H1-KEY、新曲「Thinkin' About You」で新たな挑戦も!“ファンに誇れるアーティストであり続けたい”

OSEN |

写真=GLG
“慰めと感動のアイコン”H1-KEYが昨年8月の「Seoul Dreaming」から、約5ヶ月ぶりに新曲を発売した。今回は新しいカラーを見せながら、より一層豊かな感性でファンとコミュニケーションしていくという。

新曲「Thinkin' About You」は、「H1-KEYnote」という新しいプロジェクトの始まりを知らせる曲だ。彼女たちは真冬の寒さを和らげる叙情的なポップで、リスナーたちに特別なプレゼントを届けた。「H1-KEYnote」プロジェクトでは、これまでの華やかなアイドルの姿ではなく、新しいH1-KEYの姿を見せる。

メンバーたちは「ライアン・S・ジューン(Ryan Jhun)プロデューサーから良い曲をいただいて、今回のプロジェクトを企画することになりました。ボーカル的な部分に焦点を当てて、私たちの音楽性を知らせて、私たちが伝えたい話を盛り込みました。従来のように振り付けやパフォーマンス中心というより、ボーカルや音楽的な部分に焦点を当てた曲を収録しました。それぞれがやってみたかった音楽を表現できるプロジェクトであるようで嬉しいです」と明かした。

「Tinkin About You」は、アコースティックギターサウンドとミニマルなドラム、ベースが曲を引っ張っていく温かく包み込むようなポップ曲だ。別れた恋人への恋しさを現実的かつ大人っぽく表現し、別れを惜しみながらも、最後には涙を見せない強くて成熟した姿を見せる。特にメンバーたちの叙情的なボーカルが印象的だ。

ソイは「初めて試みるプロジェクトで、今回は振り付けがありません。ボーカルに集中した曲であり、英語の歌詞です。これまでH1-KEYは、韓国語の歌詞で慰めや共感を与えるアーティストだったのですが、英語の歌詞でどのような反応をいただけるのか気になります。緊張半分、ワクワク半分です」と心境を伝えた。

イェルは「全く違う雰囲気のバラード曲なので、『気に入っていただけるかな』という悩みもありました。緊張しています」と述べ、フィソは「初めて聴いた時からすぐに口ずさむほど、中毒性の高い曲です。初めて聴く方にも中毒性が高いと感じてもらえるかどうか気になるし、楽しみでもあります」と語った。

リイナは「今回、初めてのことがたくさんあります。新しいプロジェクトでもありますし、新年を開くだけに、大きな挑戦をしている気がして頑張っています」と、カムバックの感想を述べた。

H1-KEYの音楽の基調で、H1-KEYというグループが持つ“良い音楽”というアイデンティティから出発したこのプロジェクトは、完全に歌と歌詞が与える力だけで、現代を生きている人々に慰めと感動を与えようとする。彼女たちならではのストーリーに重点を置き、完全に音楽に集中し、華やかなアイドルではなく、淡々と、時にはストレートに物語を伝えていく。新しい挑戦であるだけに、メンバーもたくさんの努力をしたという。

ソイは「初めてハーモニーに挑戦しました。メンバーと目を合わせながら、ハーモニーを作りました。今までは振り付けや表情、ジェスチャーを中心に表現しようとしましたが、今回はボーカル的な部分と音楽をちゃんと伝えて、表現することに集中しました。そのような部分が変わって、ファンの方々にも楽しんでいただけると思います」と明かした。

リイナは「お互いの声をたくさん聞きながら、混ざり合えるように努力しました。新しい挑戦をすることができて楽しかったです」と、自身の努力を伝えた。

「Thinkin' About You」が特別なのは、歌詞全体が英語で作成されているという点だ。これに先立って、H1-KEYは「建物の間に咲いたバラ」を通じて、慰めと感動を与える歌詞の力を見せた。今回は英語歌詞という、また新たな挑戦をすることになった。英語の歌詞だが、繰り返されるサビの中毒性や、歌声そのものが与える感動がある曲だった。

ソイは「初めてデモをもらって聴いた時、英語の歌詞でしたが、音楽がうまく伝わると思って、歌うことになりました。グローバルファンにも私たちの音楽性を伝えられると思いましたし、新しい試みをしようということになりました」と新たな挑戦へのきっかけを語った。

フィソは「サビが繰り返されるので、その部分が非常に中毒性があります。一緒に歌うようになると思いますし、歌声もポイントになりそうです。今まではステージで表情で感情を表現していたとすれば、今回は歌声だけで感情を表現しています」と述べ、リイナは「今回は歌声で感性を表現したのがポイントだと思います。ハングルの歌詞ではないので不安もありましたが、伝えたい色を幅広く伝えたいですし、違う姿もお見せしたかったです」と楽曲のポイントを伝えた。

