Vol․1 ― FNCから日韓同時デビュー!Hi-Fi Un!corn、先輩のライブに感激「自分たちだけのスタイルを早く見つけたい」

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FTISLAND、CNBLUE、N.Flyingといったバンドを輩出してきたFNC ENTERTAINMENTから新たなバンドHi-Fi Un!cornがデビューした。サバイバル・オーディション番組「THE IDOL BAND : BOY'S BATTLE」(以下、「THE IDOL BAND」)で優勝した彼らは、日韓のツインボーカルを擁し、6月26日に日韓同時デビューを飾った。

デビュー曲はCNBLUEのジョン・ヨンファがプロデュースし、楽曲も提供。すでにFTISLAND、CNBLUEのライブのオープニングアクトを務めるなど、ステージでの経験も少しずつ積みながらも、フレッシュなデビュー直前の彼らにインタビューを実施。前編では、バンドとしての強みや目指す姿、事務所の先輩たちとのエピソードについてもたっぷりと語ってくれた。

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――Hi-Fi Un!cornというバンド名の由来はなんですか?

キム・ヒョンユル:僕たちのバンド名Hi-Fi Un!cornは、“Hi-Fi”ハイクオリティな音楽で、“Unicorn”ユニコーンみたいな存在という意味が込められています!

ソン・ギユン:実は、僕たちが初めて会った時のバンド名は「航空母艦」といって、今とは違う名前だったんです。でも「Hi-Fi Un!corn」というチーム名を付けて頂き、デビュー曲を受け取ってみると、僕たちにはこのバンド名ほど似合う名前はないな、と思うようになりました!

――Hi-Fi Un!cornは「THE IDOL BAND」で優勝してデビューを掴んだバンドですが、優勝できた一番の理由は何だと思いますか?

オム・テミン:一番は、それぞれのパートで一番上手な人たちが集まっていたのが僕たちだったんだと思います!……僕以外は(笑)。

キム・ヒョンユル:謙遜ですよ!

オム・テミン:(笑)。ギユンさんはめちゃくちゃベースがうまいのは言うまでもないですし、ヒョンユルさんは初めて見た時からアイドル的な側面を持つ人だなと思いました。パフォーマンスやルックス、実力を兼ね備えていますよね。ミンはドラマーの中で一番上手だったし、(福嶌)崇人も日本人参加者の中で一番優れていたと思います!

キム・ヒョンユル:そしてテミンさんは最高のボーカルです。歌声も最高だし、笑顔もナイスです。

ソン・ギユン:参加者の中にはボーカル&ギターの人が他にも何人かいたのですが、その中でもずば抜けて上手でした。


バンドとしての強みを語る「笑いすぎなくらい相性がいい」

オム・テミン
――バンドとしての強みは何だと思いますか?

オム・テミン:いろんな言語でファンの方とコミュニケーションできるという長所があります。日本人メンバーがいて、僕とヒョンユルさんもアメリカで暮らしていた時期があるので英語ができます。このようにいろんな言語で歌詞を伝えられるというのが長所だと思います。

ホ・ミン:大変だと思う時もありますが、そういうことが全然気にならないぐらい、いつも笑っています。メンバーといると、とにかく面白いです。毎日笑っている、というか笑いすぎだと思うんですけど(笑)。それはメンバー同士の相性がいいからこそだと思います。

――これからどんなバンドになっていきたいですか?

福嶌崇人:僕たちは今までたくさんの音楽を聴いて育って、幸せや勇気、元気をもらってきました。今ではアーティストとしてそういう立場になったと思うので、今度は僕たちが皆さんにそういった幸せを届けていきたいですし、音楽のジャンルにとらわれず、多彩なジャンルに挑戦して、素晴らしい音楽を届けられるバンドになりたいです。

福嶌崇人
――デビューに向けて努力を積んでいることはありますか?

キム・ヒョンユル:僕たちの練習室には全面鏡があるので、僕はずっとその鏡を見ながら、パフォーマンスと表情の練習をしています。

福嶌崇人:僕もヒョンユルくんと同じで、鏡を見ながら表情やパフォーマンスを研究しています。どう体を動かせば大きく見えるのか、曲の表現の仕方などを鏡を見ながら練習しています。もちろんボーカル面でもまだまだ足りていない部分がたくさんあるので、テミンくんにアドバイスをもらいながら一緒に練習しています。

――デビューを準備しながら、メンバー間の絆もさらに強まったと思いますが、この期間中にあらためて知ったメンバーの魅力はありますか?

