【REPORT】SHINee キーからTWSまで、日韓を代表するアーティスト10組が集結!豪華コラボに熱狂

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(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
テレビ朝日が開局65周年を記念したイベント「The Performance(ザ・パフォーマンス)」を4月12日(金)~14日(日)の3日間、Kアリーナ横浜で開催した。

12日、13日はMrs. GREEN APPLE、NiziUの対バン、14日はEVNNEからSHINeeのキー、THE JET BOY BANGERZ、Da-iCE、TWS、FANTASTICS、THE BOYZ、RIIZEまで計8組の日韓の豪華アーティストが出演した。


◆4月12日(金)・13日(土)

12日(金)、13日(土)は、人気ガールズグループと国民的バンドによる異色のツーマンライブが行われた。それぞれのグッズを身につけたファンが集い、場内は独特のムードに包まれている。
 

NiziU

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
NiziUのオープニングムービーが流れると、観客は期待感に胸を膨らませ、大きな声でメンバーの名前を叫んだ。ブラックを基調とした衣装でそろえたNiziUは、昨年行ったツアー「NiziU Live with U 2023 “ココ!夏 Fes.”」ぶりに、ギター、ベース、キーボード、ドラムからなる“NiziUバンド”を連れて登場した。

まず披露されたのは“縄跳びダンス”で彼女たちの存在を世に知らしめた「Make you happy」だ。色とりどりのペンライトが輝く中、軽快なギターの音色に乗せてメンバーが躍動する。続く「Take a picture」では、サビで観客が「1!」「2!」と、声をそろえて歌詞の数字をカウントした。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
末っ子のニナはバンドと共にパフォーマンスする今回のライブが楽しみすぎて、前日寝られなかったと話し「バンドがいるとさらに一段階盛り上がりますし、皆さんも、もっと楽しめるかなと! 最高のパフォーマンスを届けます」と意気込んだ。また、NiziUを生んだオーディションプロジェクト「Nizi Project」のオープニングを飾った楽曲「Baby I'm a star」では、9人がステージを縦横無尽に動き、オーディションの頃からぐんと成長した姿を見せた。リクは「この曲は実は結構しんどくて。でも皆さんが観たいと言うなら頑張れます!」と笑顔で語った。

彼女たちはデビュー曲から最新曲までバラエティ豊かな楽曲を披露して、デビューから4年目の成熟も感じさせる、豊かな表現力を発揮した。マーチングドラムのようなビートに乗せた「I AM」では、マユカが「皆さん盛り上がってますか!」と叫び、観客のボルテージを上げ、マユカとリマのクールなラップが際立つ「PRISM」では、時折挑発的な表情を浮かべて大人の魅力を放った。しなやかな振付が特徴的な「Paradise」では感情をしっかり込めたボーカルで観客の没入感を高め、「Love & Like」では、ミュージカルショーのよ
うな華やかなサウンドに乗せて、ニナが圧巻の高音フェイクを響かせて締めくくった。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
昨年韓国デビューを飾った楽曲「HEARTRIS」では、後半でMrs. GREEN APPLEの大森元貴がサプライズで登場し、大歓声が起こった。大森は“パズルダンス”を表情豊かにキレよく踊り、NiziUの複雑なフォーメーションチェンジの中にもしっかりと溶け込んでみせた。その後リマは「練習のときから完璧で! フォーメーションも覚えてきてくださったんです」と裏話を明かした。

終盤で彼女たちは新曲2曲を立て続けに披露した。「Memories」では、メンバーが事前にレクチャーしていた通りに、観客がペンライトを左右に振って盛り上がった。また、12日の公演では、会場からの生中継でテレビ朝日系「MUSIC STATION」へ出演し、中毒性の高いサウンドで話題を呼んでいる「SWEET NONFICTION」を披露しはつらつとしたエネルギーを届けた。最後に彼女たちは「みんなで一緒にジャンプしましょう!」と観客と息を合わせて飛び跳ね、エネルギッシュなステージを締めくくった。


