Netflix「毒戦2」チャ・スンウォン“海外の視聴者の反応が楽しみ”

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写真=Netflix
俳優のチャ・スンウォンがNetflix映画「毒戦 BELIEVER 2」に対する自身の考えを伝えた。

最近、ソウル鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョクトン)のあるカフェで「毒戦 BELIEVER 2」に出演したチャ・スンウォンに会った。

動員観客数520万人を記録した「毒戦 BELIEVER」(2018)の後続作である「毒戦 BELIEVER 2」は、龍山(ヨンサン)駅で展開された厳しい血闘後、依然としてイ先生を追うウォンホ(チョ・ジヌン)と消えたロック(オ・スンフン)、そして彼らの前に再登場したブライアン(チャ・スンウォン)と、事態を収拾するため中国から来たクンカル(ハン・ヒョジュ)の息詰まる戦争を描く犯罪アクション映画だ。

劇中チャ・スンウォンは組織の隠された人物で、イ先生を名乗っていたブライアン役を務めた。ブライアンはウォンホの作戦により検挙されるが、劇的な脱走に成功して新しい機会を狙う人物だ。

この日チャ・スンウォンは「毒戦 BELIEVER」がシーズン2として帰ってきたことについて「感慨深いという感じではありません」と正直に話し、「前作とこの作品の間に5年というギャップがあるので、『この映画がもうそんなになったの。その後僕は何をしていたの』と振り返ったりしました」と述べた。

出演の理由について質問すると彼は「自分の役割だけを考えた時、興味深い部分がありました」とし、「前作と同じだったら面白くなかったはずですが、以前より静まっているという設定が面白かったです。前作では虚勢を張っていましたが、シーズン2では落ち着いていて冷ややかなキャラクターを演じられるという点がよかったです」と答えた。

シーズン2ではやけどを負って顔だけで演技しなければならないキャラクターを務めた彼は、「顔だけで演技する時にも長所があります」とし、「全身を使って演技する時とは違って、タイトなサイズの顔だけで演技する時のカタルシスがあります。白い髭もあって老いたけれど、眼差しは強烈な感じを想像していましたが、それがよく表現されたと思います」と満足感を示した。

「身体的な制約が短所になり得ますが、長所にもなり得ます」と言った彼は「僕は背が高いので、誰かの後ろで立って話すと威圧感があるのですが、その威圧感がなくなる短所はありました」と説明した。

また彼は「作品を選択する時には、シナリオに出てくるキャラクターを見ると規定がありますが、自分がこの規定の中でどれだけ変奏できるのかを確認します。ブライアンは実際、制約がありますが、結局最後には自分にダメージを与えた人々に復讐するじゃないですか。そこにカタルシスを感じました。僕は巨大な復讐よりは一次元的復讐がいいです」と話した。

「毒戦 BELIEVER」シーズン1は劇場で公開されたが、シーズン2はNetflixで配信された。これについてチャ・スンウォンは「世界中で公開されるので、反応もバラバラだと思います」とし、「海外の人々の反応が楽しみです。作品への反応より、僕という俳優への反応が一番気になります」と告白した。

そして「シーズン2が面白かったら、自然にシーズン1も見ることになると思いますが、そのきっかけになる部分が気になります」とし、「(Netflixの)最も大きな長所は、世界中で公開されることだと思います」とつけ加えた。

反応を自ら探して見なかったという彼は「非英語圏の世界1位になったので満足しています。それが反応だと思っています」と語って笑いを誘った。

特にシーズン2はミッドクエル(midquel、前作の中間の話を描く作品)であるとされ、より注目を集めた。このような部分でプレッシャーは感じなかったのかと聞くと彼は「僕は目立つのが当たり前だと思います」とし、「それによるプレッシャーはなかったです。僕は元々目立つのを覚悟して演じましたが、チョ・ジヌンさんは大変だったと思います。ストーリーテラーとしてすべき役割があったので大変だったはずです」と、俳優チョ・ジヌンの苦労を伝えた。

そして「僕が大変だったこと? 腹部がしびれたことだけ。ずっと体を折っていたので、腹部がつってしまいました。それしかありません。座って演じましたから。一番大変だったのはハン・ヒョジュさんで、2番目はオ・スンフンさんです」と話した。

ブライアンの最終目標は復讐だと説明した彼は、「イ先生になったんじゃないかと思います。結末は出てきませんが、自分の考えではイ先生になったと思います」とし、「最終的にイ先生になりたかった人でした」と彼が務めたキャラクターの未来について語った。
「毒戦 BELIEVER 2」はNetflixで配信中だ。

記者 : ノ・ハンビン