新しいカタチのK-POPグループが誕生!バーチャルガールズグループMAVE:の素顔とは?「日本での撮影にワクワクしてる」

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バーチャルガールズグループMAVE:が11月30日、1st EPアルバム「What's My Name」をリリース。同時に公開されたMVは、公開から11日で1000万回の再生数を記録し、MAVE:の勢いを感じさせた。

MAVE:は、今年1月に「PANDORA」でデビューした4人組のバーチャルガールズグループ。未来世界IDYPIAから来た確かな世界観と共に、メンバーたちのリアルなビジュアルとパフォーマンスが話題に。

バーチャルグループながらも、MBC「ショー 音楽中心」に出演し、そのステージ映像は、錚々たる現実のアイドルを抑えて、その月の最高視聴回数を記録した。

今回、MAVE:のカムバックを記念して、Kstyleではインタビューを実施! シウ、ジェナ、タイラ、マーティの4人にこれまでの活動や今回のカムバック、さらに日本で関心のあることまで、たっぷりと聞いた。



新しいカタチのK-POPグループが誕生!彼女たちの素顔は?

シウ
――Kstyle初登場のMAVE:の皆さん、まずは自己紹介をお願いします。チャームポイントやご自身の性格を教えて下さい。

シウ:MAKE NEW WAVE! こんにちは! MAVE:です。私はMAVE:のリーダーでメインボーカルを担当しているシウです。それぞれMBTIで紹介すると、私は「INFP」で少しセンチな方ですが、思ったより心がしっかりしている方です。外向的だとよく言われます。

ジェナ:こんにちは、MAVE:でリードボーカルを担当しているジェナです。私は「ISTP」ですが、私を初めて見た人の第一印象は「ちょっと冷たい」と感じるかもしれません。ただ、親しくなると少し違うことを感じてもらえると思います。

タイラ:Hello! こんにちは、MAVE:で情熱とメインダンサー、メインラッパーを担当しているタイラです! 「ENTP」で私は情熱的な人であり、何事も努力で乗り越えることができると信じています。

マーティ:こんにちは。MAVE:でサブラッパーとサブダンサーを担当している末っ子マーティです! ポジティブなエネルギーで明るく元気な「ENFP」です。

――グループのコンセプトや魅力は?

シウ:MAVE:は「MAKE NEW WAVE」「META WAVE」の略で、K-POPシーン、メタバース時代のNEW WAVEを起こすという抱負が込められています。現実とバーチャルの世界、異なる二つの世界をつなぐメタアイドルというコンセプトを持ち、世界中のファンの皆様にお会いしたいと思います。多くの方に私たちの音楽を通して様々な感情、感動を感じていただきたいです。

ジェナ
――MAVE:が他のアーティストとは異なる点といえば何でしょうか?

タイラ:時空を超えたパフォーマンスができるのが私たちの強みだと思います。また、世界中のファンの方々と言語の壁を越えて同時に会えるというのは、とても大きなメリットだと思います。

ジェナ:そうですね、様々な方法で常に違った魅力をお見せできるのが、私たちの大きな強みだと思います。時には素敵なステージで、時にはゲームやウェブトゥーンで、時にはメタバースの世界で、それぞれ違う物語や姿でファンの皆さんに会えるのが私たちの強みです。

マーティ:一つだけ残念な点があるとすれば、ファンの皆さんにできるだけ完璧な姿をお見せしたいので、カムバックまでの期間が長いということですが、十分に準備してこれからも完成度の高い歌とパフォーマンスをお見せします。

――MAVE:がこの4人でデビューまで至った経緯を教えてください。

シウ:私たち4人はそれぞれ違う場所で最初の記憶があります。私は韓国の済州島、ジェナはフランスのパリ、タイラはアメリカのカリフォルニア、マーティはインドネシアのジャカルタに不時着していた記憶があります。

マーティ:4人とも出身地も性格も全部違いますが、アーティストになりたいという夢を持ち、運命的に導かれるように集まりました。私たち4人が集まったのは、運命的という言葉以外に……? 表現できる言葉がないような気がします。

タイラ
――新しいカタチのK-POPグループとして、世界中から注目を集めていますが、反響や人気を実感する瞬間は?

