HYBE、ADOR ミン・ヒジン代表に職務停止および辞任を要求

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写真=ADOR
HYBEがNewJeansのプロデューサーであるミン・ヒジンに辞任を要求した。

22日、関係者によるとHYBEはこの日、NewJeansが所属するHYBE傘下レーベルのADORにミン・ヒジン代表の職務停止および辞任要求を伝えた。また、ADORの理事たちを相手に株主総会の招集を要求したことも確認された。

この理事たちは、ミン・ヒジン代表がSMエンターテインメント在職時代から親しくしていた側近だという。これにより、ADOR経営陣が株主総会の招集要求に応じるかは未知数だ。HYBEはADORがこれを拒否した場合、法的措置に踏み切る見通しだ。

この日、Newsenの取材によると、HYBEはADORのミン・ヒジン代表、経営陣のA氏に対する監査も始めた。HYBEの監査チームは、2人が投資誘致目的で社外機密である契約書などを流出させるなど、違法な試みがあったとみて、ADOR経営陣の業務領域から電算資産の回収、対面陳述の確保などの業務を行ったという。

最近、業界内ではミン・ヒジン代表が所属グループのNewJeansと共に独立を準備しているという噂が流れた。同時に経営権の奪取説も浮上した。

ADORは2002年にSMエンターテインメントに入社し、少女時代、SHINee、f(x)などのアルバム制作に参加したミン・ヒジンが、2021年に設立したHYBE傘下レーベルだ。ADORは2023年の売上高1,103億ウォン(約123億9100万円)、営業利益335億ウォン(約37億6310万円)を記録した。

ADORの株式はHYBEが80%、残りの20%はミン・ヒジン代表を含むADOR経営陣が保有している。4月8日、金融監督院の電子公示システムに公示されたADORの2023年監査報告書によると、ミン・ヒジンは昨年のコールオプション(株式を決められた価格で買える権利、優先買付権)を行使し、ADORの株式18%(57万3160株)を購入。これにより、ADORの最大株主であるHYBEに次いで、2大株主となった。残りの2%はADORの別の経営陣が保有している。

株主総会の招集、監査のニュースが伝わり、HYBEの株価は急落した。韓国取引所によると、22日の終値は前日比7.81%(1万8,000ウォン、約2000円)下落した21万2,500ウォン(約2万4000円)だ。

HYBEとADORの大々的な葛藤により、所属グループNewJeansのカムバックにも赤信号が灯るのか、視線が集まっている。NewJeansは5月24日と6月21日、それぞれ韓国と日本でダブルシングルをリリースし、6月26日と27日には東京ドームでファンミーティングを行う予定だ。また、下半期にはニューアルバムのリリースや、2025年にはワールドツアーも控えている。

記者 : ファン・ヘジン