ヒョンビン&コン・ユ&カン・ドンウォン、30代の男性スター5人が映画界に戻ってきた!

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30代俳優BIG5が映画界に戻ってきた。どんな役者より華やかな20代を送った上位1%のスターたちは30代の川を渡り、真の俳優になって戻ってきたのだ。軍服務まで完璧に終えた5人のトップスター、彼らの映画界への進撃が始まった。

写真=映画「チョン・ウチ 時空道士」

カン・ドンウォン

生年月日:1981年1月18日(32歳)

基本情報:186cm、66kg、B型

学歴:漢陽大学・機械工学科

デビュー:2003年MBC「威風堂堂な彼女」でデビュー。デビュー11年目

代表作(映画):「オオカミの誘惑」「チョン・ウチ 時空道士」「義兄弟~SECRET REUNION」など

除隊日:2012年11月12日

除隊後グラビア撮影以外で公式的に活動していない。

Merit

まさに神秘主義の最高峰。カン・ドンウォンの右に出る者はいない。入隊から除隊まで007作戦を連想させた。彼を見た人は?誰もいない。パパラッチが追いかけても何もないと舌を巻かせた人物だ。除隊後公の場に登場したこともない。ファンたちのためにプレゼントのような映像を一つ公開したことがすべてだ。唯一ホットだったニュースは、所属事務所を変えソン・ヘギョと同じ事務所に入ったことだった。韓国のみならず、海外での活動まで視野に入れている。そのためファンは首を長くして彼の次の作品だけを待っていた。そして彼は、最終的に映画「群盗:民乱の時代」でその約束を守った。

What

次回作は、映画「群盗」(監督:ユン・ジョンビン)に確定
19世紀の朝鮮時代を舞台に貪官汚吏の財物を盗み、民に分ける義賊団と権力家の対決を描いたアクション映画である。カン・ドンウォンは全裸(チョルラ)羅州(ナジュ)地方の大富豪チョ大監(正二品以上の役人への敬称)の息子で最高の武術の実力を持っているが、庶子という身分のため認められず、歪んでしまった複雑な人物、チョ・ユンを演じる。

Point

カン・ドンウォンのキャスティングの一番の貢献者は、疑いなくメガホンを取ったユン・ジョンビン監督だ。ユン・ジョンビン監督はガン・ドンウォンが軍隊にいるときから前作「悪いやつら」の観客との対話で「群盗」について言及し、カン・ドンウォンがほしいと自ら言うほどだった。カン・ドンウォンのパートナーもものすごい人物だ。言葉なしでもヒットが保障される俳優ハ・ジョンウだ。「群盗」は、ハ・ジョンウとカン・ドンウォンという名前だけでもすでに半分は成功している。

映画「トガニ 幼き瞳の告発」

コン・ユ

生年月日:1979年7月10日(34歳)

基本情報:184cm、74kg、A型

学歴:慶煕大学アート&フュージョンデザイン大学院・パフォーミングアート学科

デビュー:2001年KBS 2TV「コン・ユの学校IV~転校生はプレイボーイ!?~」でデビュー。デビュー13年目

代表作:MBCドラマ「コーヒープリンス1号店」、映画「トガニ 幼き瞳の告発」

除隊日:2008年12月8日

除隊後2011年に映画「トガニ 幼き瞳の告発」、2012年にKBS 2TVドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」(以下「ビッグ」)に出演

Merit

ダウン、アップ、ダウンの成績。このまま行けばまた“アップ”する時だ。実際はコン・ユについて、除隊後の活動を語るよりは次回作について話した方が良い。すでに4年前に除隊しているためだ。しかし、入隊前に彼をトップスターにした「コーヒープリンス1号店」の影は依然として付きまとっている。「コーヒープリンス1号店」のようなヒット作がそれからないためだ。それにもかかわらず、コン・ユへの期待は依然として高い。作品の成否とは関係なく、コン・ユの挑戦と演技力にはいつも賛辞が送られる。低視聴率に悩んだドラマ「ビッグ」をはじめ、社会的話題となった映画「トガニ 幼き瞳の告発」を通じて得たものはコン・ユ一人だけだという話が出るほどだからだ。そんな彼が映画「サスペクト 哀しき容疑者」で再びイメージチェンジを準備している。

