【REPORT】ソン・ガン、客席へのサプライズ登場に大興奮!日本ファンの愛に涙「泣かないで」

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「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン1や「わかっていても」「恋するアプリ Love Alarm」「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」などで、日本でも絶大な人気を集めているソン・ガンが9月18日(月・祝日)にNHKホールにて「SONG KANG 2023 FANMEETING IN JAPAN ~BY YOUR SIDE~」を開催。今年2月14日のバレンタインデーに開催した初ファンミーティングから約7ヶ月ぶりにソンピョン(ソン・ガンのファンの名称)との再会を果たした。Kstyleでは19時より行われた2部の模様をレポートする。
 

日本語の勉強も!突然の天然ぶりに胸キュン

オープニング映像で麗しい姿の数々が映し出された後、ベージュのオーバーサイズジャケットに白いパンツで登場したソン・ガン。おちゃめなVサインで観客を笑顔にさせるとイム・ハンビョルの「Shiny Star(夜空の星を)」を柔らかく甘い歌声で披露。途中、大きく手を振ったり、目のあった観客とエアハートを作ったりとファンサービスも欠かさない。歌い終えると「皆さん、こんばんは。ソン・ガンです。アンニョンハセヨ」と日本語を交えながら挨拶した。

前回のファンミーティングに続きMCを務めるのは古家正亨。まずは近況を聞かれると「ドラマ『マイ・デーモン』を撮っているところですが、僕は悪魔役で一夜で能力を失ってしまうというコメディ・ファンタジー・ロマンスドラマです」と説明しつつ、観客に向かって「皆さん、悪魔は好きですかー?」と唐突に質問。なんと反応すべきか戸惑う観客にすかさず古家が「ソン・ガン悪魔は好きですか?」とフォローを入れると「ギャー!!」と悲鳴があがり、その反応に満足したようで「僕は邪悪な悪魔になります」と笑顔を浮かべた。また、すでに撮影を終えて公開が待たれている「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2についても「本当に型破りで興味深いストーリーになっているので期待してもいいですよ」と言及した。

今回のファンミーティングのタイトル“BY YOUR SIDE”に込められた意味については「いつも僕が皆さんの隣にいる。また皆さんも僕の隣にいてほしいという意味がある」とし、その文字がFC限定で販売されたブレスレットにも刻まれていることを説明すると、客席のソンピョンたちは「わかってるよ~」とばかりに一斉に手を挙げてブレスレットをアピールした。

日本のファンのために日本語も勉強したというソン・ガン。「今日も1日頑張ろう!」と「愛してる」と得意げに話し始めたかと思うと、急に言葉につまり、次に出てきたのは「たちつてと、なにぬねの」!! 完璧に見えてどこか天然なところも相変わらずでファンを胸キュンさせる。
 

ファンの言葉に感激「演技への原動力に…」

近況トークが終わり、次はSNSで事前募集した質問に答えるコーナー。「好きなもの、嫌いなもの」という質問には「最近ハマっているのは人間の脳。それに関する本を読んでいます。あとは生きることの理由とかドーパミン。本を読んだら30年悩んでいたことが書いてあったので衝撃を受けました。バラバラのパズルのピースがはまったようで幸せな気持ちになりました。『利己的な遺伝子』という本です」と独自性たっぷりに好きなものを紹介。嫌いなものは「食感がよくないもの。ふにゃふにゃしたもの」ということで豚肉の脂身が苦手だと明かした。「今やりたいこと」の質問には「温泉で本を読むこと」とし、前回の来日時に有馬温泉に行ったという話題も。「将来の夢」については「皆さんと頻繁に会うこと」と話し、自身の成功よりもソンピョンへの愛情を優先するコメントに黄色い歓声と大きな拍手が巻き起こった。

