ホン・サンス監督、ベルリン国際映画祭で受賞ならず…連続受賞記録がストップ

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ホン・サンス監督が、惜しくもベルリン国際映画祭で受賞することができなかった。

2月26日(現地時間)に「第73回ベルリン国際映画祭」が閉幕する中、授賞式は25日に行われた。ホン・サンス監督の新作で恋人のキム・ミニが制作室長として参加した映画「水の中で」が、インカウンターコンペティション部門に招待されたが、受賞は不発となった。

ホン・サンス監督は「逃げた女」「イントロダクション」「小説家の映画」に続き、4年連続でベルリン国際映画祭に招待され、連続受賞への期待も高まっていた。

「夜の浜辺でひとり」は、「第67回ベルリン国際映画祭」で銀熊賞(女優主演賞)、「逃げた女」は「第70回ベルリン国際映画祭」で銀熊賞(監督賞)、「イントロダクション」は「第71回ベルリン国際映画祭」の銀熊賞(脚本賞)、「小説家の映画」は「第72回ベルリン国際映画祭」の銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した。

インカウンターコンペティション部門の最優秀作品賞はバス・デボス監督の「Here」が受賞し、監督賞は「The Echo」(監督:タチアナ・ウエソ)が手にした。審査員特別賞は「Orlando, My Political Biography」(監督:ポール・B・プレシアド)、「Samsara」(監督:ルイス・パティーニョ)が受賞した。

コンペティション部門の金熊賞は、フランスのドキュメンタリー映画「On the Adamant」(監督:ニコラ・フィリベール)が受賞した。この作品はコンペティション部門で唯一のドキュメンタリー映画で、精神疾患者の保護施設について触れている。

また、スティーブン・スピルバーグが名誉金熊賞を受賞し、注目を集めた。受賞の感想で彼は「引退の計画はない」と明かした。

記者 : ペ・ヒョジュ