【REPORT】aespa、2日間の東京ドーム公演に9万4000人が歓喜!涙する場面も「私たちを選んでくれてありがとう」
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演出においても、aespaらしいアバターと“SYNK”したパフォーマンスはもちろんだが、ドーム公演ではアバターが映し出されるLEDモニターも巨大に。さらにムービングステージやトロッコ、巨大リフトが導入されパワーアップ。初のツアーからわずか3ヶ月で、ドームさえも「狭い」と感じさせてしまう圧倒的なステージを仕上げてきたが、そう思わせる勢いが、今のaespaにはあるのだ。
昨年8月に、初来日ショーケース「aespa JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022 ~SYNK~」(ぴあアリーナ)を行ってから1年での東京ドーム。初ドームは、aespaだけでなくMYにとっても大舞台だ。1曲目の「Girls」から気合の入った大コールで一体感が生まれると、アリーナとは段違いの大歓声の中、黒いエレキギターをかき鳴らすソロプレイを見せたWINTER。その姿は、ひと際力強く、大きく感じられた。「Iʼll Make You Cry」ではムービングステージが動きだし、センターステージへ移動しファンを沸かせた。Black Mambaと対立するストーリーを歌う「Savage」では、ド派手なレーザーや巨大蛇Black Mambaの映像を背に、WINTERとNINGNINGのペアダンスがさらなる華やかさを加えた。
GISELLEが「ただいま~」と挨拶をして、「東京ドームでの単独公演は初めてですが、こんなに多くのMYと一緒にいられてうれしいです」と言うと、WINTERが「みんなMYのおかげです。ありがとうございます」と感謝を伝える。そして、「もっと近くに行きますよ~」と言うと、ムービングステージがゆっくりと移動して、バックステージへ。近くなったスタンド席からの大歓声を受けて、BoAがプロデュースしたS.E.S.のヒット曲「Dreams Come True」をキュートに歌った。
こうしてソロを見ると、グループとしての魅力や、メタバースグループとしての面白さもさるものながら、歌、ダンス、ラップ、ビジュアルのすべてが揃ったメンバーたちがちが集まったグループであることを実感する。しかし、MCでは年相応のかわいらしさがあふれ出し、そのギャップにもやられてしまう。aespaにはたった4人で、この東京ドームを制圧してしまう魅力とパワーがある。
NINGNINGのソロ曲「Wake up」からが、ラストスパート。セクシーな「Wake up」でNINGNINGは、aespaのメインボーカルらしい圧倒的な歌唱力に、ラップにダンスと多彩な彼女の魅力を余すことなく発揮した。そして「Salty & Sweet」からは再び巨大なae-aespaが登場し、ロックバンドアレンジになった「Next Level」、そしてWINTERとNINGNINGの力強い歌声が映えるデビュー曲「Black Mamba」とaespaのメタバースな世界観を体感できる代表曲で熱狂の渦を巻き起こした中、本編を終えた。
NINGNINGは、「人生の歴史的な瞬間です。20年経って思い出したときに、きっと胸がいっぱいになると思います」と言い、KARINAは、「私達の世界に来てくださってありがとうございます。大勢のアーティストの中から私たちを選んでくださってありがとうございます。これからも一生懸命頑張って、愛される資格のあるaespaでありたいです」と感謝を伝えると、思わず涙してGISELLEに抱きしめられた。最後は全員で「MY-J! 本当にありがとうございます!」と笑顔でファン呼びかけた彼女たち。そんなaespaにファンはサプライズで「aespa is MY WORLD」という文字を会場いっぱいに描き、エールを送った。
「東京ドームワールド」は、東京ドームでメジャーアーティストがライブをするイメージで作られており、来場者はアーティスト気分でライブ配信をしたり観客席からライブを応援するなど、さまざまな楽しみ方ができる空間。7月26日に「MY TOKYO DOME WORLD」をオープンし、8月6日時点で、最速で100万人の来場者数になる。こちらのイベントは8月31日まで続く。
aespaのシーズン1は、宿敵「Black Mamba」を倒し終焉を迎えた。5月にリリースされた3rdミニアルバム「MY WORLD」ではメタバース世界KWANGYAからREAL WORLDに戻ったシーズン2の叙事詩が描かれている。今回の「aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE' in JAPAN -Special Edition-」は、まさにこのシーズン1とシーズン2がクロスした内容になっていた。8月18日には、グローバルシングル「Better Things」をリリース予定。この楽曲を引っ提げて、アメリカとヨーロッパでのツアーが開催されるが、8月13日(現地時間)にアメリカLA公演で、新曲のステージを先行公開するという。
ますますグローバルな活躍が期待されるaespaだが、日本デビュー前にもかかわらず、初来日から1年で東京ドームに到達した彼女たちの今後の日本での活動も楽しみだ。
取材・文/坂本ゆかり
■公演情報
「aespa LIVE TOUR 2023 ʻSYNK : HYPER LINEʼ in JAPAN -Special Edition-」
2023年8月5日(土) / 東京ドーム / 開場16:00 開演18:00
2023年8月6日(日)/ 東京ドーム / 開場14:00 開演16:00
<セットリスト>
Intro + Girls
Anergy
Iʼll Make You Cry
Savage
KARINA -Menagerie
Illusion
Thirsty
Lucid Dream
Dreams Come True
GISELLE - Keep Goin'
Life's Too Short
I'm Unhappy
Lingo
Don't Blink
WINTER - Shine We Are!
ICONIC
Hot Air Balloon
YEPPI YEPPI
Hold On Tight
Spicy
YOLO
NINGNING - Wake up
Salty & Sweet
Next Level
Black Mamba
‘Til We Meet Again
Welcome To My World
ICU
記者 : Kstyle編集部