「美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート」RocK.will never die ― 見る?見ない?

10asia |


主な出演者

イ・ミンギ(チュ・ビョンヒ役)、ソンジュン(クォン・ジヒョク役)、エル(イ・ヒョンス役)、ヒョンジェ(チャン・ドイル役)、ユ・ミンギュ(キム・ハジン役)、キム・ミンソク(ソ・ギョンジョン役)、チョン・ウィチョル(ユ・スンフン役)、チョ・ボア(イム・スア役)

ストーリー

ケチ洞にあるダルドンネ(山の中に無秩序に作られた、貧しい人たちが住む町)の最高のバンド“眼球浄化”(目が洗われるほどのイケメンたちという意味)は、花より美しいイケメンが集まり、多くのファンを持つ彼らはアイドル並みの人気を誇る。しかし、彼らはよく喧嘩をする問題児でもある。
そんな中、学区の再編により、強力な財政力を持つエリート校“チョンサン高校”に彼らが転校することになる。そこで、スンフンがリーダーを務めている校内バンド“ストロベリーフィールズ”と対立する。
一方、裕福に暮らしてきたスアは、いきなり屋根部屋に住むことになり、家長にまでなってしまうという状況に落ちる。そして、偶然“眼球浄化”のメンバーと出会う。

プレビュー

青春時代の若さと情熱はなかなかおさまるものではない。うまくできなくても好きという気持ちだけで十分だし、やろうと思えば思うほど燃え上がる。ケーブルチャンネルのtvNで放送される「美男バンド~キミに届けるピュアビート」(脚本:ソ・ユニ、演出:イ・グォン)は、ロックスピリッツを抱いた若者たちのストーリーだ。親がナイトクラブのステージに立つ芸能人であるヒョンス、一粒の豆でも6人の姉たちと分け合って食べなくてならないほど貧しい家庭で育つハジンなど、作品の中のキャラクターたちが置かれた状況は決して暮らしやすい環境ではないが、彼らは何があってもロックへの愛情だけは捨てない。
イ・グォン監督は1月25日に開かれた制作発表会で「韓国社会では様々な制約があるため、やりたいことをやり続けること自体が難しい。そのため、夢を実現することが社会への抵抗と同じだと思う」と自分の考えを明かした。またソンジュンは「キャラクターが持つ感情を表現することが重要だと思う。テクニック面でなく、ロックに関する僕の解釈をキャラクターの中に盛り込むことに演技の焦点を置いている」と話した。

すなわち、「美男バンド~キミに届けるピュアビート」はキャラクターたちの成長を通して、ロックスピリッツで代弁する“反骨精神”をメインテーマとする作品である。

見る?見ない?

見る?
「美男バンド~キミに届けるピュアビート」はビジュアル的な要素が重視される作品だ。“イケメン”俳優たちで構成された出演陣もそうだが、最も重要なのは青春の熱さにふさわしい演出やカメラの撮り方だ。ソンジュンは「これまでのドラマでは使ったことのない撮り方をしているので、つまらないと感じる暇がなく、様々なステージ装置を見ることができるはず」と話した。これについてイ・グォン監督は「“眼球浄化”のメンバーが持つ荒々しい面を手持ちカメラで撮影し、ドキュメンタリー的な雰囲気を出して描こうとしている」と語った。照明においても不自然なものは最大限に減らし、ビリヤード場の蛍光灯や夜の街路灯などで現場の感じをそのまま伝える予定だ。これは“眼球浄化”が持つ自然な雰囲気を効果的に表現できる方法でもある。

見ない?
出演者のほとんどが楽器を専門的に演奏したことがないという点が心配される。実際、演奏が上手にできる俳優は“眼球浄化”のドラマーであるチャン・ドイル役を演じるヒョンジェだけだ。しかし「どれほどうまく真似できるかより、キャラクター毎にどんな思いを抱いて音楽をやるかを表現することが重要だ」というイ・グォン監督の言葉通り、俳優たちはそれぞれの方法でそれぞれのキャラクターを演じている。ドラマの中でクラシックピアノを演奏するチョン・ウィチョルは「演奏する時、視線をどこに置くかとか、僕のように背の高い人は腰をどんな風に曲げるかなどを研究した」と話した。一方、ギタリスト役を務めるソンジュンは「『僕は天才的なギタリストになるんだ』と考えて練習しているわけではないが、努力しているので不自然には見えないはず」と自信を見せた。
彼らが集まって作り出したロックバンド“眼球浄化”は、一体どんな姿を見せてくれるだろうか。1月30日(月)夜11時からtvNで確認できる。

記者 : ファン・ヒョジン、翻訳 : ナ・ウンジョン