SEVENTEEN ブソクスンから少女時代 テティソまで、失敗のないユニットグループの公式とは?

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写真=SMエンターテインメント

ブソクスン、MISAMO、ドジェジョンを知っているだろうか。最近、音楽業界にユニットブームが巻き起こっている中、メンバーたちの名前の頭文字をとった3人のユニットの活躍が際立っている。しかし、これは今に始まったことではない。11年前に遡って、少女時代のユニットテティソの時から、3文字のユニットグループは失敗しないというのが、アイドル業界の定説だ。スペシャルで強烈なステージで世界中のK-POPファンを魅了したユニットをまとめてみた。

SEVENTEEN ブソクスン

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アイドルユニットといえば、このチームを欠かすことはできない。その名前も強烈なブソクスン。「イプドク(オタク入門)したら、すでにそこにブソクスンがいた」という表現があるほど、歴史の長い組み合わせである。ブソクスンは、メンバーの本名のブ・スングァン(スングァン)&イ・ソクミン(ドギョム)&クォン・スンヨン(ホシ)の本名から一文字ずつ取ったユニット名で、SEVENTEENの中で“コミカルな”3人を集めたチームである。生配信で高いテンションとケミ(ケミストリー、相手との相性)を見せてきた彼らだが、本格的にユニットとして集まってみたら、なんと全員メインポジションを誇るアベンジャーズ級のチームが誕生。伝説の始まりは、2018年にリリースしたユニットデビュー曲「Just Do It」だ。ブソクスンの“専売特許”である愉快なエネルギーはもちろん、素晴らしい歌唱力とパフォーマンスでレベルの違うステージを完成させた。今年2月、5年ぶりのカムバック曲で大人気を博し、底力を見せた。センスあふれるトークと言うまでもない実力でファンの目と耳を楽しませているブソクスンの今後の活躍にも期待したい。


NCT ドジェジョン

全世界の女心に火をつけている熱いユニットがある。NCTのドヨン、ジェヒョン、ジョンウで構成された3人組グループ、ドジェジョンだ。NCTはこれまでメンバーの構成が変わるユニット活動を繰り広げてきたが、ドジェジョンは固定メンバーのユニットだ。ドジェジョンは、ユニットの正式デビュー前からファンの間で熱く愛されていた組み合わせでもある。彼らは昨年10月、コンサートで未発売曲「Can We Go Back」をサプライズ披露し、「2022 MBC歌謡大祭典」でもスペシャルステージを飾り、デビュー前からファンを彼らの魅力にハマらせた。3人は正式なユニット活動を求めるファンの声援をうけ、今年4月に1stミニアルバム「Perfume」でデビュー。アルバム名が示すように、香水のトップノート、ミドルノート、ベースノートを連想させる3人の歌声は、リスナーたちを酔わせた。登場と同時に韓国の主要アルバムおよび音楽配信チャート1位を獲得したのはもちろん、iTunesトップアルバムチャートでは世界18地域で1位を獲得し、強烈なパワーを見せつけた。彼らのステージを一度も見たことのない人はいても、一度しか見ていない人はいないはず。テティソ、K.R.Y、CBXらに続くSMの3人組ユニットの系譜を継いでいるドジェジョン。可能性が無限に開かれている彼らの次の活動も楽しみだ。


TWICEのMISAMO

TWICEがデビュー8年にして初のユニットを披露する。ミナ、サナ、モモのそれぞれの名前の頭文字を取って作ったユニットMISAMOが、今月デビュー。TWICEのユニット結成のニュースに、K-POPファンの期待が一気に高まった。3人とも日本人メンバーであるだけに、日本でも活発な活動を行うものと予想される。本格的なデビュー前に、日本で新曲「Bouquet」を先行公開したMISAMO。先行販売だけでも日本ファンの反応はまさに爆発的だった。LINE MUSICのデイリーチャートTOP100とウィークリーチャートで1位を獲得する快挙を成し遂げると共に、グローバルファッション誌「VOGUE JAPAN」3月号の表紙を飾った。TWICEの中でも“パフォーマンス職人”たちが集まり、日本で5日間行われたショーケースでファンを熱狂させた3人が、今後どのような活動でファンを魅了するのか、早くも期待が高まる。


SUPER JUNIOR-K.R.Y.

