キム・セロン&イ・チョニ主演「Barbie」伊ジフォーニ映画祭でGryphon Award授賞

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「Barbie」の海外プロモーションポスター、写真提供=(株)ミロビジョン
子役のキム・セロンと俳優イ・チョニが出演するイ・サンウ監督の映画「Barbie」が、第42回イタリア・ジフォーニ映画祭の韓国部門で韓国映画初となる映画賞(Gryphon Award賞)を受賞した。

14日から24日までイタリア南部都市のジフォーニで開催されたジフォーニフェスティバルは、子供や青少年を中心とした映画が上映される世界最大規模の青少年映画際だ。毎年10万人以上の観客が訪れ、今年もニコラス・ケイジ、ジェシカ・アルバ、ジャン・レノら、ハリウッドを代表する有名俳優がゲストとして参加し、映画際を輝かせた。ジフォーニ映画祭は、等級別にセクションが分かれており、各部門の等級に合わせてキッズ、青少年、先生からなる審査委員団の審査を経て傑作映画に特別賞と作品賞が贈られる。

イ・サンウ監督の新作映画「Barbie」は、アメリカに住む里親の家に養女としてもらわれることになった姉と、姉の代わりに養女になることを望むわがままな妹、そして養父が抱える養子にまつわる秘密を描いた映画で、臓器移植のために養子縁組を悪用した衝撃の実話を基にした作品だ。R指定(Generator +18)部門で上映され、全席完売、スタンディングオベーションなど、大反響を受けた。

悲しく衝撃的なドラマがエンディングに近づくと、客席では涙を流す姿も見られたという。「Barbie」の受賞が一層注目される理由は、これまで何度も韓国の長編映画及び短編アニメーションがジフォーニ映画祭に招待されたことはあるが、韓国映画として初めて最優秀作品に授与されるGryphon Award賞を受賞したからである。

また、映画「Barbie」は、ArirangTVで制作を支援した映画「映画、韓国に出会う」の3rdプロジェクトとしてショッキングなテーマと表現方法でマニアを獲得した映画「ママは娼婦」のイ・サンウ監督の初めての商業映画で、第16回釜山(プサン)国際映画祭ビジョン部門に招待された話題作として注目され始め、人気子役のキム・セロン&キム・アロン姉妹の共演とイ・チョニのイメージチェンジが際立つ作品。今年下半期に韓国で上映される予定だ。

記者 : ペ・ソニョン