ラッパーのMicrodotが、両親の借金を代わりに返済して活動を再開する。

最近、彼は自身のSNSに「2023.07.27 6PM KST. Save the date and time #Sensation #maskon」という書き込みを掲載していた。

そして本日（27日）午後6時、各音楽配信サイトを通じて新曲「Sensation」と「Mask On」がリリースされた。

先立って、Microdotの両親は2018年、いわゆる“ビットゥー”（借金を意味する“ビッ”とMetooの“トゥ”からの新造語で、芸能人などの有名人の家族が詐欺を働いたり、お金を返さないなどの事実が明らかになり巻き起こった社会現象）騒動に巻き込まれた。彼の両親は、忠清北道（チュンチョンブクト）堤川（チェチョン）市で乳牛農場を運営しながら、親戚や隣人から計約4億ウォン（約4,400万円）を借り、これを返金せずにニュージーランドへ逃走。裁判所は詐欺や背任などの疑いが持たれているMicrodotの父親に懲役3年、母親に懲役1年を宣告し、2人は出所後すぐに、ニュージーランドに追放された。

Microdotによると、両親の詐欺・背任の疑いで被害を受けた知人は計13人。この中でベトナムでのプロデュース業務、韓国の食堂での勤務などで設けたお金で被害者11人に示談金を渡し、事件を両親の代わりに円満に収めた。被害者の中の1人は亡くなった状態であり、残りの1人には2025年までに示談金を支払うと約束している状態だという。

また、ベトナムに滞在していた2021年12月に公式SNSを通じて「事件の後、2021年6月まで韓国で家族のことに関連して役に立つように、自分にできる全てのことに最善を尽くしてきた」とし「その後、ありがたいことに機会がやってきて、海外のベトナムに来ることになった」と述べた。

続いて「近い将来に韓国に行く予定だ。良いニュースと良い姿をお見せしたい」と付け加えた。