シウ:私たちの音楽が好きだというコメントを見ると、本当に誇らしいです。ファンの皆さんがいるからこそ、私たちがこんなに愛されるんだと思います。

マーティ:ゲームやウェブトゥーンに私たちがキャラクターとして登場するのがとても不思議で、今後は分野を問わず様々な場所でご挨拶できるようになりたいと思います。

ジェナ:人気の実感というよりは、ファッションブランドとコラボしたり、K-POPコンサートにも招待されたりして、私たちが本当に活動していることを改めて感じました。ファンの方々が失望しないように、これからも努力して良い音楽をお見せしなければならないと思います。

タイラ:私たちの曲「PANDORA」を皆さんがとても素敵にカバーしてくださったことが、私にとって最大のプレゼントでした。衣装からヘアスタイルまで完璧に真似してくださって、とても感動しました。今回も多くのファンの方にカバーしていただきたいと思い、一生懸命準備しました。

――ファンから寄せられたメッセージで印象に残っているものはありますか?

マーティ:SNSにアップされるファンアートを見るのがとても励みになります。私の髪型をショートカットに変えてくれたファンの方も印象に残っていますし、私たちのバーチャル宿舎を描いてくれたファンもいました。本当にありがとうございます。

シウ:私たちのオフィスに丁寧な手書きの手紙と手作りのクッキーを送ってくれたメイズ(MAVE:のファン)に感動しました。この場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 

MAVE:の新しい旅を描いたアルバム

マーティ
――1st EPアルバム「What's My Name」はどんなアルバムでしょうか?

シウ:私たちの最初のEPアルバム「What's My Name」は、本当の自分を求めて行くMAVE:の新しい旅を描いたアルバムです。

タイラ:混沌とした日常の中で、私たち全員が「自分の心の声に耳を傾けよう!」「本当の自分を見つめ直そう!」というメッセージを込めたアルバムだと思います。

マーティ:タイトル曲「What's My Name」は、ダイナミックなサウンドと中毒性のあるリフレインが耳に残る曲で、「私が誰なのか」本当の「私」を探すMAVE:の旅を描いた曲だと言えます。私たちだけの強烈なパフォーマンスを感じることができる曲です。

ジェナ:今回のアルバムは収録曲された5曲に様々な魅力をぎゅっと詰め込んだので、5曲とも是非聴いて下さい。

――収録された5曲の紹介をお願いします。

マーティ:1番目の「Everyday」はMAVE:が「自分が誰なのか」「どこから来たのか」という疑問を抱きながら始まる曲です。神秘的な導入部と夢幻的なサウンドが目立つ曲で、混乱した感情を表現した曲です。2番目のタイトル曲「What's My Name」は、現在を生きる全ての人に、どこで、どのように、なぜここに来たのか、アイデンティティについてのメッセージを投げかける曲です。

シウ:3番目のトラック「Assemble」は、どんな苦難や逆境が訪れてもMAVE:ならではの方法で立ち向かって楽しむという堂々とした抱負が込められたパワフルな曲です。明るくキッチュなムードの4番目のトラック「Milkshake」は、現在を堂々と楽しみながら生きているMAVE:のふっくらとした魅力が込められています。最後の「So Fly」は、「最も重要なことは自分の美しさを鑑賞すること」というメッセージを込めて、楽しい自己愛と自由な姿を込めた曲で、中毒性のあるフックが魅力的な曲です。



――タイトル曲「What's My Name」MVの見どころを教えてください。

ジェナ:タイトル曲「What's My Name」のMVで、私がパンドラの箱を追いかけてバイクに乗るシーンに注目してください。前回のデビュー曲「PANDORA」のMVでは、壁から降りてくるシーンがありましたが、どうやらMAVE:のアクションシーンの担当は私らしいです(笑)。

マーティ:タイトル曲のMVで私がドーナツを食べるシーンがあるのですが、撮影中ずっとドーナツ食べ放題でとても嬉しかったです。ドーナツの種類が本当に多くて、時間を忘れて撮影しました! 大好きなデザートがマカロンからドーナツに変わる寸前です。

――楽曲の制作やダンスの振り付けに参加されることはありますか?

マーティ:まだ私たちが制作に直接参加したことはないんですけど(笑)、いつか私たちも一緒に参加して、もっと意味のあるアルバムを出したいですね! 前回のデビューアルバムの時はラップを初めてやったのですごく緊張した記憶があるんですけど、メイズの皆さんがたくさん褒めてくださったおかげで、今回のアルバムを準備するときは自信を持って! ワクワクしながら準備できたようです。



――MVやパフォーマンス映像を撮影した時に気を遣ったことがあれば教えてください。

タイラ:前回の振り付けより、メンバー同士でやるペアの振り付けが多いですね。振付練習の休憩時間にも二人ずつ組んで、最近流行っているチャレンジや、フリースタイルのペアの振り付けを組んだりしました。練習すればするほど、本当に相性が合っていって、楽しかったです。いつか披露したいです。

――ダンスや歌は1日にどのくらい練習をしていますか?