ソン・ガンについて知れたところで、続いては逆に彼がファンについて知る“ソンピョンを知りたい。ソン・ガンと私”のコーナーへ。どうして彼のファンになったのか、彼によって人生にどんな変化があったかなどのエピソードを事前にファンクラブで募集し、紹介されたファンはソン・ガンからコメントがもらえるという企画。「わかっていても」のジェオンのセリフで沼落ちしたというファンは実際にそのセリフを言ってもらい「いつもTVの向こう側でしか見られなかったけど、今日初めて対面することができてとてもうれしいです」と涙ぐみながら感激の様子。「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でひとめぼれしたというファンは、もうすぐ誕生日を迎えるとのことで、お祝いのメッセージを言ってもらい「もう死んでもいい。今まで生きてきて一番幸せな誕生日」と声を震わせた。

そして一番の盛り上がりを見せたのは「わかっていても」を見て好きになり、自身も俳優になっていつか共演したいというエピソードを紹介された男性ファン。メッセージが読まれると喜びを爆発させながら立ち上がり、なんどもステージに向かって手振りつつ「顔面が好き。生まれてきてくれてありがとう」と“好き”をアピールする彼にソン・ガンもソンピョンも大爆笑。このコーナーでソンピョンたちの愛情をたっぷりと感じたソン・ガンは「感動しました。お一人お一人が真心をもって良い言葉を言ってくださることが感動ですし、仕事をする上での原動力になります」と感想を語った。
 

客席に降臨!至近距離のソン・ガンに大興奮

前半が終わり、衣装替えのために一旦ステージを去ったソン・ガン。VCRを挟み、3階席から赤いニット姿で再登場すると、観客にランダムで赤いバラの花を手渡ししてゆく。続いて2階席、1階席と移動してステージに到着。ソンピョンたちは興奮しながらも、ソン・ガンが怪我をしないようにマナーを守りつつ、至近距離でその麗しい姿を目に焼き付けていた。実は、この企画は彼自身が提案したそうで「2月の時もやりたかったけど、状況的にできなかった。でも今回は必ずやりたいと自分から言いました。本当はおひとりおひとり目を合わせてお花を差し上げたいけど、できなくて残念です……」と話すと、その気持ちが十分に伝わったようで大きな拍手が巻き起こった。

後半は、さらに彼がソンピョンとの距離を近づけていくということで、まずは“私の恋人ソン・ガン♡”というコーナー。抽選で選ばれた観客がソン・ガンの恋人となり、さまざまなシチュエーションを再現するというもので、幸運なファンに一緒にベンチに座って肩を抱かれたり、抱きしめられたりと夢のようなひと時がプレゼントされた。うれしさと恥ずかしさのあまりにピョンピョンと飛び跳ねたり、抱きしめられて「いいにおいがした」とはにかむファンの様子にソン・ガンも「リアクションがとてもよかった」と満足気。
 

優しさや配慮にキュン!ファンと貴重な交流

続いては“みんなで当てよう、ソン・ガンはどっち?”のコーナーで、ソン・ガンがさまざまミッションにチャレンジして、成功するか否かを観客が当てるというもの。まずは観客とのじゃんけん対決で見事に勝利。ちなみにじゃんけんの相手は男性で「奥さんが大ファンで一緒に来たが、自分もファンで作品はみんな見た」とコメントし、ソン・ガンもうれしそうだった。続いては女性ファンとの手押し相撲。微妙にタイミングがずれて敗戦したが、実は「高いヒールを履いていらしたから……」とわざと負けたことを明かし、その優しさで実質勝利ということに。次の女性ファンとの腕相撲対決でも力加減をしつつ、最後は「やっぱり僕が勝つわけにはいかないです」と勝利を譲る配慮を見せた。

