映画「家門の栄光:リターンズ」ユン・ヒョンミン、父との別れや破局に言及“仕事に最善を尽くしたい”

OSEN |

写真=テウォンエンターテインメント、NEW
俳優ユン・ヒョンミンが、「家門の栄光:リターンズ」に出演した感想を語った。

ユン・ヒョンミンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のカフェで映画「家門の栄光:リターンズ」のインタビューを行った。

この日彼は映画に対する個人的な満足度について「ドラマをやる時は、自分の姿を見れないんです。この映画では、ワンシーンを撮影したら編集前のものを見せてくれるのですが、それが苦しかったです。自分の目には残念なところしか見えないですから。すべての俳優がそうだと思いますが、自分の未熟なところ、穴しか見えるんです」と話した。

ユン・ヒョンミンは、優れた文才を持つスター作家のデソ役を務め、チャン家の末娘ジンギョン役のGirl's Dayのユラと共演した。共演した感想について「紆余曲折が多い中、ユラさんがキャスティングされました。僕も少しシャイな方で、彼女もそうなので、お互いタメ口を使うのが簡単ではありませんでした。親しくなれば楽しくしてあげられるのに、最初の撮影の時までタメ口を使うことができませんでした。幸い、監督が機会を設けてくれて、楽しく会食もしました」と振り返った。

彼は「28回の撮影で、僕が24回参加し、ユラさんは20回参加しました。毎日一緒にいたので、もし今後の作品で自分が推薦できるとしたら、ぜひ推薦したいと思うほど素晴らしかったです。すごくサバサバしていて、現場にあんなに早く来る俳優は初めて見ました。僕も早く来る方ですが、僕より早く来ていました。バトルになるほどでした」と打ち明けた。

ユラの演技についてユン・ヒョンミンは「悪口を言うシーンやフォーク、ピアノのシーンはプレッシャーがあったと思います。僕が女優だったら、その2つのシーンでこの映画への出演を決定したと思います。それだけきちんと生かさなければならないですし、だからこそジンギョン役で俳優として得られるものが多いだろうと言いました。そう言われて、もっとプレッシャーを感じているようでした。僕が務めたデソ役はそれほど果敢なシーンがなかったので、ジンギョンよりはプレッシャーはありませんでした」と伝えた。

また「もしジンギョンだったら、あの2つのシーンが一番難しかったと思います。一日中撮影し、フォークのシーンも撮って、エンディングのキスを撮りに行かなければならなかったのですが、思ったより何度も撮影し直して、その後のシーンは撮影できなかったんです。ユラの良いところは、暑い中で悔しかったり疲れたり、たくさんのスタッフの前で申し訳なかったり、色々な感情があったと思いますが、笑顔でやり続けるところでした。これは会食でも話しました。そういう部分において、良い俳優になる可能性が高いと思います。人間的な魅力が良かったです」と絶賛した。

デソは文章を書きながら足湯をする姿が目を引く。デソの前史について準備したものはあったかという質問にユン・ヒョンミンは「僕が自分なりに準備したのは、パンツから私服まで、すべて自分のものだったところです。すべて自分のものを持って行きました。自分の服が楽だと思ったからです。ドラマではそれが不可能なので、やってみたかったんです。トランクスも注文して2つともはきましたし、そういった準備過程がとても幸せでした」と語った。

短い撮影期間に焦りや不安は感じなかったのだろうか。ユン・ヒョンミンは「不安もありましたが、キム・スミ先生とタク・ジェフン兄さん、チョン・ジュナ兄さんがいたので、コメディが不安ではありませんでした。最初の撮影の時にすでに話を聞きました。5年前から企画されたものなので、すべての準備や動線、場所は決まっていたので、不安なことはなかったのすが、自分が上手くできないんじゃないかという不安はありました。どうすればチョン・ジュノ兄さんより上手くできるだろうかと悩みました」と言及した。

特に彼は「ドラマの撮影中、様々な媒体を行き来する先輩たちが、映画の現場について話しながら、1つのシーンのために1~2日を使うと言っていました。僕がドラマを撮影していた時は、現場撮影1週間に52時間という基準がなかった時で、チョク台本(撮影直前で渡される、その時撮るシーンの台本)ができてから毎日撮影をしていたので、映画を経験してみたかったんです。1ヶ月半という期間で追われるような撮影ではありませんでした。しっかり配分されていたためか、一度も追われるような撮影ではなかったんです。でも俳優として1つのシーンをできるまでとことんやるという、そのような経験はしてみたかったです」と話した。

ユン・ヒョンミンは最近、個人的なことで注目された時期だった。昨年父親の死去後、最近女優ペク・ジニとの破局まで報じられたためだ。これに対してユン・ヒョンミンは「今年を基準に、2年ほど作品ができませんでした。個人的な都合で、父と過ごす時間を持とうとしたんです。『ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~』を機に、休まずに仕事をしようと思いました」と話した。

また「父親を亡くし、人生観が変わった部分がありました。例えばドラマでラブコメディをやると、次は別のジャンルが来るまで待ちました。ですが今は休まずにオファーをもらったらとにかくやろうと思っています。できるだけたくさんやって、壊れても残ったものは経験になりますから。そうすれば俳優として堅固になると思いました。1日も休まないので、オファーが入ったらぜひ声をかけてほしいと事務所に伝えました。今年からは必死に走ろうと思っています」と語った。

特にユン・ヒョンミンは「家門の栄光:リターンズ」の制作報告会の前日に破局が報じられた。彼は「それでもお金をもらって働く俳優なので、仕事をする時は一生懸命に、痛みを忘れて最善を尽くすべきだと思います」と意気込みを見せた。

最後に彼は「家門の栄光:リターンズ」を観客におすすめしたい理由として「毎回舞台挨拶で、何も考えずに観たら面白いと思うと言っていますが、楽しい気分になりたい時、この映画を観ればいいと思います」と様々な映画の鑑賞を呼びかけた。

記者 : キム・チェヨン