イ・ソンギュンの妻チョン・ヘジン、遺書のようなメモを発見し警察に通報か

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写真=マイデイリー DB
麻薬投薬の疑いがもたれ、捜査が始まってから69日。俳優のイ・ソンギュンさんが死亡した。

警察当局と消防当局によると、イ・ソンギュンさんは本日(27日)午前10時30分頃、韓国・ソウル市鍾路(ジョンノ)区の公園に止められている車の中で、遺体で発見された。享年48歳。

警察は、同日午前10時12分頃「夫が遺書のようなメモを残して家を出た。昨日までは連絡が取れていた。車両も無くなっている」という通報により、捜索にあたった。この通報は、妻で女優のチョン・ヘジンによるものとみられる。

発見当時、車内にいたイ・ソンギュンさんは意識を失っている状態だった。助手席からは練炭1個が発見された。消防関係者は「死亡したと判定し、(治療のための)病院搬送は行わなかった」と伝えた。

訃報を受け、所属事務所のHODU&Uエンターテインメントは「残念なお知らせをお伝えすることになり、申し訳ございません。俳優のイ・ソンギュンが12月27日にこの世を去りました。悲痛で耐え難い気持ちを抑えきれません」と追悼。続けて「どうか故人の最後の道が悔しくないように、憶測や推測による虚偽事実の流布及び、これに基づいた悪意のある報道は控えていただきますようお願いいたします」と呼びかけた。

今年10月から、イ・ソンギュンさんは麻薬類管理に関する法律(大麻・向精神成分など)違反の疑いで警察の取り調べを受けてきた。しかし3回にわたる調査で、一貫して疑惑を否定してきた。

イ・ソンギュンさんは、遊興施設の室長B氏が渡してきた薬物を睡眠剤だと思い投薬しただけで、麻薬だとは思わなかったと主張。同女性から継続的な恐喝、脅迫を受けて、3億5,000万ウォン(約3,840万円)の被害を受けたとし、捜査機関に告訴状を提出した。

また昨日(26日)、イ・ソンギュンさんは弁護人を通じて悔しさを吐露し「嘘発見器での調査を依頼する」という内容の意見書を、仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査係に提出していた。

イ・ソンギュンさんは1999年にデビュー。その後、ドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」、映画「火車 -HELPLESS-」「最後まで行く」「キリング・ロマンス」など多数の作品に出演した。2019年には「第72回カンヌ国際映画祭」最高賞パルムドールを受賞したポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」で主演を務め、世界的に名を知らせた。

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記者 : カン・ダユン