INFINITE、アンコールコンサート各ステージのカラーは?

OSEN |

グループINFINITEが、これまでの“カル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧に合わせ、刃物のようにキレのあるダンス)”を集大成した最高のパフォーマンスを披露し、熱狂のコンサートを創り上げた。

INFINITEは、1日ソウルオリンピック公園体操競技場で2012 INFINITEアンコールコンサート「Second Invasion-Evolution」を開き、多くのファンを歓呼させた。

INFINITEは、今回の公演の前に、予告映像を公開し、多くの関心を集めた。予告映像の中でカリスマ溢れる眼差しでファンの心を魅了させたINFINITEは、今回の2回の公演も10分で全席完売させ、その人気を実感させた。また、INFINITEのアンコールコンサート中の5曲のライブステージがYouTubeを通じて世界に生中継される予定だったので、さらに多くの視線が集中された。

派手なパフォーマンスとキレのある群舞を含めた多彩なステージで、3時間あまり行われた今回のコンサートは、長くない経歴にも関わらず大きく愛されているINFINITEの人気が理解できる時間だった。

公演開始前、INFINITEはこれまでのヒット曲のMV(ミュージックビデオ)を集め、早くから待っていたファンへ披露し、本公演を前に雰囲気を盛り上げた。

INFINITEは、カリスマを誇る強烈なイントロ映像でコンサートの幕を開けた。INFINITEは、一瞬も退屈にさせないきらびやかな照明と一緒に登場を告げた。あちこちから吹き出す炎に、それを上回る華やかなファンたちのペンライトの波で、コンサートは熱狂の渦の中始まった。

本格的なステージは、INFINITEのヒット曲と自負できる「Come Back Again」で始まった。INFINITEは、誰かに糸で操られているような一糸乱れぬカル群舞を披露した。歌詞で「Come Back Again」を叫ぶINFINITEの眼差しに、ファンは吸い込まれた。初ステージの後、「1ヶ月半ぶりにここでアンコールコンサートを開くことになった。本当に待ちに待った公演なだけに、感慨深い」と話し、「たくさん準備したので、公演を楽しんでほしい」と付け加え、公演開催の感想を述べた。

続いてINFINITEが曲「Hysterie」を歌い始めると、ファンたちは一緒に歌いながらペンライトを振った。一糸乱れず同時に動線を合わせた振付の動き一つ一つが、これまでINFINITEが公演に向けて流した汗を証明した。

興奮が収まらないうちにステージが暗くなったかと思うと、照明の雰囲気が一転した。次の曲「Shot」が始まったのだ。赤い照明に染まったINFINITEは。ステージ中央に歩き出て、ファンとさらに近くで呼吸した。彼らの動きに、ファンたちの歓呼は大きくなるばかりだった。歌い終わった後も、続くファンの歓呼にINFINITEは、「続いて僕たちも走ってみましょうか」と言い、公演に拍車をかけた。

INFINITEアンコールコンサートでは、続いて曲「Tic Toc」「翼」が歌われた。暗い紫のステージで、メンバーたちはキレと温和を一緒に味わえる群舞を披露した。特に、ホワイトのスーツ姿の彼らは、ステージで優雅な動きで7羽の白鳥を連想させた。INFINITEの額に浮かぶ汗が、公演会場の左右にある大きなモニターに映され、公演会場の一番後ろのファンにまでその熱気をそのまま伝えた。

これまでの“INFINITE活動の要約”とも言えるライブステージが終わってから、メンバーのコメントが続いた。「前半の方はパワフルな歌にしてみた。歌は、タイトル曲以外にもいい曲が多いので、アルバムを購入してほしい。この雰囲気をこのまま持って行こう」と余裕ある姿を見せた。また、「次の曲たちは、感性豊かなものにしてみよう」と言い、続くステージを予告した。特に、メンバーたちは息切れしながらコメントして、パワフルなステージを実感させた。コメント中には、午後5時に始まったコンサートにも関わらず、「今はランチ時間~」と言い、みんなを笑わせたりもした。

予告通り、INFINITEはそれからパワフルな群舞は控え、並んで立ち、感性豊かな声で「Fixed Star」「Voice Of My Heart」を熱唱した。ステージには、カリスマ性を発揮していたINFINITEは消え、切なく一人の女性を忘れようと辛さに耐えている7人の男だけが立っていた。激しく動いていたファンたちのペンライトは、ゆっくり左右に揺れ、荒い波から静かなウェーブになった。

感性的なバラードステージ以降、メンバーがセルフカメラで撮影した映像が出て、INFINITEは制服を着た高校生になりすまし、メンバー間の歌バトルを繰り広げた。間もなく、初のソロステージが始まった。最初に登場したドンウは、「Because」の前奏と共にステージの真ん中からサプライズ登場した。男らしい外見とは違い、綺麗な高音で歌い観客と近くで呼吸した。

