ソ・イングク、ミュージカル「モンテ・クリスト」への思いを語る“初めての挑戦…ものすごい覚悟で臨んでいる”

OSEN |

写真=「THEATRE+」
ミュージカル「モンテ・クリスト」に出演中のソ・イングクが、「THEATRE+」12月号の表紙を飾った。

韓国で公演中のミュージカル「モンテ・クリスト」のエドモンド・ダンテス/モンテ・クリスト伯爵役を熱演中のソ・イングクが、「THEATRE+」12月号のグラビアで、カリスマ性あふれる一面と少年美をアピールした。

公開された写真の中で彼は、レッドカラーのジャケットとレザー素材のパンツ、ポイントとなるアクセサリーを身につけて、自身の配役であるモンテ・クリスト伯爵の圧倒的なカリスマ性を込めた眼差しで正面を見つめている。彼は、たったワンカットで純粋だった青年エドモンド・ダンテスが凄絶に裏切られた後、復讐心に燃えるモンテ・クリスト伯爵に変身する物語を見せた。

先月21日に開幕した同作で、ドラマチックな感情を緩急をつけて繊細に描き、“新しいモンテ・クリストの誕生”と絶賛されている彼は、久しぶりに戻ってきたミュージカルの舞台への期待を胸に撮影とインタビューを続けた。

彼は同作について、「以前の作品と違い、時間を遡る時代劇なので、新鮮な感じがします。とても長く愛されている有名な作品で、僕も初めて挑戦するものなので、ものすごい覚悟とトキメキで臨んでいます」と作品に参加した感想を述べた。

さらに、彼は「同じ役の俳優の年齢層が全体的に下がり、作品が新しくなるシーズンに参加することになりました。本当に良いタイミングで出会えた作品だと思います」とし、「演出家さんをはじめ、すべての俳優さん、スタッフさんのおかげで本当に幸せで、多くのことを学び、感じています。観客の皆さんにも満足感を味わっていただけたら嬉しいです。言葉では言い表せないほどの幸せを得られると思います」と作品への愛情を語った。

また、「劇中の人物たちの貪欲さも、そしてエドモンドが戻ってきて復讐をすることも、人間が基本的に持っている心だと思います。なので、100年、200年が経っても、作品が持っている根本的なメッセージの力は変わらないと思います」とし、「『モンテ・クリスト』は人間の本能をそのまま描く、率直な作品です」と作品が持つ通時的メッセージを伝えた。

続いて、今シーズン新たにキャスティングされたエドモンド・ダンテス/モンテ・クリスト伯爵役の4人の俳優について「4人(イ・キュヒョン、コ・ウンソン、キム・ソンチョル)、いずれも個性がとても強い方で、様々なアイデアが出ましたが、演出家の方が提案されたものをすべて試すことができるようにサポートしてくれました。一緒に作っていく過程がとても楽しかったです」と明かし、4人4色のモンテ・クリストが繰り広げる舞台への期待を高めた。

ソ・イングクが出演するミュージカル「モンテ・クリスト」は、フランスの国民的作家アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)の同名の小説をミュージカル化した作品だ。嘱望される若い船員エドモンド・ダンテスが、彼の地位と婚約者を狙った周囲の人物たちの陰謀により濡れ衣を着せられ、悪名高い刑務所で過ごした後、劇的な脱出をして“モンテ・クリスト伯爵”に名前を変え、復讐に出るが、結局自分自身を破滅に導いてしまう。復讐の代わりに許しと和解、愛の価値を見つける波乱万丈な旅を描いた作品だ。

今年6度目のシーズンで戻ってきた同作は、従来のドラマチックさを維持しながらも練り込まれたストーリーや360度回転する舞台をはじめ照明、衣装、音楽など、すべてが新しくなった「ALL NEW MONTE」で、絶賛上演中だ。

ソ・イングクをはじめ、イ・キュヒョン、コ・ウンソン、キム・ソンチョル、ソンミン、イ・ジヘらが出演するミュージカル「モンテ・クリスト」は、来年2月25日まで忠武(チュンム)アートセンター大劇場で上演される。

記者 : パク・ソヨン