BTSのグッズを無断で制作・販売?韓国軍の公式アプリにHYBEが法的対応へ

Newsen |

写真=BIGHIT MUSIC
BTS(防弾少年団)の権利を侵害した韓国の国軍コミュニケーションサービス「ザ・キャンプ(THE CAMP)」に対して、HYBEが法的対応を予告した。

HYBEは先月、THE CAMPの運営会社にBTSのメンバーと所属事務所のBIGHIT MUSICの許可なしに無断でBTSの肖像と氏名を使用し、パブリシティ権を侵害したことに対する内容証明を送付した。

同社はNewsenの取材に対し、「会社とアーティストが膨大な資本と努力を注いだパブリシティ権を侵害し、商業的に利用した行為などに対して、モニタリングを強化し、厳重な措置を取る予定だ」とコメントした。

THE CAMPは、株式会社Enable Daon Softが2017年11月に開設後、韓国陸軍と協力して運営中の軍の公式コミュニケーションサービスである。兵士たちに服務および兵役関連の支援サービスを提供し、兵士と家族、そして知人が、インターネット上でやり取りをする目的で活用されている。

THE CAMPは最近、「おすすめのスター兵士」など多数のサービスで、BTSの肖像と氏名を無断で使用した。その他にも商品を販売するサイト「THE CAMP MALL」でメンバーの実名を使用した人形を5万6,000ウォン(約6,138円)で販売していた。その後、この商品は議論となり、現在は販売が中止されている。

BTSは先月、VとRM、ジョングク、ジミンの入隊により、全メンバーが軍服務中だ。グループ活動再開の予定時期は2025年6月になるとみられる。

所属事務所は昨年12月29日、BTSの公式ファンコミュニケーションプラットフォームWeverseを通じて、メンバーたちの兵役期間中も、誹謗中傷やメンバーの権益を侵害し、名誉毀損をする者たちに対する法的対応を続けていくと発表。「嫌疑があるものに対しては、いかなる合意や善処もなく、強硬かつ厳重に措置する」と明らかにした。

・BTS、個々の魅力が際立った2023年の活躍を振り返る…メンバー全員の入隊後も変わらぬ人気

・BTSからNewJeansまで、なりすましや個人情報の流出被害続く…HYBEがアーティスト10組の告訴状況を報告

記者 : ファン・ヘジン