※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「純情ボクサー」で、イ・サンヨプとI․O․I出身のキム・ソへがハッピーエンドを迎えた。

韓国で2日に放送されたKBS 2TV月火ドラマ「純情ボクサー」最終回では、すべてを元に戻したキム・テヨン（イ・サンヨプ）とイ・グォンスク（I․O․I出身キム・ソヘ）が1年ぶりに再会し、幸せな結末を迎えた。また、夢に向かって挑戦をやめないハン・アルム（チェ・ウォンビン）、チョン・スヨン（ハ・スンリ）、ハン・ジェミン（WINNER キム・ジヌ）の美しい成長の物語は、視聴者の心に深い余韻を残した。

同日の放送でグォンスクは、アルムとのタイトルマッチに出場し、悔いのない最後の試合を繰り広げた。リングに上がった彼女は、リングの四方に向かって挨拶し、最後の試合を見守ると約束したテヨンを急いで探した。しかし、グォンスクはテヨンが見えないと極度の不安感に襲われ、緊張感を高めた。

同じ時間、キム・オボク（パク・ジファン）の仲間に拉致されたテヨンは、人通りのない倉庫で縛られたまま目を覚ました。彼は自身に向かってゾッとするような笑みを浮かべるオボクに「僕を殺して全部終わらせましょう。その試合を台無しにする資格は誰にもないから」と怒りをあらわにした。

オボクはイ・チョルヨンに、直ちにグォンスクのところに行き、今日の試合で勝てばテヨンはここで死ぬと伝えろと言った。テヨンは引きずられていく中でも「グォンスクの最後のリングです。助けてください、どうか」と叫び、視聴者を悲しませた。

グォンスクとアルムのWBC世界バンタム級タイトルマッチの開始を知らせるゴングが鳴ると、競技場は観衆の熱烈な歓声でいっぱいになった。テヨンを探していたグォンスクは思わずリングの真ん中に立ち止まり、その瞬間をキャッチしたアルムは強力なレフトフックでグォンスクを倒した。

ちょうどオボクの一味と一緒に競技場に着いたチョルヨンは、グォンスクに向かって起きろと叫んだ。父親の声に気がついたグォンスクは、席から立ち上がって試合を続けた。テヨンの不在は忘れたように彼女は速く強いパンチで圧迫していったが、アルムのガードは固かった。リングの上で時間は流れ、アルムはグォンスクのハンマーのようなパンチを受け、血を流しながらも再び立ち上がって固いガードを上げた。グォンスクとアルムの凄絶な最後の戦いは、2人のカウンターパンチで終わった。

判定でアルムに負けたグォンスクは、すべてが終わったかのようにすっきりとした顔でアルムに近づき、彼女の手首をつかんで腕を高く持ち上げて感動を与えた。

グォンスクの敗北とともに、オボクと部下たちは一斉に歓声を上げた。満身創痍になったテヨンの顔を見ていたオボクは「裏切った代価を払わなければならない」と銃を突きつけた。その瞬間、チョルヨンの通報で出動したパトカーのサイレンの音が倉庫の中に響き渡り、その上に強烈な銃声が響き、緊張感を高めた。

グォンスクは最後のインタビューで「私に逃げてはいけないと言ってくれた人がいます。その人のおかげで再びボクシングとまともに向き合うことができました」とし「今日私はこの試合を最後にボクシングと別れます。相変わらずボクシングが嫌いですが、それでも復帰してよかったと思います。ボクシングのおかげで大切な人たちに出会いました」と引退を知らせた。グォンスクは観衆が全員去った後、激しい試合の跡が残っているリングの上に一人で立った。リングにキスした彼女は「ありがとう」と言い、自身の純情を捧げたボクシングに最後の挨拶をして感動を与えた。

警察署に行く前、競技場にしばらく立ち寄ったテヨンは、遠くからグォンスクを見守りながら涙を流した。チョルヨンはテヨンを追いかけようとするグォンスクを抱きしめ「そのまま行かせて。あなたのために最善を尽くした」と涙を流した。

1年後、ナム会長の検挙と共にヒウォンの潔白を全て明らかにしたテヨンは、堂々とグォンスクの前に現れた。再会のキスをした2人は、お互いの手を取り合うラストシーンで視聴者の胸をときめかせた。テヨンとグォンスクの恋愛模様だけではなく、傷と痛みを乗り越えて成長する人物の話も注目された。特に「負けない方法は意外と簡単だ。私をもう少し信じて、戦うのは私一人ではないと思ってリングの上に立っていればいい。それが全てだ」という最後のナレーションは純情を抱いて生きていくすべての人々の心を慰め、共感を与えた。