「財閥家の末息子」を起点に変化?予想を超えたヒット作とは…SLL、上半期の韓国ドラマ・映画の成績を振り返る

OSEN |

写真=「財閥家の末息子」ポスター
コンテンツ制作会社SLLが、上半期のドラマの成績について明かした。

4日、ソウル光化門(クァンファムン)プレスセンターでは「SLL上半期決算記者懇談会」が行われ、SLLのパク・ジュンソ制作総括、パク・ソンウン制作1本部長、キム・ゴンホン制作2本部長が出席した。

この日、パク・ジュンソ制作総括は「昨年の下半期を起点に、SLLの新しい姿を披露するため準備してきた。上半期の評価が肯定的であり、幸いだと思っている」と話した。

続けて「昨年までSLLで様々なドラマが放送されたが、JTBCのドラマが全体的に視聴率が低かった点は否定し難い。ただ、『財閥家の末息子』以降、内部的にも自信を取り戻して、新しい変化の起点になったと思う」と話した。

そして「『財閥家の末息子』以降、これまでとは違って大衆的なドラマをやろうという気持ちが内部的に大きかった。既存のJTBCドラマを見ると、作品性は評価されても、ややダークなイメージがあったと思う」とし、「良いストーリーを難しく、かつ作品的にやらなければならないということにとらわれていた反面、『財閥家の末息子』以降は放送前から大衆的な要素に重きを置くように変化をつけた」と説明した。

パク・ジュンソ制作総括は、「昨年『財閥家の末息子』が30.1%で非地上波視聴率2位を獲得した。『医師チャ・ジョンスク』は、NetflixでグローバルTOP2を獲得し、今年上半期に最も注目すべき成果を成し遂げたと思う。『キング・ザ・ランド』も着実に視聴率を伸ばし、Netflixグローバル2位を記録している」と話した。

写真=「医師チャ・ジョンスク」ポスター
パク・ジュンソ制作総括は「『医師チャ・ジョンスク』は初回4.9%の視聴率でスタートし、19.4%で終了して4倍近い成長を遂げ、JTBCの歴代4位を記録した。グローバル市場でも意味のある成果を見せた」と説明した。

続いて「同作をローンチする前、内部で『あまりにも週末の連続ドラマのようだ』という評価があった。しかし、なぜそれが悪いのだろうかという考えもあった。私たちの色を加えて、視聴者に楽しんでもらいたいと願っていた。家族のストーリーと連続ドラマで扱ってきたストーリーを私たちだけのやり方で作り出すことが重要だと考えた。そのためより大衆的で、楽しんで見てもらえるドラマを作る方向へ変えたことが良かったと思う」と分析した。

また、パク・ソンウン制作1本部長も期待以上の成果をあげた作品として「医師チャ・ジョンスク」を挙げ、「予想と評価が違った作品でもあり、期待以上の成果を見せてくれた。同作が中年女性の成長物語、“キャリア断絶”女性の話だったので、良い反応があるだろうとは予想していたが、これほどの反応があるとは思わなかった。私たちの予想を超えた作品だった」と強調した。

パク・ジュンソ制作総括は「Disney+『カジノ』は、公開初週に最多視聴率1位を記録した。映画『犯罪都市 NO WAY OUT』も観客動員数1,000万人を突破し、現在『犯罪都市4』を準備中だ。『クモの巣』『カンヌ国際映画祭』の非コンペティション部門、『シドニー映画祭』のコンペティション部門に選出された。映画でもSLLのコンテンツが韓国国内外で成果をあげている」とつけ加えた。

写真=「医師チャ・ジョンスク」ポスター
SLLは、JTBC「夫婦の世界」を筆頭に、最近韓国で放送終了した「ポジション」「離婚弁護士シン・ソンハン」「医師チャ・ジョンスク」「良くも、悪くも、だって母親」など、TVプラットフォームで高い話題性と視聴率を記録した作品を次々と披露した。また、OTTプラットフォーム部門では、TVINGオリジナル「身代金」、Netflix映画「JUNG_E/ジョンイ」を披露した。

映画部門では、BAエンターテインメントの「犯罪都市 NO WAY OUT」が、前作に続き3作連続で1,000万人を動員し、アンソロジースタジオが制作した「クモの巣」は、複数の映画祭で選出された。

SLLは、中央グループ傘下のコンテンツ制作会社で、ドラマ制作と芸能マネジメント、レコード流通事業などを展開しているスタジオだ。SLLの傘下には、ドラマハウススタジオ、Betty&Creators、BAエンターテインメント、STUDIO VIRD、STUDIO SLAM、スタジオフェニックス、アンソロジースタジオなど15の制作レーベルがある。

SLLは、レーベルと共に下半期にも「力の強い女カン・ナムスン」「サムダルリへようこそ」「ヒップタッチの女王」「シングアゲイン3」「悪人伝記」「バレリーナ」「D․P․」シーズン2、「精神病棟にも朝が来ます」「クライムシーン・リターンズ」「もうすぐ死にます」「コンクリート・ユートピア」「クモの巣」「ボストン1947」「ハイジャック」など、15本以上のコンテンツを様々なプラットフォームで披露する予定だ。

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記者 : ユ・スヨン