「優しい男」ソン・ジュンギの魅力から抜け出すことは可能なんでしょうか

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写真=KBS 2TVドラマ「優しい男」スクリーンショット
KBS 2TVドラマ「優しい男」(脚本:イ・ギョンヒ、演出:キム・ジンウォン、イ・ナジョン)でカン・マルを演じている俳優ソン・ジュンギに誰もがハマっている。

27日に韓国で放送された「優しい男」の視聴率(AGBニールセン・メディアリサーチ全国基準)は、ソン・ジュンギ、ムン・チェウォン、パク・シヨンらの好演に支えられ16.0%を記録した。これは前回(14.0%)より約2%ポイント上昇した数値で、自己最高視聴率はもちろん、同じ時間帯に放送されたドラマの視聴率トップまで獲得した。

ソン・ジュンギは「優しい男」を通じてイメージチェンジを図っている。典型的な恋愛ドラマの主人公のようなルックスの持ち主である彼は、シックで冷たくて堂々とした魅力の、いわゆる“悪い男”としてお茶の間に戻ってきた。

これに先立ってKBS 2TVドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」では小悪魔な男ク・ヨンハを、SBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」では若いイド(世宗の本名)として重みのある演技を披露したソン・ジュンギは、「優しい男」では堂々とした主演として視聴者の心をときめかせている。

ソン・ジュンギは劇中のキャラクターに完全に溶け込み、“ソン・ジュンギブーム”を巻き起こしている。特に低い声、すぐにでも涙が落ちそうな瞳が主な武器である。これに繊細な感情と抜群の演技が加わってソン・ジュンギをさらに輝かせる。これこそがソン・ジュンギの圧倒的な魅力なのだ。

彼の演技変身は、いつも新しいものを追求する視聴者の欲求を満たしたという面でも意義深い。劇中でホワイトシャツを着てカクテルを作る魔性のバーテンダーの姿を見せてくれるソン・ジュンギは、大人の男性を一気に制圧する力まで持っている。これに日本語や英語まで完ぺきだ。

それだけではない。人の心を一気に和ませる笑顔に、陰になり日向になりムン・チェウンン(ソ・ウンギ)を配慮する態度まで。「優しい男」の中のカン・マルは常にクールな魅力を誇っていたソ・ウンギの心まで変える妙な魅力の持ち主である。ソ・ウンギが「私が今までしてきた恋は何だろう。それも恋だったのに」と呟くには、理由があるはずだ。

まだ6話しか放送されていない。ソン・ジュンギが見せるものはまだたくさん残っている。「キャスティングが立派だ」という視聴者意見のように、相手役のムン・チェウォンとの相性に対する好評まで続いている今。「優しい男」ソン・ジュンギの変身がさらに楽しみだ。

記者 : チェ・ミンジ