続いて登場したホヤは、全身でリズム感のあるビートを表現し、ステージを圧倒した。セクシーな振付に観客の口からは自然に歓呼が漏れた。続いて爽やかな春を背景に、Lが登場した。Lはブーケを持って「恋愛時代」を熱唱した。ブーケをステージ近くのスタンディング席のファンに渡すと、公演会場はまたも歓声でいっぱいになった。

特にLは、キュートな振付の後、愛らしい表情で「言いたいことがあります。これは絶対言わなけれななりません。僕たち、恋愛しましょうか」と低めにささやき、一瞬公演会場をファンの叫び声で爆発させた。

続いて「BTD」で、イントロ映像と共にステージの華やかなグリーンの光線が目を魅惑させた。INFINITEは、小さなライトがいっぱい付いた衣装に着替え、彼らの動きを目立たせた。INFINITEは続くステージにも疲れた気配も見せず、一貫してパワフルな振り付けを披露した。赤く染まったステージで、ライトの付いた衣装は、星座が動くかのような錯覚を起こした。しかし、INFINITEのパワフルな群舞の中でも安定したボイスは、ライト付きの特殊衣装より明るく輝いた。

そしてINFINITEは、大ヒットした曲「Paradise」を歌った。ライト付きの衣装を脱ぎ捨て、ブラックのノースリーブの衣装姿で登場し、ファンたちの目を楽しませた。曲の歌詞に合わせてファンたちは、続いて応援の掛け声を連呼し、心を一つにした。INFINITEは美少年のような外見からは予想できないよく鍛えられた筋肉をアピールしながら群舞を披露し、コンサートの雰囲気はピークに達した。

熱いステージの後、コメントの時間にメンバーのLは、前のソロステージで大きな反応を受けた「僕たち、恋愛しましょうか」という台詞をもう一度低めにささやき、ファンたちに改めてファンサービスをした。

しばらく間を置くように見えたステージは、ソンギュの登場でまた明るくなった。ソンギュは、ステージ中央で自らピアノを弾きながら、甘い曲「Tears」を歌った。今にも泣き出しそうな声に、ファンたちは息も潜めて彼の姿を見守った。首の血管まで浮かばせて熱唱する彼の姿に、ファンのペンライトのウェーブも止まらなかった。続いてホヤは、これまでの姿とは打って変わって、ブラックの衣装を着て大胆なダンスを披露した。激しいダンスにマイクが取れたりもした。特に、ブラックのノースリーブの衣装をめくり上げ、鍛えた腹筋を自慢し、女心を揺らした。その揺らしもつかの間、ホヤはついにトップスを脱ぎ捨て、ファンたちをメロメロにした。

ソンジョンは、パク・ジユンの「成人式」を披露した。腹部の開いた黒いワンピース姿で、柔軟な腰の動きにコンサートはまたも熱狂した。ソンジョンは、女性よりセクシーな眼差しとプロポーションをアピールし、ファンたちを魅了させた。ウヒョンは、「SECHSKIES」の「Couple」を元気いっぱいのパーカー姿でキュートに歌った。特に、リフトに乗ってステージの上に上がり、ファンの姿をカメラで撮影しながら楽しむシーンもあった。

INFINITEは続いて、「I don't know」「Can U Smile」「1/3」でINFINITEならではの新しい姿を披露した。また、「Real story」「Cover girl」「Nothing's over」「She's back」などで印象深いステージを作り、耳目を引いた。

最後にINFINITEは、自分たちのカラーをよく表す曲「Entrust」「Be Mine」「Julia」「Lately」などのヒット曲を歌い、ファンとの時間を締めくくった。特にINFINITEメンバーたちは、大詰めのコメントをしながら、コンサート場を埋め尽くしたペンライトをしばらく見つめたかと思うと、目頭を濡らした。「愛してる」を叫びながら励ますファンたちと、そんなファンの姿に感動を受けるアーティストの姿は、他のどのコンサートよりも胸に響くものがあった。

INFINITEに涙まで流させた偉大なファンたちは、公演中ずっと歌詞を覚えて一緒に歌うのはもちろん、歌詞の合間の応援の掛け声も欠かさず、INFINITEに大きな愛を確かに伝えた。

特に、あちこちで目につく海外のファンは、歌の歌詞が韓国語にも関わらず一生懸命歌い、コンサートを楽しんだ。海外のファンは、コンサート中の映像と、途中のメンバーのコメントは正確に理解できなくても、INFINITEの表情一つ一つに盛り上がり、現場にいるだけでも嬉しがる様子だった。

INFINITEの今回のアンコールコンサートは、ファンの声援に支えられ、1ヶ月ぶりに開催された。また、5月にはカムバックも控えており、期待を集めている。

記者 : キム・ギョンミン