H1-KEYは「Thinkin' About You」を皮切りに、良い音楽で「H1-KEYnote」プロジェクトを展開していく予定だ。自分たちがやりたかった音楽を1つずつ披露し、様々な感性と色でコミュニケーションしたいという。感性を込めた曲だけでなく、メンバーそれぞれの個性を発揮できる様々な試みにも期待が集まっている。

メンバーたちは「バンドサウンドがH1-KEYに似合うと思っていたんですが、バンドサウンドと調和した曲やロックっぽい曲も歌いたいです。すごく強い、ガールクラッシュ(女性から見てもカッコいい女性)な曲も歌ってみたいです」と声を揃えた。

「H1-KEYnote」も、H1-KEYというグループのカラーとも言える“良い音楽”というアイデンティティを強調したプロジェクトだ。彼女たちがこれまで披露した慰めと癒しの音楽で満たす予定だ。

音楽ファンに聴かせたい“良い音楽”について、フィソは「力を得ることができ、瞬間を楽しむ時に求める音楽だと思います。人生の原動力になるのが、H1-KEYの音楽であってほしいです」と述べ、イェルは「人を動かせる曲だと思います。悲しい時や憂鬱な時は感情を動かして、もっと泣かせたり、楽しい時はもっと体を動かせるような音楽です」と語った。

リイナは「感情に触れる曲が一番良い曲だと思います。また聴きたくなって、聴くたびに新しく聞こえる音楽が一番良い曲だと思います。今、思い浮かぶ曲は、IU先輩の『Through the Night』です。1日を終える時、どのような気分で寝るのかが重要だと思うので、愛で包み込んでくれるような曲で、1日の締めくくりに役に立ちます」と明かした。

また、ソイは「動揺できる音楽だと思います。私が考える音楽の本質的な価値は、人が聴いて慰めも得て、喜びを得ることです。感情を動かすことができるのが価値だと思います。私にとってそのような曲は、H1-KEYの『建物の間に咲いたバラ』です」と、自分たちの楽曲にも言及した。

デビュー3年目を迎えたH1-KEYは、「H1-KEYnote」という新しいプロジェクトを立ち上げ、より活発な活動を予告している。特に昨年は「建物の間に咲いたバラ」が再ブームを巻き起こし、大きく注目された。彼女たちはこの曲で“逆走のアイコン”“中小事務所の奇跡”というニックネームも得て、慰めとヒーリング音楽の代名詞にもなった。メンバーたちも多くの人々から愛されて、目標とした活動をすることができ、ありがたい1年だったという。

これについて、ソイは「すごくありがたい1年でした。目標だと言っていた年末ステージや大学祭にも出演できたので、ありがたくて大切な1年でした。色々望んでいたこと、やりたいと言ったことが実際に実現したのを見て、今年も言葉に出して実現していきたいです。ファンの方々に会う機会は多くなかったのですが、音楽番組ではなく、H1-KEYとM1-KEY(H1-KEYのファン)だけの時間を持ちたいです」と願いを語った。

イェルは「『建物の間に咲いたバラ』でたくさんの方々に愛され、『もっと良い曲で恩返ししたい、様々な姿をお見せしたい』という欲が湧いてきました。新しいこともたくさんやってみて、初めてやってみることも多かったのですが、もっと良い姿を作ってみようという欲があります」と伝えた。

フィソは「2023年にやりたかったこと、実現したかったことがたくさんありました。半分以上を達成できたので、ありがたい1年でした。2024年を始めながら、新たな目標を立てることができました。もっと躍進して、M1-KEYたちに誇れるアーティストであり続けたいし、成し遂げたい気持ちが大きいです」とファンへの思いを述べた。

リイナは「2023年は期待以上にたくさんの愛をいただいて、不思議な気分で感謝の気持ちで1年を過ごしました。去年は2年目だったので、新しい挑戦が多かったんですが、たくさんの経験をすることができましたし、上手にやり遂げたいです」と語り、今後の活動への期待を高めた。

良い音楽に出会い、多くの人々に愛されているH1-KEYという名前を広めることができたため、3年目となる2024年の活動にも格別な覚悟があった。「H1-KEYnote」という意味のあるプロジェクトで新年の第一歩を踏み出すだけに、様々な活動が期待される。何より今年は、旺盛な活動でH1-KEYの音楽を知らせたいという目標もあった。

フィソは「今回は再ブームではなく、ブームを起こしたいです! 音楽配信チャートTOP100に3曲くらいランクインしたいです」と伝え、ソイは「H1-KEYとしては、4人の色がよく合う宝石のようなグループがあることを知らせたいです。H1-KEYそのものとして認知してもらいたいですし、私たちのカラーを多様ながら明確に見せるのが目標です」と、今年の活動に対する思いを明かした。

最後に、メンバーたちは「M1-KEYに誇りに思ってもらえるアーティストになりたいです。M1-KEYにいつでもどこでも、堂々と素敵なステージを披露するアーティストになるので、たくさん応援してくださると嬉しいです。新しい姿をたくさんお見せする1年になると思います」とし、大切なファンへのメッセージも忘れなかった。

記者 : ソン・ミギョン