Mrs. GREEN APPLE

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
Mrs. GREEN APPLEも、2日間で異なるセットリストを披露した。12日の公演では「ANTENNA」、13日公演では「私は最強」で華やかにオープニングを飾り、冒頭から観客のボルテージを引き上げた。また、ミセスの“夏の代表曲”といえる爽やかな「青と夏」では、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)がステージの端まで駆けて行き、客席の奥まで視線を送って盛り上げた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
一転してハードなサウンドの「Loneliness」では、炎が歌声にシンクロして噴き上がる中、大森元貴(Vo/Gt)はハンドマイクで魂を震わせるような歌を響かせた。そして「ナハトムジーク」ではスクリーンに銀河が広がり、大森がソファに腰掛けて、美しく繊細な歌声で会場を圧倒した。さらに「Magic」では、花火が打ち上がる映像をバックに祝祭のようなムードを作り出すなど、貫禄を感じさせる演奏と巧みな演出を用いて圧倒的なスケール感のステージを見せ、7月に控えるスタジアムツアー「ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」への期待を高めた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
そのほかにもMrs. GREEN APPLEは、12日公演では「君を知らない」「ProPose」を披露。さらに同日にリリースされたばかりの新曲「ライラック」を「MUSIC STATION」で生中継という形で、初パフォーマンスした。若井滉斗が“ミセス史上最高難度”と語る高速のギターフレーズも光り、場内に爽やかな風を吹かせた。また、13日公演では「Feeling」「フロリジナル」も披露し、多彩な世界観を提示した。

「ダンスホール」では随所で観客と声を重ねて歌い、一緒にジャンプ。そして、大森はNiziUのミイヒがMCで好きだと語っていた、眉尻を吊り上げる“縦眉毛”も披露して会場を盛り上げた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
また後半には、NiziUがサプライズでステージへ登場し、大森を含む10人で、一糸乱れぬシンクロダンスを繰り広げた。13日公演ではさらに、「点描の唄」でも2組がコラボした。ピアノのイントロが鳴り響くと、まさかの楽曲披露に場内にどよめきが。NiziUからリク、ミイヒ、ニナの3人が参加し、時折大森とアイコンタクトをしながら切ないラブソングを歌い上げた。それぞれ抜群の歌唱力で魅了し、美しく重なったハーモニーが観客の感動を誘った。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
両日とも、終盤までMCを挟まず一気に駆け抜けたMrs. GREEN APPLE。大森は「点描の唄」のリハーサルを振り返り「(NiziUの3人は)すごく緊張されていて。曲を大事にしてくれていて、めちゃくちゃうれしかったです」と思いを語り、さらにバンドの活動休止中に「Nizi Project」をメンバーと鑑賞して勇気をもらっていたと明かした。

続けて大森が「NiziUの皆さんはリハからバチバチで。本当に素晴らしい人たちですよね」と称賛すると、袖で見守っていたNiziUの9人の姿がLEDビジョンに映し出され、その瞳には涙が。そして大森は「不安なこともたくさんあると思うけど、やり過ごすのって大事かなって。乗り越える必要はないと思います」と会場に居るすべての人へメッセージを贈り、昨年「第 65 回日本レコード大賞」の大賞に輝いた「ケセラセラ」を、それぞれの人生を祝福するように温かく響かせた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
フィナーレでは、Mrs. GREEN APPLEとNiziUがステージに集い、記念写真の撮影を行った。リオは「最高の思い出になりました。JAM'S(Mrs. GREEN APPLEのファンの総称)の皆さんもWithU(NiziUのファンの総称)の皆さんもすごく楽しんでいて、この平和な時間がずっとずっと続いてほしいなと思いました」と感動の涙を流し、大森も名残惜しそうに「続けます? 最初からやる?」とおどけて、場を和ませた。それぞれのファンが混ざり合っているとは思えないほど、一体感に満ちていた2日間。最後に2組は礼をし、刺激と感動に満ちたイベントに幕を下ろした。



◆4月14日(日)

日韓を代表するアーティスト8組が集結した、「The Performance」最終日。オープニングでは、THE BOYZに始まりTWSまで、出演者が順に登場し、楽曲の一部をダンスするなど、それぞれの個性をアピールした。そのたびに観客から割れんばかりの歓声が続き、会場の興奮は冒頭から最高潮に達した。


