キム・ダミ&チョン・ソニ&ビョン・ウソク、映画「ソウルメイト」出演の感想や初対面の印象を語る(総合)

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写真=Newsen DB
初々しい10代から喪失の痛みを経験する30代までのストーリーを収めた「ソウルメイト」が、原作を超える深い感性を予告した。

映画「ソウルメイト」のマスコミ向け試写会が2月28日、ソウル広津(クァンジン)区のロッテシネマ建大入口(コンデイック)店にて開かれた。映画の上映後に開かれた懇談会には、キム・ダミ、チョン・ソニ、ビョン・ウソクとミン・ヨングン監督が出席した。

3月15日に公開される「ソウルメイト」は、初めての出会いからお互いがソウルメイトであることが分かったミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)、そしてジヌ(ビョン・ウソク)が喜び、悲しみ、ときめき、懐かしさまで、すべてを共にした物語を描く。

キム・ダミは、自由な心を持つミソ役を演じ、一段と深くなった感性を披露する。チョン・ソニは雅やかな魅力を持つハウン役を繊細に表現して、ストーリーをより一層豊かなものにした。また、スクリーンデビューとなったビョン・ウソクは、ミソとハウンの友情を守るジヌ役として登場する。

映画「短い記憶」でデビューして話題を集めたミン・ヨングン監督の新作「ソウルメイト」は、2017年に公開された中国映画「ソウルメイト/七月と安生」をリメイクした作品だ。ミン・ヨングン監督は「自分が果たして思春期の少女たちの感情を完全に理解できるだろうか、という疑問があった。しかし、私の家族には女性が多い。私の周りの女性たちを見て、自分は男性ではあるけれど、彼女たちの感情を描いてみたかった」と説明した。

「多くの方々が原作の映画の大ファンなので、プレッシャーがあった」とも語ったミン・ヨングン監督は「しかし、自分のやり方でストーリーを描いていったら、原作があることを忘れてしまう瞬間があった。その時からは原作が全然思い浮かばなくなった。同作に原作と同じ設定もあるけれど、原作から離れて随時変化していく。私自身、原作にとらわれずに自由にやりたいと思った」と明かした。

特に原作とは異なる“写実主義の絵画”という素材を加えたことについて「俳優たちの顔を描いてみたかった」と説明した彼は「クローズアップシーンも多いけれど、俳優たちの顔を見せるという1次的な意図だけでなく、それを通じて目に見えない感情の変化や微妙な心理など、様々な姿を描こうとした。それが他の映画と最も大きな差別点である」として、期待を高めた。

10代から30代まで幅広い年齢層の演技をこなしたキム・ダミ、チョン・ソニ、ビョン・ウソクの3人。キム・ダミは「女優として青春を演じることができる時間は短いと思うけれど、10代から今の自分の年齢をすべて表現することができて幸せで光栄だった」と話した。

チョン・ソニも「輝かしい時代を演じることができてありがたかった。観客として『ソウルメイト』のような物語をすごく観てみたかった。この揺れる時間を表現する映画を、人生で一度はやってみたかった。希望としては『ソウルメイト』を時々ふと思い出して何度も観られる映画になったら嬉しい」と述べた。

ビョン・ウソクは「俳優を目指してから青春映画をぜひやってみたいと思っていたけれど、『ソウルメイト』という作品がそのような機会を与えてくれて幸せに思う」と明かした。

キム・ダミとチョン・ソニは、“ソウルメイト”として登場する。キム・ダミは、チョン・ソニとの初対面を振り返り、「初めて会った時から気まずい雰囲気がなかった。撮影する前に会うたびにたくさんの会話をした。その時から努力しなくても心が通じ合う感じがあった。おかげで撮影する時にお互いの気持ちが伝わったようだ」と話した。

チョン・ソニも「撮影前に親しくなればいいなと思っていた。キム・ダミさんと個人的に過ごした時間の中で、良かった瞬間が多い。撮影しながら戦友愛も生まれた。弱みを見せても大丈夫な関係になれたようで、親しくなったと感じた」と語った。

同作は韓国で3月15日に公開される。

記者 : ペ・ヒョジュ、ピョ・ミョンジュン