What

次回作は、映画「サスペクト 哀しき容疑者」(監督:ウォン・シンヨン)に確定
「サスペクト 哀しき容疑者」は北朝鮮から捨てられ、韓国で代行運転をしながら生きている元北朝鮮の特殊部隊出身である傭兵チ・ドンチョルが、大手企業会長殺人事件の容疑者という濡れ衣を着せられ、追われながら繰り広げられるストーリーを描いたアクション映画である。コン・ユは殺人の濡れ衣を着せられ、隠された陰謀を明かそうとする元北朝鮮最高の特殊部隊の傭兵チ・ドンチョル役を演じた。

Point

制作費100億ウォン(約8億9千万円)の大作映画の主人公になった。ラブコメディのキングとして君臨したコン・ユが今回の映画で初めて本格的なアクションに挑戦する。クランクイン前からの徹底した体の管理と強度の高いトレーニングをしながら自身の役に強い愛着を見せた彼が、強い姿の裏に悲しみを持った人物チ・ドンチョルをどのように演じるか期待される。

KBS 2TV「サメ ~愛の黙示録~」

キム・ナムギル

生年月日:1981年3月13日(32歳)

基本情報:184cm、70kg、AB型

学歴:サイバー外国語大学・中国語学部

デビュー:2003年MBC 31期公採タレントでデビュー。デビュー11年目

代表作:MBC「善徳女王」

除隊日:2012年7月14日

除隊後2012年に映画「the ENSEMBLE」を演出し、2013年にKBS 2TVドラマ「サメ ~愛の黙示録~」に出演

Merit

いつになったら顔を見せてくれるのだろうかとファンを待たせた俳優だ。静かに除隊したキム・ナムギルは俳優ではなく、演出者として先に人々の前に立った。そして現在ドラマ「サメ ~愛の黙示録~」で好演を披露している。正直映画で復帰することを望んだが、最初に選択した作品の制作が無期限の延期となり、ドラマで活動を再開したのだ。離れる前と戻ってきた今、変わったことは一つもない。並大抵でないほど暗い役を演じたが、普段はものすごく明るくて愉快だ。そんな彼が選択した次の作品が映画「パイレーツ」である。ドラマ「サメ ~愛の黙示録~」に続き、もう一度ソン・イェジンと共演する。長い間悩んだ末に選んだ作品であるだけに期待が大きい。

What

次回作は、映画「パイレーツ」(監督:イ・ソクフン)に確定
韓国版「パイレーツ・オブ・カリビアン」と言われる海洋アドベンチャージャンルで朝鮮時代を舞台に玉璽(ぎょくじ)を飲み込んだ鯨と、その鯨を捕まえるために乗り出した海賊と山賊の話を描く。キム・ナムギルは山賊の役を演じる。

Point

「サメ ~愛の黙示録~」で共演したソン・イェジンと映画で再び会う。「パイレーツ」の出演を先にオファーされた二人は苦心の末、いったん「サメ ~愛の黙示録~」を選択し、その勢いに乗って映画に出演することを決めたのだ。同じ俳優と2作品連続で共演するのは事実上稀なことだ。そのため「パイレーツ」を選択した大胆な二人の俳優に対し、映画界の反応は熱い。同作品も制作費が100億ウォン(約8億9千万円)に達する大作である。投資と配給を担当したロッテエンターテインメントの野心作で早くから関係者の注目を集めている。海と陸を行き来し、鯨が中心的な役割をするため精巧なCG作業も欠かせなかった。ドラマ「チュノ~推奴~」を執筆したチョン・ソンイル脚本家がシナリオ作業に参加したことも注目すべき点である。

映画「卑劣な街」

チョ・インソン

生年月日:1981年7月28日(32歳)

基本情報:187cm、75kg、B型

学歴:東国大学・演劇映画学科(中退)

デビュー:1998年に「ZIOZIA」のモデルでデビュー。デビュー16年目

代表作:SBSドラマ「バリでの出来事」、映画「卑劣な街」

除隊日:2011年5月4日

除隊後、2013年SBSドラマ「その冬、風が吹く」に出演

Merit

さすがチョ・インソンだ。除隊して1年6ヶ月後にソン・ヘギョと共演した「その冬、風が吹く」は一言で大ヒットだった。チョ・インソンは、前作「バリでの出来事」や「卑劣な街」で見せた魅力を集約して披露したという評価を受け、チョ・インソンという名前の威力を完全にアピールした。成績はずば抜けて優れている。他にも、作品に出演する代わりにMBC「無限に挑戦」とラジオ番組、SBSなどのバラエティ番組に出演した彼は変わらぬトークの腕前とセンスでファンたちの心を掴んだ。映画「クォン・ボブ(拳法)」の撮影が延期になったことは、むしろ彼には神の一手になった。