TWS

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
トップバッターを務めたのは、SEVENTEENの弟分として1月にデビューしたばかりのTWS。平均年齢18歳、爽やかで青春感にあふれた楽曲が持ち味の彼らは、シャツにネクタイを締めた学生服風の衣装で登場した。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
まず披露した「plot twist」では、デビューしてわずか3ヶ月弱にもかかわらず、場内から大きな声で掛け声が起こり、彼らへの注目度の高さを感じさせた。JIHOONは「僕たちTWSを覚えて帰ってください!」とアピールし、リーダーのSHINYUは「横浜は景色がとてもきれいで、会場に来るとき、とても気分がよかったです」と微笑んだ。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
そして彼らは「BFF」「first hooky」では机を巧みに使い、ダイナミックでありながら軽やかなダンスでファンを魅了した。中毒性の高いビートと一糸乱れぬシンクロダンスが特徴の「Oh Mymy: 7s」では新人らしからぬ実力を存分に見せ、さわやかな風を吹かせて観客のハートをつかんだ。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
 

THE JET BOY BANGERZ

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
オーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」第二章から誕生し、昨年8月にデビューした10人組のTHE JET BOY BANGERZ。「騒がしい個性が集まってジェットエンジンのように燃え盛る」というグループ名を全身で表すかのように、真っ赤な衣装で情熱的なパフォーマンスを展開した。冒頭ではパフォーマー7人がそれぞれ迫力たっぷりのダンスを繰り広げ、バク転やバイブレーションも盛り込んで大きな歓声を起こした。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
そして炎が噴き上がる中で「Jettin'」を披露し、バラード曲「WEEKEND」ではスモークに包まれ幻想的な空気が流れる中、ボーカル3人が優しいハーモニーを響かせ、振り幅の広さを見せた。2万席を擁するアリーナに立ち、「めちゃくちゃ大きい!」と終始感激していたメンバー。宇原雄飛による「デビューして約半年。これからもっと大きくなっていきたい。同時に未来に対する不安、葛藤もあります。それでも自分をしっかり持って、自由に歌って踊っていこうという10人の思いが込められた楽曲です」という紹介に続き、真摯
な思いを込めた「Banger」でライブを締めくくった。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所

EVNNE

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
サバイバルオーディション番組「BOYS PLANET」の元練習生7人によって結成され、昨年9月にデビューすると、韓国の音楽番組で1位を獲得するなど注目度を高めているEVNNE。イ・ジョンヒョンとケイタの強烈なラップから始まる「UGLY」では、ユ・スンオンが透き通るような歌声を、チ・ユンソは力強いボーカルを響かせ、序盤からメンバーそれぞれの高いスキルを惜しみなく見せた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンスはダイナミックだが、同時にステージを自由に楽しむ余裕も漂わせる彼らは「JUKEBOX」では観客に明るく手を振り、メンバー間で頻繁に目を合わせて強固な絆をうかがわせた。カリスマ性あふれるステージを見せたかと思えば、自己紹介では「僕は猫! パク・ハンビンです」「EVNNEの太陽、ENVVEの大きい赤ちゃん、ユンソです」「EVNNEの赤ちゃん、ワンちゃん、ムンちゃん、ムン・ジョンヒョンです」など、個性豊かでチャーミングな一面をみせた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
ラストを飾ったデビュー曲「TROUBLE」では、複雑なフォーメーションチェンジが盛り込まれた激しいダンスの熱を受け取ったかのようにステージに炎が噴き上がり、観客は大きな声で掛け声を送った。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
 

FANTASTICS

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
昨年12月にデビュー5周年を迎えたFANTASTICSは、メンバーそれぞれが映画やドラマ、舞台、声優などさまざまなフィールドで活躍を見せている。赤い髪の毛が目を引くボーカル中島颯太の「Are you ready?」という呼びかけに誘われ、「Tumbling Dice」でステージの幕が開いた。「DiVE」ではLDHのお家芸と言える圧巻のソロダンスコーナーが設けられ、「Tell Me」では八木勇征がパーカーの下から鍛え抜かれた肩をちらつかせて観客を驚かせた。また、温かい歌声が響いた「It's all good」では歌詞がLEDビジョンに映し出され、全ての人を肯定するようなメッセージを届けた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
さらに「Choo Choo TRAIN」では、イントロの縦一列に並んでぐるぐると回るお馴染みの振付で、観客は大盛り上がり。メンバーはステージ全体に散らばって上階の客席まで視線を送って盛り上げ、観客と一緒にジャンプして、会場に一体感を生み出した。そして韓国のグループEPEXとのコラボ曲「Peppermint Yum」は、日本語バージョンで披露し、中島と八木はスパイスの効いたラップでも魅了した。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
 

