異例の人気!韓国のバーチャルアイドルPLAVE、目標は海外進出「HYBEとYG PLUSから投資」

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写真=VLAST
22日午後、韓国のバーチャルアイドルPLAVEを制作したVLASTのイ・ソング代表が、ソウル麻浦(マポ)区アマンティホテルにて記者懇談会を開いた。

昨年デビューしたPLAVEは、「Play」と「Rêve(夢)」を組み合わせたグループ名で、自分たちの夢を叶えるため新しい世界を作っていくという意味が込められている。作詞、作曲、プロデュース、パフォーマンス創作など、アルバム制作と音楽活動に必要なすべての要素を、メンバーたちが手掛ける自主制作アイドルでもある。

デビュー1年で目覚ましい成果を上げた彼らは先月、MBC M「SHOW CHAMPION」で、バーチャルグループとして史上初めて韓国の音楽番組1位を獲得した。続いて、MBC「ショー 音楽中心」でも、LE SSERAFIMとBIBIを抑えて堂々と1位を記録した。

各SNSでの活発なコミュニケーションで、登録者数も計170万人(YouTube65.8万人、instagram29.4万人、X22万人、TikTok59万人、facebook3.4万人)を上回る。これは、アルバムの売上ともつながっている。1stシングル「ASTERUM」の初動売上は、7万5,000枚を記録したが、同年8月に発売した1stミニアルバム「ASTERUM:The Shape of Things to Come」は約20万枚、2ndミニアルバム「ASTERUM:134-1」は約57万枚を記録した。

この日、イ・ソング代表は成功の要因として「ヒューマニズム」に言及した。「一昨年、バーチャルアイドルを開発する頃から、別の会社でも同じ挑戦をしていた。そのたびにバーチャルアイドルがヒューマニストをなくす部分について、議論が続いた。しかし、『僕たちはそうなるだろうか』『あるIPが愛されるとしたら、人間の魅力で愛されないと』と考えた」とし、このようなヒューマニズムがファンの心を動かして、予想以上の成功を収めたと分析した。

PLAVEの成功により、彼らの後を継ぐグループ制作にも関心が集まっているが、これについては線を引いた。イ・ソング代表は「悩んでいるが、後を継ぐグループの制作に突入したわけではない。PLAVEのファンダム(特定ファンの集まり)を拡張することに集中する計画だ」と説明した。

また、イ・ソング代表は一部のファンの迷惑行為に対して「一部のファンがアーティストの家に訪問したり、事務所からついてくるなど、(普通のアイドルと)同じトラブルが起きている。アーティストの家に訪問する行動は控えていただきたい」と呼びかけた。

PLAVEは海外進出を目標とし、今年から準備している。海外のエージェントと会議を行っており、海外の技術的な側面も検討しているという。HYBEとYG PLUSから投資を受けた状況で、海外進出において大きな動力を得た。これについて彼は「HYBEが買収するというデマも広がったが、事実ではない。少数の持ち分を投資していただいた」とし「中堅企業から投資を受けることで、海外進出も加速化することができそうだ」と期待を示した。

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記者 : キム・ドヒョン