イ・ヨンエ&イ・ムセン主演の新ドラマ「マエストラ」ムービングポスターを公開

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写真=tvN「マエストラ」
「マエストラ」のムービングポスターが公開された。

韓国で12月9日に放送がスタートするtvN新土日ドラマ「マエストラ」(脚本:チェ・イユン、ホン・ジョンヒ、演出:キム・ジョングォン)が、ムービングポスターを公開した中、チャ・セウム(イ・ヨンエ)、ユ・ジョンジェ(イ・ムセン)、キム・ピル(キム・ヨンジェ)、イ・ルナ(ファン・ボルムビョル)を囲むヒマワリのつるとその間に隠されている意味深なオブジェが、好奇心を刺激する。

公開されたポスターには、最年少コンサートマスターのイ・ルナをはじめキム・ピル、ユ・ジョンジェの姿が一つの映像に収められている。最後は指揮棒を持って高らかに正面を見つめるマエストラ、チャ・セウムが登場し、エレガントな雰囲気を見せている。

灰色の絵の具を溶いたような紙に、細かいペン画が描かれたポスターには、人物ごとにそれぞれ異なるヒマワリが描かれており、目を引く。まず、ザ・ハンガン・フィルハーモニック・オーケストラの最年少コンサートマスターであるバイオリニストのイ・ルナの周りには、枯れて首が折れたヒマワリが描かれている。バイオリンもつるが巻かれて折れている状態だ。最年少コンサートマスターというタイトルとは全く違う、色あせた雰囲気で好奇心をくすぐる。

チャ・セウムの夫で作曲家のキム・ピルのつるには、楽譜と共にまだ咲いていない花のつぼみが見える。長いスランプから解放されていない状態を表現しているかのように、満開の日だけを待っている姿は、ほろ苦い感情を呼び起こす。いつも自分より先を進む妻のチャ・セウムを見て、心の奥底に嫉妬と不安が宿っていることが垣間見える。

また、ユ・ジョンジェの絵には満開のヒマワリがたくさん咲いている。ただ太陽に向かうヒマワリの姿は、いつもチャ・セウムに向かっているユ・ジョンジェの心に似ている。つるに掛かっている銃と舞い散る紙幣は、何でも手にすることができる権力と財力を象徴している。

しかし、つるの端にある鳥かごの中の小さな鳥は、ユ・ジョンジェの豊かなつるを離れて、チャ・セウムのつるに落ち着く。ユ・ジョンジェとの縁を切って、アーティストとしての翼を大きく広げていくチャ・セウムを見るような感覚を与える。果たして彼らがどのような過去を共有しているのか、注目が高まる。

小さな鳥が座っているチャ・セウムのつるは、満開のヒマワリと枯れたヒマワリが共存している。太陽のような情熱を表すと同時に、内面に秘密を隠していることが垣間見える。つるに掛けられた指揮台と楽譜、万年筆は、マエストラのチャ・セウムをさらに輝かせるが、最も低い場所に描かれている車椅子は何を意味するのか、様々な推測を呼ぶ。

このようにミステリアスな要素で満たされたムービングポスターは、きらびやかな指揮に隠された危ういハーモニーを描く「マエストラ」への期待と関心を高めている。

記者 : キム・ミョンミ