Da-iCE

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
バンドを率いて登場したDa-iCE。ロックなサウンドが響き渡る中、メンバー5 人は「ナイモノネダリ」でライブをスタートさせ、「Funky Jumping」ではボーカルの花村想太と大野雄大がワイルドなラップを披露する。そして結成から14年目を迎えた彼らは、ベテランらしい爆発力を発揮。次に何が起こるか予想できないのがライブの醍醐味であることを全身で表現するかのように、自由なステージを繰り広げた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
「Clap and Clap」では花村が「もうちょっと声出ます? 皆さん今日はそれぞれ好きな人がいると思うんで、その人に届くように名前を呼んで!」と煽り、大野も「叫べー!」とロングトーンを響かせて、会場に一体感を生み出した。2021年に日本レコード大賞に輝いた「CITRUS」では、圧倒的な歌唱力による2人の熱唱と、パフォーマー3人の繊細かつ情熱的な舞いを、観客は食い入るように見つめる。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
そして銀テープの発射、レーザー、LEDビジョンに打ち上がる花火などで彩られた「スターマイン」で盛大なフィナーレを飾った。曲が終わり退場するかと思いきや、大野が「もう1回!」と呼びかけるたびにサビが繰り返され、最後にはFANTASTICSのメンバー世界、佐藤大樹、中島颯太もステージへ乱入して盛り上げた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
 

RIIZE

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
昨年9月にデビューし、超大型新人と呼び声の高いRIIZE。この日、一番と言っても過言ではない歓声の大きさから、彼らへ寄せられる期待の大きさがうかがえた。キラキラと輝く“R”の文字がちりばめられたスーツに身を包んだ6人は、長い手足を生かした勢いのあるダンスで観客を魅了した。1曲目「Get A Guitar」では若井滉斗(Mrs. GREEN APPLE)がゲストで参加し、高速のギタープレイで会場を圧倒した。新番組「M:ZINE」での共演を機に、2組の奇跡的なコラボが実現した。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
そして「Memories」では青い海がきらめく映像をバックにソヒが突き抜けるようなハイトーンを響かせ、日本で撮影したMVが話題を呼んだ「Love 119(Japanese Ver.)」では、桜が咲き誇る中で6人が切ない初恋の世界を表現し、エネルギーを爆発させる「Siren」でライブを締めくくった。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
日本人メンバーのショウタロウは直近の日本での活動を振り返って「『M ステ』が印象的。タモリさんとお写真を撮れて、貴重な経験をさせてもらいました」と笑顔で話し、「これから日本での活動もたくさんしていくので、楽しみにしてください!」と期待を高めた。
 

THE BOYZ

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
この日の出演者の中で一番大所帯のTHE BOYZは、11人という人数を生かした見応えのあるステージを展開。めまぐるしくフォーメーションが変化していく「WATCH IT」では、ジェイコブが超高音パートを見事に決めた。客席にはTHE BOYZの特徴的なメガホン型ペンライトを手にしたファンの姿も多く、妖艶な表情で魅了した「Roar」では、客席から起こった掛け声の大きさにメンバーも驚いた様子。キューは「頭ポンポン!」とファンを称えていた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
そしてTHE BOYZは新曲「Nectar」で優しい歌声を響かせ、最後の「THRILL RIDE」では明るいエネルギーを全開に。またクールなパフォーマンスはもちろん、日本語で展開されるMCでやんちゃで和気あいあいとしたムードを漂わせるギャップも彼らの魅力だ。ハンニョンは曲間により長く休憩したいのか「ごはん何食べたい? ……大変じゃなくて。本当に、トークしたいから」と時間を稼ぐように話して笑いを誘い、4月26日に歳を重ねるニューのために観客がバースデーソングを歌い、ひと足早く誕生日を祝う、心温まる一幕もあった。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
 

SHINee キー

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
客席にSHINeeのグループカラーであるパールアクアグリーンのペンライトが光る中、トリを飾ったキーは、ダンサーと共にまず「Good & Great」を披露した。笑顔を浮かべてポップなビートに身を預ける。続く「The Duty of Love」では、表情豊かにポーズを取って会場を沸かせた。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
また、MCで彼は豊富な語彙を用いた日本語で、観客とコミュニケーションを交わした。熟練者の余裕を漂わせつつ親しみやすさも健在で、ファンのボードに「15周年アーティストとか書く必要ないじゃないですか! 5を消して!」と突っ込んで笑いを誘った。