オム・テミン:ミンは末っ子らしいかわいさが魅力です。例えば僕たちが仕事や練習で疲れている時に、僕たちを笑わせようとしてくれます。あっ、本当のことを言うと、特に笑わせようとしなくても面白いです(笑)。ミンの口調が僕のツボで、すごく好きです。

キム・ヒョンユル:崇人はすごく愛らしいので、見ているだけでも幸せな気分になります。崇人が日本語をよく教えてくれるので、その部分でもすごく助けられています。

ホ・ミン:ギユンさんは、僕たちが曲を合わせる時に必ず作業用のMacBookを持ってきてくれたり、音楽的な面で一番の大黒柱です。それに、他のメンバーが面倒くさがりそうなことを率先してやってくれたりする、優しい人です。魅力は、図々しいところ?(笑)


音楽を始めたきっかけは?事務所の先輩からアドバイスも

――皆さんが音楽を始めたきっかけを教えてください。

ソン・ギユン:僕は小学校4年生の時にアコースティックギターを弾き始めたのですが、中学校に入学する時、イ・ジョンシン(CNBLUE)さんの演奏を見てベースを始めました。それ以来、ベースをやっていますが、達成感というんですかね。曲を経るごとに成長しているという達成感があって、人前で舞台に立つことに喜びを感じたので、音楽の道を選びました。

キム・ヒョンユル:僕は姉がステージでギターを弾いている姿を見たのがきっかけですね。その時は小学校6年生で、姉がギターを弾くのを見て、僕も一緒にやりたいと言って始めました。

福嶌崇人:僕は元々歌が好きだったのですが、高校1年生の文化祭で初めて人前でステージに立って歌をうたった時に、自分は音楽が好きなんだなとあらためて感じて。そこから歌をやりたいと思うようになりました。そして歌を習ったことはなかったのですが、人前に立つ仕事がしたい、芸能界に入りたいという気持ちはあり、「THE IDOL BAND」のオーディションにエントリーしました。

オム・テミン:初めて音楽に接したのは、兄を通じてです。小学生の時に、兄がギターを弾きながら歌うのがカッコよく見えて。でも教えてくれとは言わずに、兄をこっそりと盗み見ながら覚えました(笑)。兄が歌う姿やギターを弾きながら曲を書いたりする姿を昔からずっと見てきたので、僕もそんな兄に憧れて音楽を始めました。

ホ・ミン:父が音楽スクールをやっていて、そんな父の後ろをついて回りながらドラムを始めました。ドラムを選んだ理由は、父がドラマーだったからですね。

キム・ヒョンユル
――K-POPバンドの名門FNC ENTERTAINMENTからデビューするということで、事務所の先輩からはアドバイスをもらいましたか?

キム・ヒョンユル:アドバイスはたくさんしていただきました。その中でも僕が一番記憶に残っているのは、「バンドはみんなで一緒にやらないといけないよ」というジョンシンさんの言葉で、その言葉に勇気をもらいました。僕はリーダーなので、リーダーに向けてのアドバイスをしてくれたんだと思います。

オム・テミン:僕が一番記憶に残っているアドバイスは、FTISLANDのドラムのチェ・ミンファンさんから、「初心を忘れないことが一番大事だ」と言っていただいたことです。その時、FTISLAND先輩のコンサートのオープニングを務めましたが、イ・ホンギさんに「舞台に立つのは楽しかった?」と聞かれて、僕たち全員が「楽しかったです!」と答えたら、「楽しかったならよかった」と言っていただいたんです。その言葉がすごく心に響きました。

――憧れる先輩はどなたですか?