What

次回作は、映画「クォン・ボブ」(監督:パク・グァンヒョン)に確定
未来都市(西暦2050年)を舞台とするSFファンタジー映画である。理不尽なことを見ると怪力が生じる高校3年生のクォン・ボブ(チョ・インソン)が偶然一人の女性と恋に落ちた後、その女性が住んでいる森ピョルリを救うべき状況に置かれるという内容を盛り込んでいる。

Point

3年待ってきた映画だ。「クォン・ボブ」の撮影が延期されたことでチョ・インソンは、2008年「霜花店(サンファジョム) 運命、その愛」以来、5年ぶりにスクリーン復帰することになった。彼はインタビューをする度に「クォン・ボブ」への愛情を表現し、撮影を開始しさえすればいつでもすぐに合流するという意思をほのめかした。そして3年余りの時間が経った後、彼はその約束を守った。そのため一体どんな映画がこれほどチョ・インソンを魅了したのか気になるほどだ。「クォン・ボブ」は制作費の3割以上中国から投資を受け、中国と韓国で同時に公開する予定だ。

写真=映画「レイトオータム」

ヒョンビン

生年月日:1982年9月25日(30歳)

基本情報:184cm、74kg、B型

学歴:中央大学・演劇映画科

デビュー:2003年KBS 2TV「ボディガード」でデビュー。デビュー11年目

代表作:MBCドラマ「私の名前はキム・サムスン」SBSドラマ「シークレット・ガーデン」

除隊日:2012年12月6日

除隊後、多数のCM撮影及び第49回百想芸術大賞にプレゼンターとして参加

Merit

海兵隊に入隊したことだけでたった1%も足りないところのない俳優になり、一生残る名誉も手にした。しかも、除隊前から彼は限りなく上がるギャラと共にドラマと映画でもっとも望まれる俳優になった。除隊後彼の一挙手一投足は話題になり、一つ一つの動きが話題を作る唯一無二の役者になった。そんな彼が次回作として時代劇を選んだ。韓国で作ったすべてのシナリオと台本がヒョンビンに送られたという噂があるほど、最高のラブコールを受けた彼が選んだ作品は映画「王の涙-イ・サンの決断-」である。シャープで洗練された財閥男を期待した人々を驚かす神の一手になるかもしれない作品だ。

What

次回作は、映画「王の涙-イ・サンの決断-」(監督:イ・ジェギュ)に確定
老論と少論の派閥に分かれ、政治的に混乱していた朝鮮時代を描いた作品だ。「王の涙-イ・サンの決断-」の意味は、龍の首に逆さに生えるとされる鱗、つまり“君主の怒り”を指す言葉で老論と少論の対決の中で王権を守っていかなければならない正祖(チョンジョ)の心境を隠喩的に表現した言葉だ。ヒョンビンが演じた役がまさにこの悲運の王、若い正祖だ。

Point

除隊後初めての作品であると同時に、デビュー以来初挑戦となる時代劇だ。「なぜ?」という質問に「挑戦」と言いながら選択した作品でもある。新しいイメージを披露することが俳優の役割だと言っていた彼の挑戦であるだけに楽しみにしている。「王の涙-イ・サンの決断-」で彼が演じる人物は、正祖だ。これまで多数のドラマと映画で描かれてきた正祖とはまた違うヒョンビンだけの強くてカリスマ性溢れる正祖を作り出す予定だ。さらにドラマ「チェオクの剣」「キング~Two Hearts」「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」などを演出したイ・ジェギュ監督のスクリーンデビュー作であることも注目すべき点だ。二人ともスクリーンデビューという共通点がある。この縁が毒になるか薬になるかは、蓋を開けてみないと分からないだろうが、イ・ジェギュ監督は個性的で優れたドラマを作ってきただけに、「王の涙-イ・サンの決断-」でも感覚的な映像と名台詞をヒョンビンと一緒に作り出すという抱負を示した。

記者 : チョ・ヨンギョン