“飲酒当て逃げ容疑”キム・ホジュン、コンサート強行の理由は収益?事務所の厳しい財政状況のためか

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写真=Newsen DB
歌手のキム・ホジュンが飲酒当て逃げ疑惑で取り調べを受けている中、コンサートを強行した理由が所属事務所の財政状態のためだという分析が出た。

28日、金融監督院の電子公示システムによると、キム・ホジュンの所属事務所であるTHINKエンターテインメントは昨年、前受金が約125億ウォン(約13億8,775万円)に達した。この前受金は公演などで稼ぐ収益の一部をあらかじめ受け取ったものと推定される。公演日程がキャンセルされれば、借金になる金額だ。

また、THINKエンターテインメントの現金は、2022年末の94億ウォン(約10億4,435万円)から1年で16億ウォン(約1億8,235万円)に減少した。どこかに貸した金額が30億ウォン(約3億4,133万円)、一つの会社に投資した金額が60億ウォン(約6億9,032万円)にもなる。

これに対し、一部ではキム・ホジュンの公演が中止になれば、所属事務所がこれを払い戻す能力がないためコンサートを強行したのではないかという推測が出た。

これと関連し、税理士のパク・ジェヨン氏は、JTBCに「キム・ホジュンさんが続けてコンサートを行って収益が出ると予想して、2023年にお金をそれだけたくさん使ったのだと思う。100億ウォン(約11億円)の前受金、すなわち払い戻すべきお金を払い戻すほどの能力があるのか。かなり難しいと思う」と語った。

キム・ホジュンは飲酒当て逃げ疑惑で立件された18~19日、慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)市で「トバロッティクラシックアリーナツアー2024」を予定通り行った。それから飲酒運転の事実を認めた後、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を翌日に控えた23日には「World Union Orchestra Super Classic:キム・ホジュン&プリマドンナ」に出演。彼は24日の公演にも出演する予定だったが、裁判所が令状実質審査延期の要請を受け入れず、ステージに上がることができなかった。

彼は今月9日午後11時40分頃、ソウル江南(カンナム)区の道路で対向車線を走っていたタクシーに衝突した後、そのまま現場を離れた疑いが持たれている。

THINKエンターテインメントは27日、職員全員が退社し、代表取締役を変更することに決めたと発表した。同事務所は「今後、マネジメント事業を続けるかどうかについて検討している」とし「所属アーティストの意見を最優先にして協議の上、いかなる条件もなしに専属契約を終了するつもりだ」と伝えた。

記者 : ハ・ジウォン