「奇跡の兄弟」パク・ユリム、ドラマ初主演に挑戦“責任感とプレッシャーを感じた”

Newsen |

写真=BHエンターテインメント
パク・ユリムが、JTBC水木ドラマ「奇跡の兄弟」の放送終了の感想を明かした。

「奇跡の兄弟」は、“ユン・ドンジュ”になりたいが、持っているのは負債しかない作家志望生のユク・ドンジュ(チョンウ)と、特別な能力を持つ正体不明の少年カン・サン(ペ・ヒョンソン)が、時間の境界を超えた真実探しを通じて奇跡を作り上げていく過程を描いたヒューマンミステリードラマだ。劇中でパク・ユリムは、鋭い洞察力を持つ強力3チームの刑事パク・ヒョンス役を務めて、引き込まれるような演技で視聴者から好評を得た。

パク・ユリムは、役に対する高い再現度をもとに、演技にリアリティを与え、静かなカリスマ性で「奇跡の兄弟」の中のミステリーを引っ張った。特に、映画デビュー作「ドライブ・マイ・カー」で訴えかけるような眼差しの演技と手話の演技を披露して、「第94回アカデミー賞」に参加し、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のエピソードにも出演して、印象的な演技を披露した。

このように「奇跡の兄弟」を通じて主演として第1歩を踏み出したパク・ユリムが、放送終了を記念して一問一答に応じた。

―― ドラマ「奇跡の兄弟」の放送終了の感想を聞かせてください。

パク・ユリム:たくさん挑戦して、いろいろと勉強になった作品でした。「奇跡の兄弟」を通じて、私パク・ユリムという女優を視聴者の皆さんに披露することができて本当に光栄でした。撮影を始めてから最後の撮影まで、作品の中でヒョンスとして生きてきたので、実感が湧かなかったのですが、放送終了を控えて終盤に差し掛かっていることをやっと実感しています。「奇跡の兄弟」を一緒に作ってくださり、視聴してくださったすべての方々、そしてヒョンスの旅を共にしてくださった方々に心から感謝申し上げます。ヒョンスに送ってくださった愛情にお返しするために、私はまた別の良い作品でお目にかかりたいと思います。

―― 映画「ドライブ・マイ・カー」から初主演作「奇跡の兄弟」まで、様々な姿で人々と会っています。「奇跡の兄弟」で演じた刑事パク・ヒョンスのキャラクターを通じて伝えたいことはありますか?

パク・ユリム:初めての主演作品なので、責任感とプレッシャーを感じました。まだ私という俳優を知らない方も多いと思うので、パク・ユリムという女優がいることを「奇跡の兄弟」を通してお見せすることができて本当に嬉しかったです。足りない部分を改善して補い、多彩で柔軟な女優として、視聴者の皆さんとまた会いたいです。

―― パク・ヒョンス役の中で最も印象に残っているセリフやシーンは何ですか?

パク・ユリム:13話でキム刑事がチーターと一緒に警察署に戻ってきたシーンが印象に残っています。その時、撮影しながらも、ぐっと来ました。撮影が終盤に差し掛かっていましたし、ワンチームでありながらバラバラになっていた強力3チームが、1つになったような感じがしたからです。何よりも「奇跡の兄弟」を撮影しながら共にした強力3チームに対する愛情が大きいです。他には、第16話でジェスと一緒にしたアクションシーンも印象に残っています。台本をもらってアクションシーンがあることを知ったとき、自分にうまくできるのか心配しましたが、実際に習って練習してみたら、はずみがついて楽しかったです。私の初めてのアクション演技への挑戦でもありましたし、将来機会があれば、また挑戦してみたいです。

―― 「奇跡の兄弟」を見た視聴者の反応で印象に残っているものがあれば教えてください。

パク・ユリム:チョンウ先輩が、制作発表会で「私を信じて4話まで観てほしい」と言っていました。視聴者の皆さんがそれを聞いて、「4話まで必ず観なければならない」という反応が多かったのですが、俳優と視聴者の間の信頼、コミュニケーションが感じられて記憶に残っています。また、その後にも着実に視聴してくださって本当に感謝しています。そして、最も近くで感じたのは、家族や友人たちの反応でした。放送が終わると「楽しく観ている」という連絡が来たり、「その後の展開を教えてほしい」という連絡もありました。「奇跡の兄弟」に誇りを感じ、嬉しくて、ただただ感謝しました。

―― 数ヶ月間共にしたパク・ヒョンスに伝えたいことはありますか?

パク・ユリム:「枕を高くして寝ろ!」と言いたいです。今まで前だけを見て、ヒョンスだけを見て、「奇跡の兄弟」だけを見て走ってきたので、ちゃんと作品にお別れを言って、これから作品をしながら感じた多くの感情を下ろしてほしいです。また、ヒョンスに会って、私も心が強くなったように思います。「奇跡の兄弟」の中で喜怒哀楽を共にしたヒョンスを手放す時が来たようです。ヒョンスにも暖かい春が来て、たくさん笑って幸せになってほしいと、心から願っています。ヒョンス、本当にお疲れ様でした!

―― 今後やってみたいジャンル、挑戦してみたい役はありますか?

パク・ユリム:現実的な淡々としたラブコメディにも興味があります。今までは、かなり重い役をたくさん演じてきましたが、今まで見せてきた姿より、もっと軽くて明るい役を演じてみたいです。楽な気持ちで、休んでいる時に観ることができる、ささやかな日常を描いた作品もいいですね。

―― パク・ユリムさんの次回作を教えてください。

パク・ユリム:次回作は、Netflix映画「バレリーナ」です。趣味でバレエを習っていましたが、ミンヒ役を務めることになり、本格的なバレリーナになるために努力し、汗を流して準備しました。私の愛と情熱が詰まった作品です。「奇跡の兄弟」のヒョンスとは全く違う雰囲気なので、またどのように思っていただけるか楽しみです。外見的にも多くの変化があるので、「本当にヒョンスなの?」と思われるかもしれません。はい、ヒョンスです! ヒョンスに続いて、ミンヒも期待して関心を持っていただければ幸いです。

―― 最後に「奇跡の兄弟」を応援してくれた視聴者の皆さんに一言お願いします。

パク・ユリム:暑い夏を一緒に過ごした「奇跡の兄弟」が終了しました。最初の撮影の時をまだ鮮明に覚えていますが、終わっただなんて残念です。「奇跡の兄弟」が、それぞれ悲しみや苦しみを抱えている方々にとって少しでも温かく、心を癒してくれるドラマであり続けられたらと思います。ドラマ初主演作品なので、まだまだ未熟な私を応援してくださり、これまで「奇跡の兄弟」そしてヒョンスと一緒に旅をしていただき、本当にありがとうございました。これからも良い作品で視聴者の皆さんにお会いできるように頑張ります!

記者 : キム・ミョンミ