チョン・リョウォン、新ドラマ「卒業」スチールカットを初公開…熱心な塾講師に変身

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写真=tvN「卒業」
チョン・リョウォンが、熱心な塾講師の姿を披露した。

韓国で5月11日から放送スタートするtvN新土日ドラマ「卒業」は17日、カリスマ塾講師ソ・ヘジンを演じるチョン・リョウォンのスチールカットを初公開した。

「卒業」は学習塾のベテラン講師ソ・ヘジン(チョン・リョウォン)と、新人講師として同じ学習塾に赴任した彼女の元教え子イ・ジュノ(ウィ・ハジュン)による密かで甘いミッドナイトロマンスを描く。韓国で学習塾の密集地として知られる大峙(テチ)洞の明かりが消えるとともに繰り広げられる講師たちのさまざまなストーリーは、多くの視聴者を魅了する予定だ。

同作は、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「ある春の夜に」「密会」といった人気ドラマを手掛けたアン・パンソク監督の新作だ。ロマンスドラマを次々とブレイクさせた彼が届ける新感覚の“師弟ロマンス”は、早くも視聴者の期待を誘う。

今回公開されたスチールカットでは、教え子に真摯に寄り添うソ・ヘジンの姿に触れることができる。家計の苦しさからやむを得ず講師という職業を選択した彼女だが、生まれながらの根性と勝負師気質に助けられ、いつしか勤続14年目の看板講師として知られるまでになった。

学習塾街という競争率の激しい大峙洞で、彼女は実力と人柄を兼ね備えた講師として熱い支持を得ている。学生を眺めるまっすぐな眼差しからは、これまで培ってきたスキルと教え子に対する愛情が伺える。また、黒板の前に立つ姿は彼女の熱意を実感させた。

数多くの教え子の中でも、彼女にとって最も特別だったのがイ・ジュノだ。

ソ・ヘジンは周囲から「頭が悪い」と匙を投げられた彼を熱心に指導し、名門大学に入学させた。この功績は“大峙の奇跡”と称賛され、彼女の携帯電話にはイ・ジュノの電話番号が「私の誇り」という名で登録されている。

しかし、そんなイ・ジュノは大手企業を退職してソ・ヘジンの勤務先に新人講師として舞い戻る。10年ぶりに学習塾で再会したことをきっかけに、ソ・ヘジンの人生は予期せぬものとなってゆく。

韓国で“初恋の代名詞”として知られるチョン・リョウォンは、持ち前の繊細な演技力を駆使して視聴者を引き込む予定だ。突然訪れた恋に対する戸惑いと、避けては通れないときめきといった複雑な感情を細やかに表現する。

彼女は今回のキャスティングについて「以前から気になっていて『一緒に仕事をしてみたい』と考えていたアン・パンソク監督が手掛ける学習塾街を舞台にしたストーリーと伺って、台本も確認しないまま出演を決めました」と明らかにした。

さらに、「台本を見て、自信も湧きました。回を重ねるにつれて面白さと期待が大きくなりました。脚本家さんに『私は運がいい人間のようだ』とわざわざ連絡したほどです」と付け加え、「卒業」に対する愛情をあらわにした。

監督とのエピソードについては「アン監督は、シンプルな部分と細やかなディテールが共存する演出を心掛けている人だと思いました。役者たちの感情表現や動線、セリフに細かい指摘はしないけれど、すべての要素を繊細にコントロールしていると感じました。不思議な経験だったし、たくさんのことを感じて勉強になる作品でした」と語っている。

また、チョン・リョウォンはソ・ヘジンのキャラクター分析にも熱心だった。

彼女は「スター講師のソ・ヘジンは普通の人です。夢があったけれど、結局その夢を諦めて妥協した日々を送るキャラクターです」と切り出し、「合理的でしっかりした部分があって、そのような性格が彼女をスター講師にしたのではないかと思います」と説明した。

新感覚の師弟ロマンスで視聴者のときめきを誘う「卒業」は、韓国で5月11日午後9時20分から放送スタート。

記者 : キム・ジウ