C-JeS Studioの新人ボーイズグループWHIB、メンバーそれぞれの個性を語る「オタ活したいグループになる」

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怪物新人が誕生した。昨年11月8日、デビューシングル「Cut-Out」で音楽業界に第一歩を踏み出した8人組ボーイズグループWHIB。リーダーのジェイダーをはじめハスン、ジンボム、ユゴン、イジョン、ジェハ、インホン、ウォンジュンの8人の少年たちは、ホワイトとブラックがカラーチャートの両極端にあるように、多彩な魅力を見せたいという抱負と共に、その多くの色の中からWHIBだけの色を探していくという堂々とした抱負を語った。ダークで強烈な色を込めた曲「BANG!」と爽やかな「DIZZY」まで、ダブルタイトルを掲げてデビューしたWHIB。ビジュアルはもちろん実力まで兼ね備えたWHIBのデビューストーリーを聞いてみた。

―― デビューが迫っていますね。

ジェイダー:最近、たくさんの経験をしています。テレビやYouTubeだけで見ていたスタジオやステージでしたが、僕たちが実際にそこにいるのが不思議です。

イジョン:怪我でステージに参加できない状況なので、他のメンバーたちをモニタリングしているんですけど、芸能人を見ている気分です。感心しますし誇らしいです(笑)。

ジンボム:寝る時間がないほど忙しいスケジュールをこなしていますが、このような忙しい毎日を送っていること自体に感謝しています。どの撮影現場に行っても皆さん忙しくされていますが、僕たちが迷惑をかけてはいけないと思って、「しっかりしよう」と心に決めています。「今まで他の先輩たちもプロらしくスケジュールをこなしていたんだな」と思いました。

ハスン:たまにスポーツの試合を観る時、「なぜあんなやり方するんだろう? 自分ならもっとうまくできるのに」と思うことがありますよね。それと同じように、僕も実際にステージに立ってみたら、ダンスや歌、表情まで一緒にやるのは簡単なことではないと感じるようになりました。今よりもっと上手になりたいという思いが強くなりました。

ユゴン:最近は朝早く起きて準備しなければならないスケジュールが多いですが、僕たちにスケジュールがあるだけでも本当に嬉しいです。疲れを感じるというよりも、毎日が面白くて楽しみです。

―― 事前収録もしたことがあると思いますが、印象に残っているエピソードはありますか?

ジェイダー:事前収録をしている時に、突然イヤモニから音が聞こえなくなったんです。途中でそうなったので話すことができなくて、Aパートが終わるまで他のメンバーたちの振り付けを見ながら合わせたんですけど、幸いなことにBパートからは音が出ました。すごく驚いた記憶があります(笑)。

ジンボム:僕たちのステージで紙吹雪を飛ばすパートがあったんです。事前に「紙吹雪を飛ばすから驚かないでね」と言われていたので驚かなかったんですけど、紙吹雪が口の中に入ってしまったんです。その直後に僕のパートがあったので、吐き出すこともできず、口の中に隠したままステージをしました(笑)。

ユゴン:カメラのライトを探すのが難しかったです。ステージをしていた途中でいくら探しても赤いライトが見えなくてパニックになったんですけど、後でチェックしてみたら、天井にあるカメラが僕たちを撮っていました。それを知ってからは、ライトのついたカメラがなくても慌てなくなりました。

―― デビューアルバムの「Cut-Out」を紹介してもらえますか?

ジェイダー:「Cut-Out」という意味自体が、いろんな色の紙をちぎって貼って一つの作品を作るという意味なんです。美術用語から取ってきた言葉なんですけど、そのためかアルバムの隅々に美術関連のポイントがたくさん入っています。例えば、プロフィール写真にも紙をちぎったような効果が入っていますし、「DIZZY」のミュージックビデオは美術館を背景に撮影しました。「Cut-Out」を通して、僕たちだけの作品をお見せしたいという思いが込められています。

―― アルバムに収録されている2曲を両方タイトル曲として掲げていますが、それぞれの曲の魅力は何でしょうか?

