「ドリームパレス」キム・ソニョン“一度もオファーを受けたことのない悪役に挑戦したい”

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写真=(株)インディストーリー
女優のキム・ソニョンが、お人好しなキャラクターではなく、“ギャップのあるソシオパス”のような役を演じてみたいと明かした。

映画「ドリームパレス」(監督:カ・ソンムン)に出演したキム・ソニョンは、ソウル城東(ソンドン)区某所で行われたインタビューを通じて、イメージチェンジがしてみたいと伝えた。

映画「ドリームパレス」は、夫の命の価値によりマンションを守ろうとする2人の女性の孤軍奮闘を収めたソーシャルリアリズムドラマで、アパートの未分譲などの社会問題に焦点をあてた作品だ。

キム・ソニョンは家族のドリームパレスを守るため、寂しい戦いを続ける主人公へジョン役を演じた。彼女は同作を通じて第20回「アジアンフィルムフェスティバル」で女優主演賞を受賞した。

葛藤と和合、そして再び葛藤を経験する過程を一緒に描いたイ・ユンジについては、「今回、ユンジは本当に最高ではないでしょうか」と演技力を称賛し、「自分は後ろ姿だけ映り、カメラが私を撮っているシーンなのに、ずっと涙を流していました。本当に不思議でした」と話した。

しかし、いざ撮影現場では、イ・ユンジとプライベートな話はしなかったという。キム・ソニョンは「ある人が見ればけんかをしたのかと思うほど、話しませんでした。私はずっと一人でいました」と明かした。

この日、キム・ソニョンは近況を聞くと、「最近演技と同じくらい興味が沸くものができました。絵です」と話した。趣味として始めた絵にハマり、徹夜で描いてひどい風邪をひいたこともあるという。

「出演する作品がなくて、遊んでいたら暇すぎて絵を描き始めたんです」と話したキム・ソニョンは「信じられないでしょうが、オファーが来ないんです。私が作品を選んで出演すると思うでしょうが、まずドラマ自体が減りましたし、今回の『ドリームパレス』のような主人公役はもっと依頼が来なくなりました」と話した。

存在を広く知らせたドラマ「愛の不試着」と「椿の花咲く頃」に出演してから「むしろオファーが来る作品の幅が狭くなったんです」と打ち明けたキム・ソニョンは、「そこであまりにも面白い人物を演じたから、私が“近所のおかしいおばさん”のシンボルになったようです。有名になったけれど、作品選択の幅は狭くなるしかありませんでした」と伝えた。

また、「職業を画家に変えた方がいいのかとも思っています。『キム画伯』と呼んでほしいです」と言いながらも、「しかし展示会をしたり、自分の作品を公開するつもりはないです」と明かしたりもした。

ドラマ「イルタ・スキャンダル」でチョ・スヒ役を演じ、もう一度印象深い演技を見せてくれたキム・ソニョン。彼女は「チョン・ドヨンさん、本当にすごくなかったですか」と笑った。「キム・ソニョンもすごかった」という話には「リアルタイムの書き込みを見たけれど、私が出ないシーンなのに自分の名前が出てきて喜びを感じました」と話した。

続いて「スアの母は少し悪役だったので、今後は本当の悪役をやってみたいです。今まで悪役のシナリオは一度ももらったことがないんです。ギャップのあるソシオパスのような役を必ず演じてみたいです」とつけ加えた。

記者 : イ・ヘミ