福嶌崇人:僕はCNBLUEのジョン・ヨンファさんです! バンドの中では唯一の日本人なのでいろいろ不安もあったのですが、そんな時にヨンファさんが個人的に連絡をしてくださって、「崇人が最初にステージに立った時に音楽が好きだと思ったこと、いろんなことを乗り越えて今があるんだということ、そういう初心をいつまでも忘れずに、自分を信じてがんばって」という言葉をいただいて、もっとがんばらなきゃとやる気になりました。オーディションを通じてヨンファさんには最初から最後までずっと気にかけていただいて、応援していただきましたし、僕たちのデビュー曲「Over the Rainbow」の作詞作曲もしていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。大好きです!


デビュー前から活躍!CNBLUEのライブにも出演

ソン・ギユン
――デビュー前からすでにCNBLUEのZEPPツアーのオープニングアクトを務めています。日本での初ライブはいかがでしたか?

ソン・ギユン:あんなに大きな舞台に立たせてくださって、感謝の気持ちしかありませんでした。実は僕もそうだし、他のメンバーたちも同じだったと思いますが、僕たちはそれまでカメラの前で演奏したことはあっても、観客の皆さんの前で演奏をしたことがなかったんです。皆さんの視線が感じられるその瞬間がとても幸せでしたし、その一方ですごく緊張したことが思い出に残っています。

――メンバーの中で一番緊張していたのは誰ですか?

ソン・ギユン:僕が思うに、テミンですね。というのもその時、初めて日本語でMCをする時間があったのですが、テミンは曲紹介などもあったので、夜通し一生懸命準備していました。そのせいで緊張していたんじゃないかと思います。(笑)

オム・テミン:そうですね(笑)。演奏に関してはいつも練習をたくさんしてきたので特に緊張はしませんでしたが、日本語のコメントはあまり準備する時間がなかったんですよ。

歌うよりはるかに緊張しましたね(笑)。

福嶌崇人:寝る直前までずっと練習していたので、自分を信じてがんばってということしか言えなかったのですが、上手でしたよ!

オム・テミン:ありがとう!

ホ・ミン
福嶌崇人:詰まったりしても、それも愛嬌だし、かわいいじゃないですか。日本人の僕が日本語のコメントを間違えたらおかしいかもしれませんが、テミンくんが間違えてもかわいいし。それにだんだん日本語が上手になっていくので、カッコいいなと思いました。

キム・ヒョンユル:感動したのが、僕は日本にそういう文化があると知らなかったのですが、すごくありがたいことに、ライブの時に皆さんずっと立ちながら聴いてくださったんです。しかも僕たちがオープニングアクトをしている時も立って応援してくださって、大きく拍手をしてくれて、コールもして、手も振ってくださって。それがとても感動しましたし、本当にありがたかったです。

――先輩のライブを観た感想はいかがでしたか?

ソン・ギユン:今までCNBLUE先輩とFTISLAND先輩のライブを観させていただきましたが、それぞれが持っているカラーがすごく違うじゃないですか。僕たちもこの先輩方の背中を追いかけながらも、自分たちだけのスタイルを早く見つけて、大きなステージに立ちたいということを、先輩方のライブを観ている間中ずっと考えていました。

オム・テミン:といってもライブを観ている間はすごく楽しくて、みんなで「わああああ!」って騒いでいましたけどね(笑)。そういう話はライブが終わってからしました。



取材:尹秀姫 / 撮影:朝岡英輔

■リリース情報
DEBUT DIGITAL SINGLE「Over the Rainbow」
好評配信中

■公演情報
「Hi-Fi Un!corn 1st Oneman Live ~ HELLO ~ Livehouse Volume 1」

<会場・公演日時>
東京・渋谷CLUB QUATTRO
2023年9月23日(土)17:00開場 / 18:00開演

<券種・料金>
・FNCオフィシャル先行:オールスタンディング 8,900円(税込)
・一般:オールスタンディング 10,000円(税込)
※ドリンク代別途必要
※未就学児童入場不可、小学生以上有料
※チケット料金の他、手数料が別途かかります
※入場時等、身分証や会員証を確認させていただく場合がございます。

<チケット購入特典>
終演後、メンバーとの「Hi-Five会(ハイタッチ会)」にもれなくご招待!
※当日、ご来場いただいた皆様がご参加いただけます。

■関連サイト
・Hi-Fi Un!corn公式サイト

記者 : Kstyle編集部