ボーイズバンド全盛期…ガールズバンドがいないのはなぜ?

OSEN |

FTISLAND、CNBLUEに続き、Busker Buskerも音楽チャートで猛威をふるい、ボーイズバンド全盛期を告げている。彼らは大衆的な歌と熱狂的なファン層を獲得し、発表する曲ごとに音楽チャート上位を記録し、アイドルグループとロックバンドの壁を崩している。

しかし、FTISLANDとCNBLUEが人気を得始めて数年が経っているが、ガールズバンドはまだ成功例がなく、その背景に関心が集まっている。東方神起、SUPER JUNIORに続いて、Wonder Girlsや少女時代が登場し、ボーイズグループからガールズグループへと、性別の切替えに成功したアイドルグループ市場とは様相が異なる。

紫雨林のキム・ユナ、CherryFilterのチョ・ユジン、Rumble Fishのチェ・ジニのように幅広い支持を得た女性バンドボーカルも、次世代の人物が現れていない状況。これまで多くの芸能プロダクションで10代の少女を前面に出して「韓国のアヴリル・ラヴィーン」を謳ったり、ガールズバンドを企画したりしたが、成功したケースはほとんどない。

これは、世界的にロックが低迷している中、韓国のボーイズグループはその打開策としてアイドルとの接点を見出したが、ガールズバンドはそれが定着できなかったためではないかと見られる。

最近、ガールズバンドを企画しながらも、結局諦めたある制作者は、「韓国内外で成功したガールズバンドがいないため、それらをロールモデルとした練習生を探すことも難しい。アイドル型のボーイズバンドは、以前から韓国化されてきたロック音楽に加え、メンバーの魅力で強力なファン層を形成してきたが、ガールズバンドの場合はどんなイメージでファンにアピールすべきか研究できるような前例もなく、企画が難しかった」と言う。

音楽評論家のカン・テギュは、「ロックは男性的なジャンルなので、女性バンドが音楽的な成果を出したケースは世界的にも稀である。さらに、韓国ではロックがテレビでは注目されにくく、男女混声バンドの場合も、CherryFilterの「ロマン猫」以来、ヒット曲が出にくい状況だった。こういった時期にはプロダクションとしても、新しいモデルのバンドを企画することは大きな冒険であるはず」と評価した。

記者 : イ・ヘリン