績を収め、合作映画史上最高記録を達成した。

CJ E&Mのチョン・テソン映画事業部門長は「『クォン・ボブ』は世界の映画業界で日々関心が高まっている韓国映画のグローバルな跳躍に新しいモデルを提示したというところから意味がある」と伝えた。

「クォン・ボブ」は未来都市を舞台に、理不尽なことを許さない男が幽霊森ピョルリを偶然訪れ、その村を破壊しようとする勢力に立ち向かう内容を描いたSF映画だ。

2011年に「クォン・ボブ」の出演を決めたチョ・インソンは、同作品の制作が延び、2年のブランクを経験した。チョ・インソンは他の映画オファーがあったにも関らず「クォン・ボブ」の出演にこだわっていた。

2005年「トンマッコルへようこそ」で800万人の観客を動員し、ブームを巻き起こしたパク・グァンヒョン監督が演出と脚本を手がけ、陣頭指揮をとる予定だ。

記者 : キム・スジョン 写真 : キム・ジェチャン