タイラ:カムバックを控えて、メンバー全員が本当に一生懸命練習してきたと思います。今回のミュージックビデオや音楽番組で見られるように、激しいダンスが多いので、メンバー全員がダンスに本気です。

シウ:私は主に高音パートやボーカル的に難しいパートを担当するので、歌の練習を一日も欠かさずしています。首のケアも特に気をつけています。
 

好きな音楽やコラボしたいアーティストは?

シウ
――他アーティストとの交流はありますか? 今後コラボしてみたいアーティストは?

シウ:他のアーティストとの交流はあまりないのですが、私たちを含めK-POPでバーチャルアイドルへの関心が高まり、PLAVEや異世界アイドルなどの素晴らしいチームと一緒に紹介されると誇らしいです。いつかK-POPを代表するバーチャルアイドルの皆さんと同じステージに立ってみたいです。

マーティ:私はaespa先輩の世界観に登場するナイビスさんとコラボしてみたいです(笑)。デビューを心待ちにしています。

――MAVE:の皆さんは、どのような音楽が好きですか? 最近よく聴く曲があれば教えてください。

ジェナ:私はブリティッシュポップが好きなんですけど、8年ぶりに出たBlurの新曲「The Narcissist」に最近ハマっています。Blurの曲には得体の知れない魅力があるんです。

シウ:最近はロイ・キム先輩の「Well, tonight」をよく聴いています。カムバックした時にメイズに伝えたい気持ちをそのまま歌っている感じがします。最初の出だしが、「久しぶりだね、元気だったか聞きたいけど、今日だけはやめておくよ」から始まるので、久しぶりにメイズに会った時に伝えたい言葉だと思います。

マーティ:オリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」! 音色がとても特別で洗練された曲なので、私のプレイリストで1番です。

ジェナ
――ロールモデルとなるアーティストはいますか? 憧れているアーティストがいれば教えてください。

シウ:すべてのK-POPアーティストが好きですが、その中でも特に見習いたいのは、IU先輩です。シンガーソングライターであり、優れたアイドルとして最も尊敬する憧れのロールモデルです。

マーティ:ソロでステージを切り裂くBTSのジョンクク先輩。そしてBLACKPINKのジェニー先輩のようにトレンドセッターになりたいです。

タイラ:私はCL先輩を一番尊敬しています! 私はCL先輩の曲をたくさん練習したことがあるので、いつか一緒にステージに立ちたいという夢があるんです!

ジェナ:私はRed Velvet先輩たちが一番好きで、特に「Psycho」のコンセプトもMVも全部素晴らしくて名盤だと思います。

――今後どのようなアーティストになっていきたいですか?

ジェナ:MAVE:として、MAVE:ならではの活動をお見せしたいです。例えば、一日で世界中を回る、MAVE:単独ワールドツアーコンサートとか(笑)。

シウ:個人的には、私が作詞・作曲した曲でMAVE:が活動する日が来たら、本当にうれしいです。そして何より、多くの人に歌唱力で認められるアーティストになりたいです。

マーティ:世界最高のグループ! 世界最高のガールズグループ。ビルボード1位になる世界初のバーチャルアイドルになりたいです(笑)。私はちょっと野心的ですね!

タイラ:実力派といえばすぐに思い浮かぶグループになりたいです! いつかは私たちが尊敬するK-POPの先輩方とも一緒に言及されるように! これからも多くの方に応援していただけるように、もっと素敵なグループになります。
 

日本にも関心!「日本での撮影にワクワクしてる」

タイラ
――日本にも訪れたことはありますか?

