キム・ソンホ&カン・テジュ、映画「貴公子」でスクリーンデビュー“胸がワクワクする”(総合)
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5月22日、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店にて映画「貴公子」の制作報告会が行われ、パク・フンジョン監督と俳優キム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、Araが出席した。

代表作「新しき世界」をはじめ、映画「THE WITCH/魔女」シリーズ、「楽園の夜」で注目されたパク監督が脚本と演出を手掛けた。パク監督は「撮影中に暗さを減らそうと頑張った。前作よりは疲れないと思う。作品を見て疲れそう、と感じてはいけないから」と同作を紹介した。また「出演陣に便乗する、と考えてもいい」と付け加えた。

新人カン・テジュが1980倍の倍率を勝ち抜いて、マルコ役に抜擢された。マルコは母親の手術費を稼ぐため、フィリピンから韓国へ来たボクシング選手だ。キム・ガンウはマルコをしつこく追う財閥2世の依頼人ハン理事役を務め、マルコとフィリピンの交通事故により縁を結んだ後、韓国で彼と再会することになるユンジュ役はAraが務める。

同作を通じて久しぶりに取材陣と対面した彼は、「パク・フンジョン監督、出演陣、制作陣の方々のご尽力で作られた『貴公子』が公開される。みんな頑張ったし、僕もベストを尽くして撮影した。よろしくお願いする」と伝えた。
彼は「服装もヘアスタイルもきれいにしようとした。走ってアクションをする瞬間にも、最後には鏡を見て服装に気を使った。真剣な瞬間にも楽しんで笑う」と、貴公子について紹介した。
また「胸がワクワクして緊張する。パク監督に心より感謝する。作品に参加することができて、ずっと幸せだった」とし、「不安が半分で期待が半分だが、作業中は楽しかった。役者として新しい領域に挑戦して、やり抜いた嬉しさは言葉で表現できない」と語った。

Araは「現場で逆に力を得て、助けてもらった。感情に没頭する姿を見て実際のマルコみたい、と感じた。現場でスリルを感じた。ぜひ劇場で確認していただきたい」とカン・テジュを絶賛した。
またカン・テジュは「ボクシングシーンのため、韓国全国体育大会を準備するボクシング選手たちと一緒にトレーニングした。マルコはすべてのアクションがボクシングがベースだ。うまくなりたくて頑張って準備した。ランニングシーンも基礎体力に気を使ったおかげで、無事に撮影することができた」と、作品のための努力に言及した。
彼は同作への合流が決まった後、「嬉しい気持ちが一番大きかった。その次が不安感と負担感だった」とし、「マルコが凄絶な状況で、切実に生きていく。パク監督が僕の切ない眼差しを見つけて、信じて抜擢してくれたんじゃないかと思ったりする」と謙遜した姿を見せた。

「これまでやった悪役の中で、一番気に入った。ためらいがない」と自信を示した彼は、「ハン理事はよく言えば男らしい男で、悪く言えばサイコだ。迷わなくてよかった」と付け加えた。
Araは「この作品は挑戦だった」とし、「パク監督の作品に参加できてよかった。楽しくて興味津々な撮影現場だった」と満足感を示した。
彼女は「済州(チェジュ)で撮影する時は真冬だったし、タイでは暑い真夏だった。正反対の季節感が、作品でどのように表現されたのか楽しみだ」と伝えた。
同作は、韓国で6月21日に劇場で公開される。

記者 : ヤン・ユジン、写真 : ソン・イルソプ