Vol.1 ― 真夏の暑さにも愉快な彼ら“我々はSUPER JUNIOR!”

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ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)で彼らに会った。笑って、おしゃべりして、イタズラをして……見ているだけでも周りを幸せにす愉快・爽快・痛快な撮影現場へ

―1年ぶりのSUPER JUNIORとしての活動だ。

ソンミン:その延長線上にいる感覚だ。海外でのコンサートを続けてきたが、韓国での活動は久しぶりなので、僕たちも、待ってくれたファンも期待が高いと思う。

イェソン:コンサートツアーを続けていたし、チームワークがとてもいいので、あまり問題はないと思う。除隊して久しぶりに合流したカンインも、時間の空白はあったものの、一緒にいた時間が長かったので、チームワークの面では問題ない。

キュヒョン:今回のアルバムは音楽的なクオリティが高いと思う。特に構成もよく、アルバム自体に、いつにも増して力を注いだ。

イトゥク:僕はアルバムをリリースするたび、いつもこれが“最後”だと考える。そうすると、切実さのようなものが湧いてきて、更に頑張れる気がするためだ。そうして、いつの間にか6枚目のアルバムまで来た。“6”という数字は僕たちにとって大きな意味がある。アイドルグループは5枚目のアルバムを超えることが難しいと言われているのに、それを超えたから。また新しい記録を作ることができそうで、これからが更に楽しみだ。

―6thアルバムのコンセプトは「美しい男」だ。予告イメージを見ると、普段お茶目なメンバーの姿とはギャップがあるが。

ソンミン:個人的にはあまりにも女性っぽく写っているので、正直気に入ってない。女性らしさを強調し過ぎたのではないかと思う。僕が気に入った写真は他にあった。予告イメージは女性らしいけれど、アルバムの中に入っている写真では美しい男が見られると思う。

―6thアルバムの準備過程はどうだったのか。SUPER JUNIORは群舞が有名なだけにパフォーマンスが楽しみだ。

ソンミン:MVを撮影した時、韓国語バージョンと日本語バージョンを同時に撮影したため、3日間徹夜した。2倍踊らなければならなかったのでとても疲れていたけど、ニューヨークの撮影現場に難病を患う海外のファンが訪れた。撮影現場を公開したのは初めてだったけど、僕たちを見て喜ぶファンの姿にむしろ僕たちの方が嬉しくなって、誰かの癒しになり、誰かを幸せにできるということに感謝するようになった。そのおかげで、疲れを忘れて、更に楽しく撮影が出来た。

キュヒョン:振り付けは、前回の「美人」の振り付けを担当した方が、今回も担当してくださった。4thのアルバムの時も、振り付けを合わせることが大変だったけど、今回もそうだった。しかし、それだけ高いクオリティが得られて、たぶんご覧になる方もスカッとして迫力のある気分を感じられると思う。

―イェソンは顔が細くなった。痩せつつあるような気がするが。

イェソン:顔がよくむくむので常に管理している。スタイルを変える必要がある時は、気を強く持って徹底して管理する。なので「美人」の時より今が軽い。メンバーで僕が一番細いと思う。

―SUPER JUNIORは今や最高の地位にあるグループだ。6thアルバムで達成したい目標があるとすれば?

キュヒョン:ゴールデンディスク大賞も何回か受賞したし、台湾で100数週間1位という記録を樹立したが、これからは賞にこだわりたくない。もちろん受賞すると幸せだけど、6枚もリリースできたことに感謝したい。正直SUPER JUNIORは海外に比べ国内で低評価されている部分があると思う。これからは色眼鏡をかけて見ないで欲しい。

イトゥク:新人の頃は「1位になりたい」「新人賞を受賞したい」「本賞を受賞したい」などの夢があったけど、今は賞にこだわらない。それよりはロングランするグループ、またはチームワークの良いグループになりたい。K-POP史上、これだけたくさんのメンバーで構成されたグループが1位をしたことが最初ではないだろうか。これからは賞よりは更に価値のあることを成し遂げたい。

―イトゥクは6thアルバムを最後に軍に入隊するのでは?

イトゥク:今は仕事を続けているので軍隊に行くことが負担ではあった。7年間、多大な声援を受けたと思うけど、最も活発に活動すべきこの時期に軍隊に行かなければならず、今まで受けてきた大きな声援を再びもらえられるのかと思うと、頭の中が複雑な思いになったことも事実だ。しかし、今は考えを整理し、むしろ早く行って来て新しい姿をお見せできるよう準備しなければならないと思い、楽になった。

―映画「I AM.」を撮りながら、昔の姿を久しぶりに見たと思うが、どうだったか?

ソンミン:正直、恥ずかしかった。なんで過去の姿を公開するのかとも思った。個人的にはその時は自信もあまりなく、スランプで大変な時期だった。そのシーンが捉えられた。トレーナーさんが「初めからやり直してみよう」「現在の僕の状態をチェックしてみよう」と言いながら撮影した部分があるが、それが収録された。正直焦ったが、今考えてみると、それもまた経験で思い出だと思う。そのようなスランプと厳しい時間があったからこそ、現在に感謝できる僕になったから。

ドンへ:覚えてもいない時間だったが、映像を見ながら、当時の気分を思い浮かべた。「その時は若かったな」とも思う。画面を見ると当時僕が13回くらい歌っていた。その当時はなぜ、そうやってに歌わなければならないのか分からなかった。しかし、そういう経験と過ちがあったからこそ、今の僕がいると思う。そして夢を持っていたその時が、厳しかったが幸せだったと思う。もちろん今でも幸せだけど。

イェソン:見てみると外見の変化が多かった。太ったり痩せたり。その時はいつも一人だったし、寂しく練習していたと思う。けれど、本当に一生懸命に練習した。だからいつもトレーナーさんに褒められた。平日も学校が終われば毎日往復5時間をソウルまで行き来した。そうしているといつの間にか僕は“人間キム・ジョンウン”ではなく、“SUPER JUNIORのイェソン”になっていた。映画を観ながらSUPER JUNIORになる前の僕、キム・ジョンウンを見ることが出来た。

キュヒョン:色々な面で相当変わったと思う。当時と比べて今の僕は、人に会う時も大分気持ちが楽になったし、外見も、内面的にも相当変わった。しかし、デビュー初期でも今でも、変わりのないのは心だ。夢に向かって努力する心、そして何かを成し遂げるために最善を尽くす心。それは変わってないと思う。

―8月に、久しぶりの「SMTOWN」韓国公演を控えているが。

ドンへ:個人的に準備する時間がなくて、ウニョクと「Oppa, Oppa」をすると思う。全世界の人たちが一緒に歌えるよう、元々あったコーラスを消して「Oppa」という単語を入れた。この曲は元々コンサートでだけ披露する計画だったが、アルバムに入れることになって、事が大きくなってしまった。アルバムを出して2週程だけ放送するつもりだったが、期待以上の反応に日本でもアルバムを出すことになった。今ではドンへとウニョクでユニットを作ろうとの話まで出ている。

キュヒョン:東方神起のチャンミンと仲が良いし、プライベートでも頻繁に会っているので、一緒にステージに立つことになった。SHINeeのミンホとも一緒にしたいけど、今ドラマの撮影中なので、一緒に出来るかはまだ分からない。

記者 : @star1