ユ・テオ主演映画「パスト ライブス/再会」米アカデミー賞作品賞・脚本賞の2部門にノミネート

Newsen |

写真=CJ ENM
映画「パスト ライブス/再会」がアカデミー賞の作品賞と脚本賞の2部門にノミネートされた。

3月10日(現地時間)、米ロサンゼルスで開催される「第96回アカデミー賞」で、映画「パスト ライブス/再会」(監督:セリーヌ・ソン)が作品賞と脚本賞の2部門にノミネートされた。

韓国系カナダ人のセリーヌ・ソン監督はデビュー作であるにもかかわらず、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のマーティン・スコセッシ監督、「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン監督などハリウッドを代表する監督と共に最高賞である作品賞にノミネートされた。

これまで監督および脚本家として長編デビュー作が作品賞と脚本賞に同時にノミネートされたのはセリーヌ・ソン監督が4回目であり、アジア系女性監督としては初めてだ。

これでCJ ENMは2020年、映画「パラサイト 半地下の家族」に続き、韓国の投資配給会社の中で唯一2本の作品がアカデミー賞にノミネートされる快挙を達成した。「パラサイト 半地下の家族」は「第92回アカデミー賞」で国際長編映画賞(旧 外国語映画賞)、作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞の計6部門にノミネートされ、韓国映画として初めて作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門で受賞する快挙を成し遂げ、その年のアカデミー賞で最多受賞を記録した。

「第39回サンダンス映画祭」でワールドプレミアとして上映され、好評を集めた「パスト ライブス/再会」は、現在までに世界各国の映画祭で64冠を達成すると共に185部門にノミネートされ、注目を集めている。

CJ ENMの映画事業部長のコ・ギョンボムは「CJ ENMとA24がコラボした韓国系監督のデビュー作でこのようなニュースを聞くことができ、とても嬉しい。今後、韓国映画界が蓄積した貴重なノウハウと資産がグローバル市場でさらに広く活用されるきっかけになってほしい」と喜びを示した。

「パスト ライブス/再会」は、ソウルで幼少期を過ごした初恋のナヨンとへソンが20年の時を経て、ニューヨークで再会し、途切れそうになりながらも、続いてきた彼らの縁を振り返る2日間の運命的な話を描いた作品だ。

記者 : ペ・ヒョジュ