“IVE ウォニョンが勝訴”炎上系YouTuberの訴訟にかかった費用は?STARSHIPの弁護士が明かす

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写真=TVレポート DB
STARSHIPエンターテインメントの法律代理人である法務法人リウのチョン・ギョンソク弁護士が、「タルドク(脱オタク)収容所」を告訴した過程および該当のチャンネルについて話した。

9日、YouTubeチャンネル「POPKORN」では、「STARSHIPが『タルドク収容所』を捕まえるのに費やされた費用は?」というタイトルの動画が公開された。

「タルドク収容所」の運営者を捕まえるのが困難だった理由に対してチョン・ギョンソク弁護士は「『タルドク収容所』というチャンネルを運営している人だということだけが分かっていて、名前や住所は知らないので、告訴をしてもその訴状を送ることができない。捜査機関に告訴をしても、捜査を進めることができない。なぜなら身元の情報はGoogleの海外サーバーに保存されているため、海外での捜査ができず、大半はそのような理由で中断してしまう」と説明した。

「タルドク収容所」の運営者を特定できた理由について彼は「Googleを管轄する米カリフォルニア州の北部地方裁判所に情報提供命令申請をしてもらえる方法があるということを知った。それを申請し、裁判所が情報公開命令を発令した」と明かした。

そして「Googleが『タルドク収容所』の運営者に裁判所の命令を受けたことを通知したその日、『タルドク収容所』のアカウントが閉鎖された。Googleが閉鎖したわけではなく、(運営者が)法的に責任を取らなければならないと思ったからアカウント自体を無くしたのだ」と話した。

写真=YouTubeチャンネル「POPKORN」キャプチャー
チョン弁護士は「STARSHIPが継続して求めていたことはたった1つだった。『必ず捕まえてほしい』ということだった。それが目的だったし、(現在は)責任を問うための民事上の損害賠償と刑事責任を問うための手続きが行われている」と現在の状況を説明した。

STARSHIPが告訴するために使った費用について彼は「悪質な書き込みに対する一般的なケースの場合は、告訴をすると捜査機関で捜査を行うため、問題がない。だが、この事件の場合、身元を把握するのが難しかった。韓国国内だけで民事を3件、刑事を1件行った。さらにアメリカでも訴訟を行わなければならなかった。一般的なケースよりはるかに多くの費用がかかった」と答えた。

STARSHIPは「タルドク収容所」の運営者A氏が虚偽事実の流布により名誉を毀損したとし、訴訟を行った。そして1月、1億ウォン(約1000万円)の損害賠償訴訟で、一部勝訴した。A氏は賠償命令に不服する控訴状を提出した状態だ。

・IVE ウォニョン、炎上系YouTuberに「勝訴」…約1000万円の損害賠償訴訟で

・IVE ウォニョンへの賠償命令に不服…炎上系YouTuberが控訴

記者 : キム・ヒョンソ