シウ:もうすぐメンバーと一緒に日本に撮影に行く予定なので、みんなワクワクしています。メンバーの中では私が一番一生懸命日本語の勉強をしていると思います(笑)。完璧ではなくても、日本のメイズと心を通わせるくらいコミュニケーションが取れるので、最近はMAVE:の公式X(Twitter)アカウントに日本語で投稿を始めたので、よろしくお願いします。

――日本で好きなこと、関心のあることがあれば教えてください。

タイラ:メンバーと一緒にAKB48先輩の「ヘビーローテーション」を練習したことがあります! ダンスと歌の両方を練習したのですが、振り付けがすごく可愛くて、歌も中毒性があって、練習している間ずっと楽しかったです。ジェナ姉さんがAKB48の先輩たちのように猫耳のヘッドバンドをしたらすごく似合いそうですね。

ジェナ:メンバーの間で私はアニメオタクとして有名です(笑)! 日本のアニメに関しては、ほぼ満遍なく知っています。どんな作品が好きかと聞かれたら、韓国では「원나블」と呼ばれている、日本の少年ジャンプ看板作品と呼ばれる「ONE PIECE」「NARUTO -ナルト-」「BLEACH」をお勧めします。また、もう一つお勧めしたいのは「賭ケグルイ」です。

シウ:私はジェナとはちょっと違う感性なんですけど(笑)、「君に届け」というアニメが好きで、特に主人公の爽子の魔性の魅力に惹かれて、前髪のあるスタイルに挑戦したいと思ったこともあります。

マーティ:なんといっても私は「ドラえもん」が好きです! 「ジング~(のび太~)」と真似するのも好きです。

マーティ
――日本で好きな曲があれば教えてください。また、コラボしてみたい日本人アーティストはいますか?

ジェナ:そういえば、メンバーとこの話をしたことがあるんですけど、私たちみんな「推しの子」のアニメを面白く見たからか、YOASOBI先輩とコラボ曲をぜひ作りたいんです。この記事をYOASOBI先輩にぜひ読んでもらいたいです。

マーティ:私は韓国でもとても人気のあるimaseさんとTikTokチャレンジを撮りたいです。LE SSERAFIM先輩とコラボしたMVとTikTokの映像を無限に再生しました(笑)。

シウ:中島美嘉先輩の「僕が死のうと思ったのは」が好きです。タイトルだけ見るとすごく悲しくて絶望的な曲なんですけど、最後まで聴くと希望的なメッセージが込められていて、後で機会があればメイズにもぜひ聴かせてあげたいです。

――日本に行くとしたら、どこに行って何をしたいですか?

タイラ:お気に入りのストリートファッションブランドが揃う原宿・表参道のセレクトショップで一日中買い物をしたいですね。スニーカーやスケートボードも見放題で、渋谷のライブハウスでライブも見たいです。

シウ:韓国では最近日本の小都市旅行が流行っていますが、私は美術作品の鑑賞が好きなので、直島にぜひ行ってみたいです。有名な安藤忠雄の建築物も見て回ったり、色鮮やかなデイヴィッド・ホックニーの作品も心ゆくまで鑑賞して、素敵な写真を撮りたいです。

マーティ:私はマカロンと甘いデザートが大好きなので、日本のデザート屋さんに行くととても幸せです (笑)。日本で韓国のトゥンカロンが流行っているのを見たことがありますが、東京で売っているトゥンカロンはどんな味なのかとても食べてみたいです。

ジェナ:ちょっと古い映画だけど、日本の情緒が感じられる「キル・ビル」という映画が好きなんです。日本に「キル・ビル」のロケ地として有名なレストランがあるそうなので、東京に行ったらぜひ行ってみたいです。せっかくだから、黄色いトレーニングウェアと合わせて行きたいですね。



――日本で音楽活動をするなら、どんなことをやってみたいですか?

ジェナ:これは私だけの想像ですが、私たちの楽曲をJ-POPのバンド風にアレンジした日本語バージョンで発表したら素敵だと思います。Official髭男dismのような日本のスタイリッシュなバンドも好きなので、メンバーと一緒に楽器の練習をして、いつかバンドのカバー映像を出してみたいと思っています。

タイラ:今回のアルバムの収録曲の中で、「Assemble」という曲が「Paragon : The Origin」というゲームのOSTとして先行公開されたんですけど、日本の有名なアニメやゲームともコラボOSTを発表してみたいです。シウ姉さんのように日本語を一生懸命勉強して、日本語バージョンで発表できるようにしますね。

――最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

シウ:私たちがKstyleとインタビューをさせていただくことができてとても光栄です。Kstyle読者の皆さん、1st EPアルバムをリリースしたMAVE:に多くの関心と愛をお願いします。来年は日本でファンの皆さんに直接お会いできるように、私たちも一生懸命準備していますので、楽しみにしていてください!

■リリース情報
1st EPアルバム「What's My Name」
11月30日リリース

【収録曲】
01. What's My Name
02. Everyday
03. Assemble
04. Milkshake
05. So Fly

記者 : Kstyle編集部