最後の種目、テーブルクロス引きは1部では失敗したとあって「必ず成功させる」との意気込みを。一瞬手を使ったようにも見えたが微妙に成功させ、4つのミッションのうち2つが成功。しかし、古家の独断でわざと負けた2種目も”優しさの勝利“となりミッションはすべて成功。ご褒美としてソン・ガンには食べたがっている手羽先、ファンには抽選で彼がアンバサダーを務めるボビーブラウンのコスメがプレゼントされた。もはやミッション成功か否かはどうでもよく、ソン・ガンの優しさや配慮にキュンとなるコーナーとなったが、なによりも彼自身が「前回はひとりでゲームをしたけど、今回はソンピョンと一緒にやったから楽しかった。近くでやることができてよかった」と心から楽しんでいたこと。それがソンピョンたちにとってなによりのプレゼントになったに違いない。
 

サプライズに溢れ出る涙「泣かないで…」

すべてのコーナーが終わり、いよいよエンディング。が、その前に2部公演だけに準備されていたサプライズイベントが!! スクリーンにこれまでの出演作品の名場面のダイジェストが流れた後、ファンからの応援メッセージや、ソン・ガンの関連グッズとともにファンたちが日常を楽しんでいる写真などが次々と映し出された。映像が終わると「ソン・ガン、サランへ~!!」の大合唱とともに「約束するよ 変わらない愛 いつも君の味方 ソンピョンだということを」と書かれたスローガンが一斉に掲げられる。すると一瞬言葉を失い「あ~あ」と深く息をつき、「手紙と写真を見て真心が感じられて本当に感動……」と涙するソン・ガン。その姿を見たソンピョンたちは「サランへ~!! サランへ~~!!」と自然に歓声をあげ、最後は古家の呼びかけで再び一斉に「ソン・ガン、サランへ~」と叫ぶと、ソン・ガンも「愛してる~」とその温かい気持ちにレスポンスをした。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、エンディングの挨拶。「最近、撮影が多くて。皆さんがこんなにたくさん来てくださったのに準備があまりできなくて申し訳ないと思っています」と話すと、思いがこみあげたのか、再び涙を流すソン・ガン。ソンピョンたちはもらい泣きしながらも「ウルジマ(泣かないで)、ウルジマ」と励まし、「そんなに涙もろいタイプではないけど、一度涙が出ちゃうとずっとあふれちゃうんです。皆さんがとても喜んでくださる姿を見て、とてもうれしかったです。また次回皆さんにお会いする機会があればと思います」とはにかんだ。
 

ソン・ガンとファンの絆「一生大切にしたい思い出」

最後はソンピョンのために準備した歌のプレゼント。「歌がとても難しいのですが、歌詞がとてもよくて、皆さんに伝えたい言葉が込められているようで選びました」と選曲の理由を明かしつつ歌ったのはポール・キムの「Every Day, Every Moment」。その言葉とおりに歌詞に気持ちを込めて丁寧に歌い上げ、誠実さと実直さが伝わるその歌声にソンピョンたちは存分に酔いしれた。歌い終えると「皆さん、記憶はとてもよい感情もそうですし、感情が伴ったときだけ記憶として残るのだそうです。そして今日の記憶はとてもよい記憶として一生大切にしたい思い出になりました。そんな記憶を残してくださってありがとうございます」と、心からのお礼を述べるともに「明日から出社ですよね? みんな頑張ってください。僕も頑張りますので。そしてまた、よりよい姿でお目にかかります!!」とソンピョンたちを気遣った。

前回の初ファンミーティングでは初々しさが感じられたが、今回は緊張がとけて自身も楽しもうと積極的にソンピョンと交流し、思い切り楽しんでいることが感じられたソン・ガン。ソンピョンたちのリアクションも“ソン・ガンが大好き”という想いに満ち溢れていて、彼もそれを感じたのだろう。最後に流した涙は、今日が彼にとって本当に幸せな日だったことを証明するような自然で美しい涙だった。約2時間、ソン・ガンと楽しい時間を共有したソンピョンたちは退場後、会場前でスローガンを掲げながら記念撮影をするなど、幸せの余韻にひたっていた。

(取材:安部裕子)

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ソン・ガン ジャパンオフィシャルファンクラブサイト

記者 : Kstyle編集部