ジェイダー:「BANG!」は、口笛がポイントになっている強いイメージの楽曲です。僕たちが長い準備期間を経て、ついに世の中に出たというメッセージを込めています。WHIBの輝かしく自信に満ちた出発を知らせる楽曲です。「DIZZY」は炭酸飲料のように爽やかな魅力を持った曲で、「BANG!」とは全く違う雰囲気です。爽やかでWHIBの溢れるエネルギーを感じることができる曲です。

ジンボム:「BANG!」は、パフォーマンスがすごくパワフルでかっこいいと思います。一方、「DIZZY」はメンバーの様々な表情演技を見ることができるという点も違いますね(笑)。

イジョン:最初に「DIZZY」を聴いて、「僕たちがレコーディングしたら、もっとうまくできそうだ」という自信がありました。この曲には、一緒にやりとりするパートが多いですが、メンバー同士のケミストリー(相手との相性)がすごくいいので、それをうまく生かせるんじゃないかと思いました。

ハスン:今回のアルバムがWHIBのアイデンティティを最もよく表しているアルバムだと思います。僕たちのチーム名が「WHITE」と「BLACK」の合成語ですが、「BANG!」がワイルドでパワフルな黒のイメージであるとすれば、「DIZZY」は爽やかな白を表していると思います。

―― 「WHIB」というグループ名を聞いた時はどう思いましたか?

イ・ジョン:最初は聞き慣れない感じでした。韓国語の中に「フィ」が入る単語があまりないので、馴染みがなかったと思います。でも、珍しい分、「一度聞いたら忘れられなくて、特別な感じがある」と思いました。そして、僕たちのチーム名には「WHIBだけの色を探していこう」という意味が込められていて、成長の可能性がある名前だったので、もっと良かったと思います。ファンの皆さんにも「一緒に探していこう!」という印象を持っていただけると思って、そのような点が良かったです。

―― デビューを控えて、最近一番力を入れていることは何ですか?

ジンボム:普段から表情の練習をたくさんしているのですが、実際に撮影してモニタリングしてみると、不自然でやりすぎに思われる部分もあるんです。他の先輩たちはなぜあのように自然にかっこよくできるんだろうと尊敬しています。

ハスン:ステージを披露する前、YouTubeや携帯電話で映像を撮った時は、僕たちのダンスがキレキレでカッコいいと思いました。ステージを披露する時も最善を尽くして120%踊ったのに、いざモニタリングをしてみたら、動きが小さく見えたんです。また、メンバー同士で群舞を披露する時、少しでもタイミングがずれると、そういった部分が大きく見えてびっくりしました。もっと研究しなければならないと思いました。

―― WHIBならではの魅力を教えてください。

ハスン:僕たちのチームにはダンスを担当するメンバーが3人いて、イジョンはその中で振付チーム長を担当しています。ダンス担当が3人もいるので、パフォーマンス的な部分で良い姿をお見せできると思います。

イジョン:メンバー全員の声色が本当にユニークなんです。声の個性が強いので、曲を聴いていただけたら、僕たちのファンじゃなくても誰なのかすぐに分かるほどです。「声が指紋」という感じです。

―― グループだけでなく、メンバーそれぞれの魅力も知りたいです。隣に座っているメンバーの魅力ポイントを説明してください。

ジェイダー→インホン:インホンは温かい声の持ち主です。インホンの声を聞いていると、抱きしめられる気分です。ホッキョクグマが1匹来て抱きしめてくれるような気分です(笑)。

インホン→ウォンジュン:できないことがないんです。多芸多才です。一発芸を見せる撮影をしたことがあるんですけど、ウォンジュンが大活躍しました。一輪車に乗ったり、ジャグリングしたり、皿を回したり、サーカスをしたんです。スポーツも得意で、体を使うのは、何でも上手なんです。

ウォンジュン→イジョン:本当に面白いキャラクターです。センスとウィットに溢れる人です。面白い時は面白いし、カリスマ性がある時はがらりと変わって、本当に完璧なんです。

イジョン→ジェハ:ジェハは本当の弟みたいです。ある時は本当に幼く見えますが、ある時はすごく大人っぽく感じられます。僕が怪我をした後、僕のところに一番来てきてくれて、気にかけてくれるメンバーがジェハなんです。メンバーの面倒を見ようとして、配慮しようとする、心温かい人です。いつも慢心することなく、未熟な部分を直そうとします。

ジェハ→ユゴン:ユゴン兄さんを知って4年ほど経ちますが、本当に真面目です。計画したことは必ず実行するスタイルです。

ユゴン→ハスン:ハスン兄さんはツンデレタイプです。みんなの前では表に出さないんですけど、見えないところで慰めてくれるタイプです。誰か大変そうだと思うと、みんなが帰った後にそっとやって来て「何が大変なの? 他の子には言えなくても、僕が手伝えることがあれば手伝うよ」と気にかけてくれます。