(C)︎The Performance / 撮影:田中聖太郎写真事務所
さらに彼は「明日は月曜日なので、皆さんが生活で頑張れる力を少しでもあげたいと思います」と温かい言葉を贈り、「BAD LOVE」で魂を込めたロングトーンを歌い上げ、「I Wanna Be」ではせり上がるステージから客席を見渡してピース。ラストの「Gasoline」では炎が噴き上がる中、まさにガソリンを注入したかのような覇気を放った。

今後のソロコンサートや、日本でのソロシングルリリースも予告した彼は、イベントの締めくくりで、出演者を代表して挨拶し、貫禄を漂わせていた。

エンディングでは、出演者全員がステージに集結。花道を練り歩いて客席の四方八方へ手を振り挨拶するフィナーレでは撮影が許可され、観客は思い出を刻み込むように、スマホをステージへ向けていた。こうして多彩な“performance”が5時間弱にわたって繰り広げられ、熱狂の一夜の幕は下りた。

(文:岸野恵加)

■公演概要
テレビ朝日開局 65 周年記念「The Performance」
開催日時:2024年4月12日(金)・13日(土)・14日(日)
開催場所:Kアリーナ横浜

■出演者:
4月12日(金)・13日(土):Mrs. GREEN APPLE / NiziU
4月14日(日):EVNNE/KEY(SHINee)/ THE JET BOY BANGERZ / Da-iCE / TWS / FANTASTICS / THE BOYZ / RIIZE(五十音順)
主催:テレビ朝日 / テレビ朝日ミュージック
制作:テレビ朝日ミュージック
運営:ぴあ
協力:BREAK OUT / musicるTV

【セットリスト】
<4月12日(金)>
・NiziU
1 INTRO+Make you happy
2 Take a picture
3 I AM
4 Joyful
5 Baby I'm a star
6 Chopstick
7 PRISM
8 Paradise
9 Love & Like
10 HEARTRIS
11 SWEET NONFICTION
12 Memories

・Mrs.GREEN APPLE
1 ANTENNA
2 青と夏
3 君を知らない
4 Loneliness
5 ProPose
6 ナハトムジーク
7 ダンスホール
8 Magic
9 ケセラセラ
Mステ ライラック

<4月13日(土)>
・NiziU
1 INTRO+Make you happy
2 Take a picture
3 I AM
4 Joyful
5 Baby I'm a star
6 Step and a step
7 PRISM
8 Paradise
9 Love & Like
10 HEARTRIS
11 SWEET NONFICTION
12 Memories

・Mrs.GREEN APPLE
1 私は最強
2 青と夏
3 ライラック
4 Feeling
5 Loneliness
6 フロリジナル
7 ナハトムジーク
8 ダンスホール
9 点描の唄
10 Magic
11 ケセラセラ

<4月14日(日)>
・TWS
1 plot twist
2 BFF
3 first hooky
4 Oh Mymy:7s

・THE JET BOY BANGERZ
1 Dance Track
2 Jettin'
3 RAIGING BULL
4 WEEKEND
5 TEN
6 PHOTOGENIC
7 Banger

・EVNNE
1 UGLY
2 K.O.
3 JUKEBOX
4 Role Model
5 TROUBULE

・FANTASTICS
1 Tumbling Dice
2 DiVE
3 Drive Me Crazy
4 Tell Me
5 It's all good
6 Choo Choo TRAIN
7 Peppermint Yum
8 Flying Fish

・Da-iCE
1 ナイモノネダリ
2 Funky Jumping
3 Clap and Clap
4 CITRUS
5 A2Z
6 スターマイン

・RIIZE
1 intro+Get A Guitar
2 Memories
3 Love 119
4 Talk Saxy
5 Siren

・THE BOYZ
1 intro+Breaking Dawn
2 WATCH IT
3 Roar
4 Nectar
5 Fire Eyes
6 THRILL RIDE

・SHINee キー
1 Good&Great
2 The Duty of Love
3 Hologram
4 BAD LOVE
5 I Wana Be
6 Gasoline

■関連リンク
「The Performance」公式サイト

記者 : 文◎岸野恵加