パク・ジニョン vs RAIN…主演映画で先輩後輩対決

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パク・ジニョン主演「ミリオネア・オン・ザ・ラン」、RAIN主演の「リターン・トゥ・ベース」が公開予定

以前同じ会社で苦楽をともにした先輩と後輩の関係の歌手が、映画界で再会した。パク・ジニョンとRAIN(ピ)がその主人公である。2人の歌手がそれぞれ、映画「ミリオネア・オン・ザ・ラン」と「リターン・トゥ・ベース」で対決することになった。

知っての通り、RAINは、パク・ジニョンの育てたスターだと言っても過言ではない。1998年にデビューするまでパク・ジニョンのバックダンサーだったRAINは、JYPの練習生としての時期を経て、堂々とスターに飛躍した。公式インタビューでも、パク・ジニョンはRAINのことを言及したりするなど、大きな愛情を見せている。

だが、演技の経歴からいうと、RAINがパク・ジニョンより先輩ということになる。パク・ジニョンが2011年KBSドラマ「ドリームハイ」から演技を披露し始めたことに対して、RAINはすでに2002年、青春シットコム「オレンジ」はもちろん、ドラマ「サンドゥ、学校へ行こう!」「フルハウス」「このろくでなしの愛」などに出演し、俳優としての地位を築いてきた。

また、RAINは映画「サイボーグでも大丈夫」(2006年)、「ニンジャ・アサシン」(2009年)などにも出演した経験がある。経歴だけが派手なわけではない。RAINは2004年、百想芸術大賞テレビ部門の人気賞を始め、KBS演技大賞の優秀演技賞、人気賞を受賞し、2007年には百想芸術大賞の映画部門で新人賞を受賞した。まさに、演技力でも認められたといえる。


2人の“転職歌手”の出演作、何が特徴か?

2つの映画の公開スケジュールをみると、演技経歴では後輩となるパク・ジニョンが先に作品を公開する。映画「ミリオネア・オン・ザ・ラン」は韓国で7月19日に公開される。この映画は一種の追撃コミックドラマで、ロビー活動の資金500万ドルを横取りしようとした上司から殺されそうになった社員が復讐に乗り出すというストーリーだ。

パク・ジニョンはこの映画で、ロビー活動を担当したサラリーマンのチェ・ヨンインを演じた。チョ・ソンハ、オ・ジョンセ、ミン・ヒョリン、チョ・ヒボンなど、映画界の代表的な個性派俳優と共演することになったパク・ジニョンは、“転職歌手”というタイトルで広報に夢中だ。ドラマで少しだけ披露したことのあるパク・ジニョンのコミカルな演技が、映画ではどのように披露されるのか注目されている。

RAINが主演を務める映画「リターン・トゥ・ベース」は、戦闘機をテーマにしたアクション映画だ。F15Kを中心に、華やかな高空飛行とともにRAINの見事なアクション演技を堪能できる作品。もともとこの映画は「レッドマフラー」という仮題の企画から始まり、「飛上~太陽の近く」に変わった後、今のタイトルに最終決定された。

RAINはこの作品で、天性の才能を持つ飛行士だが、好奇心やお茶目な面が多く様々な出来事を起こすパイロットのテフン役を演じた。RAINを始め、俳優のユ・ジュンサン、キム・ソンス、チョン・ソグォン、シン・セギョン、イ・ジョンソクが出演し、各自が個性溢れるキャラクターで力を合わせた。「リターン・トゥ・ベース」は韓国で8月に公開される予定だ。

パク・ジニョンとRAINが出演する2つの映画は、いずれもCJエンターテインメントが投資したため、対決の構図よりは一種のダブルウィン戦略がありそうだ。だが、俳優個人の面からは比較される部分が大きい。

先輩歌手のパク・ジニョンか、現在軍服務中の後輩歌手RAINか。今夏の劇場は、2人の歌手出身俳優の演技で、新たな面白味がありそうだ。

記者 : イ・ソンピル