SUPER JUNIORのメインボーカルラインであるキュヒョン、リュウク、イェソンで構成されたSUPER JUNIOR-K.R.Y.は、2006年に結成されて以来、30曲以上の音源とコンサートなどを通じて着実に活動を繰り広げてきた。グループ名から涙を誘うような切ない感性が魅力的なレジェンドボーカルチームである。柔らかいキュヒョンの歌声に清らかなリョウク、訴えかけるようなイェソンの声が加えられる。彼らは幻想的な歌声を武器に、韓国と海外を行き来しながら公演を行い、全世界のファンを魅了した。K.R.Yの名前で最初のフィジカルアルバムを出したのはなんと3年前。彼らは1stミニアルバム「When We Were Us」の発売と同時に世界30地域のiTunesトップアルバムチャート1位、QQ MUSICとGAON週間チャート1位、HANTEO週間チャートなどで1位を獲得する底力を見せた。春と夏を思わせるリュウクと秋の匂いがするキュヒョン、冬に似たイェソンのボーカルまで。K.R.Y.という季節は現在進行形だ。さらにSUPER JUNIORには他にも多数のユニットがあり、世界中のファンから愛されている。


少女時代 テティソ

ガールズグループのユニット時代を切り開いた代表格である。少女時代のボーカルラインであるテヨン、ティファニー、ソヒョンの頭文字をとって名付けられた3人組ユニット、テティソ。2012年、1stミニアルバム「Twinkle」でデビューしたテティソは、まさにキラキラ輝くステージを披露し、世界中のK-POPファンを魅了した。少女時代といえば、定規で測ったような完璧なカル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧に合わせ、刃物のようにキレのあるダンス)を思い浮かべるが、テティソでは個性を余すことなくアピールするテヨン、ティファニー、ソヒョンの姿を見ることができるというのがポイントだ。テティソはデビューアルバムから音楽番組で1位を獲得したほか、米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で126位に。これは当時の韓国歌手としては史上最高の記録だった。その後も「Holler」「Dear Santa」のアルバムを通じてキューティー&セクシー&清純を行き来するテティソの出口のない魅力をアピールした。


EXO-CBX

名前から感性的なボーカルの香りが漂う。EXOのボーカルであるチェンとベクヒョン、シウミンが集まったユニットのCBX。公式名はEXO-CBXと表記する。実は3人はデビュー前からEXOのファンにはおなじみの組み合わせだった。8年前、高尺(コチョク)ドームで開かれたEXOの単独コンサートでユニットステージを披露し、SBS月火ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち」のOSTを一緒に歌った。彼らの完璧なチームワークを確認したファンの間から、ユニット結成の要請が殺到したのは当然のこと。そうして本格的にデビューしたCBXは、登場と同時に音楽界を席巻した。「Hey Mama!」の発売と同時に韓国の6つの音楽配信チャートを席巻し、タイ、フィリピン、香港、ブルネイなど7地域のiTunes総合アルバムチャートで1位を獲得し、絶大なパワーを証明した。海外ファンの人気に後押しされ、日本でもユニットとして公式デビューしてフルアルバムまで発売した。5年前には初の日本アリーナツアーを開催、さらに翌年にはスペシャルエディションコンサートまで行い、ファンを熱狂させた。これがビジュアル、歌唱力、パフォーマンス力まで兼ね備えたCBXのパワーだ。


個性溢れるユニットが続々とデビュー&カムバック!

写真=YG ENTERTAINMENT
この他にも、K-POP界では最近、多彩なユニットグループが活躍している。新事務所に移籍して新たなスタートを切った今月の少女からは、キムリップとジンソル、チェリによるユニットODD EYE CIRCLEがカムバックした。28日に2ndフルアルバム「REBOOT」でカムバックしたTREASUREは、全員でのカムバック前にソ・ジョンファン、ジュンギュ、ジフン、ユン・ジェヒョク、ドヨンの5人によるユニットT5を披露した。

さらにMONSTA Xのショヌ&ヒョンウォンは、25日にグループ初のユニットデビューを果たし、注目が集まっている。昨年からユニット活動を展開しているMAMAMOOのソラとムンビョルによるMAMAMOO+も、8月3日にカムバックを控えており、ファンの期待が高まっている。

記者 : ファン・ヨンド