ハスン→ジンボム:ジンボムの魅力は、まず顔だと思います(笑)。心も温かく、社交的なところも魅力ですが、1番の魅力は唯一無二の顔だと思います。もし誰かに「WHIBというグループを紹介してほしい」と言われたら、「ジンボムがWHIBだ。ジンボムがWHIBの顔だ」と言うと思います。

ジンボム→ジェイダー:ジェイダーは誰が見ても“ヴィラン顔”ですね(笑)。カリスマ性が感じられるビジュアルなんですけど、よく見るとすごくかわいいんです。今はだいぶ痩せたんですけど、頬がすごくかわいいんです。もちもちのお餅みたいな魅力があって、本当にかわいいです。

―― メンバーの間にも独特のケミストリーがあると聞きました。

ジンボム:僕は以前、インホンと別の事務所に一緒にいたんです。インホンが中学生の時に別の事務所で会ったので、4~5年ぶりに再会したんです。事務所で会う前も同じ学校に通っていたので、売店でまず再会しました。マスクをつけていたんですけど、目だけでインホンだと分かりました。

イジョン:僕とジェハは母親同士が友達です。僕がC-JeSに入社した後、母親が「あの事務所にジェヒョン(本名)がいるでしょう?」と言いました。母親同士で本当に仲良くて、僕たちが同性じゃなかったら結婚の約束までしていたかもしれません。ハハ。

ジンボム:僕とジェイダーは性格が正反対で、僕たちが一緒にいるのを見ると「こんなに合わないんなんて」と思われるくらいです。そのため初めて会った時、6ヶ月くらいはビジネス関係だったんです。でも、一緒にいるうちに反対だからこそ惹かれるようになりました。ジェハは初めて見た時、年齢の割に本当に童顔でびっくりしました。「この子がどうやって練習生として生き残ったんだろう」と思うくらいでした。ジェハが真面目で誠実な練習生の道を歩めるように、早い段階でスパルタ式で社会教育をしました(笑)。

イジョン:僕はユゴンと性格がすごく似ているんです。それがむしろ嫌だったんです、ハハ。お互いに「お前はわがままだな」と言うんです。でも、お互いを知り尽くしていているせいか、愛情をたくさん感じます。お互いにだけはより素直に話せるし、頼りになります。僕が大変な時は、ユゴンを苦しめることがあっても、慰めてもらいたいです(笑)。もちろん、逆にユゴンが大変な時は、どうにかして僕が慰めてあげたいです。

―― 今回の活動を通じて一番成し遂げたいことは何ですか?

ジンボム:無事に活動を終えたいですし、初めてなので未熟かもしれませんが、早く未熟なところを克服したいです。今回のアルバム活動が終わる頃には、プロ意識を備えたアーティストになりたいです。

ジェイダー:成長痛のように、たくさん学んでいく段階だと思います(笑)。

ジェハ:もう練習生ではないので、芸能人というタイトルにふさわしい人になりたいです。

ハスン:今回のアルバム活動で僕たちを初めて見る方々や、既存のファンの方々が「今回のアルバムは本当にいいアルバムだ。WHIBのオタ活をしても良さそう、周りの友達に知らせたい」と思ってもらえるようなグループになりたいです。

―― これからどんなアーティストになりたいですか?

イジョン:「WHIBだけの色を探すためにはどうしたらいいのだろうか」と悩んでいます。今回のアルバムの曲もすごくいいのですが、作曲の勉強をしているメンバーもいるんです。将来はメンバーたちが作曲したアルバムで活動してみたいです。僕たちが活動しながら感じたことなどを詰め込んでみたいです。全員が作詞に参加するのも意味があると思います。

ハスン:アイドルという職業は、いろいろな面ですべてが上手くできなければならない職業ですが、根本は“歌手“じゃないですか。最終的な目標は、ステージが上手なアイドルになることです。

ジンボム:WHIBが出すアルバムが、毎回意味のあるものであってほしいです。

ユゴン:僕らメンバーたちは個性が強いと思いますが、このように異なる8人がWHIBとして集まったわけですから、多くの人たちに「WHIBは8人とも個性的で、魅力的だ」と記憶されたいです。

記者 : パク・スンヒョン