「禁婚令」チョ・スミン、今後の目標を語る“「ホテルデルーナ」の主人公のようなキャラクターを演じてみたい”
OSEN |

「ペントハウス」でやられるばかりだったミン・ソラを思い浮かべたら誤算だ。照れながらも堂々としたエネルギーを秘めている女優チョ・スミン。「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」の終盤に特別出演して雰囲気を盛り上げた彼女がインタビューに応じた。
チョ・スミンは、最近韓国で放送が終了したMBCドラマ「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」(以下「禁婚令」)でファユン役を熱演した。同作は、7年前に王太子妃を失って禁婚令を出した王イ・ホン(キム・ヨンデ)の前に、死んだ王太子妃に憑依できるという結婚詐欺師のソ・ラン(パク・ジュヒョン)が登場したことにより繰り広げられる、愉快で痛快な“宮殿詐欺劇”だ。チョ・スミンは、ソ・ランの友人ファユン役で終盤からの特別出演であったにもかかわらず、目覚ましい活躍を見せた。やや低迷していた「禁婚令」の視聴率が、彼女の登場以降、4%台を回復して幕を下ろした。
「2023年を楽しみにしていたのですが、そのスタートを『禁婚令』でしっかり切れたようで嬉しいです」と話した彼女は「『禁婚令』の撮影は、監督も気さくで、共演者の方々も同世代だったので友達のように気楽に楽しくできました。今年はもっと様々な姿、様々な分野で、演技的な部分だけでなく多彩な姿を披露したいです」と自信を示した。
彼女は「パク・サンウ監督とは数年前に他の件でミーティングをしたことがあります。作品というよりは、相談することがあってお会いしたのですが、それ以来、覚えていてくださって、今回ファユン役をオファーしていただき『スミンと似合いそうだ』とおっしゃってくださったので、快諾しました」と出演のきっかけを明かした。

カジュアルな時代劇だが、現代劇とは違う雰囲気の「禁婚令」の撮影。大変な点はなかったかと聞くと、チョ・スミンは「1番大変だったのは寒さでした。マイナス13度まで下がった時に撮影しました。口も凍って台詞を言うのが大変でした。ファユンが他のキャラクターよりも時代劇の口調をたくさん使うので、口が凍っているのが残念でした。でも楽しかったです」と振り返った。
特に彼女は「撮影現場はみんな同年代だったこともあって、友人たちが集まって仲良く撮影するような、温かい雰囲気でした。私は終盤に投入されたにもかかわらず、みんな歓迎してくれました。後から合流することになりましたが、いつも『ファユン、こんにちは』と歓迎してくれて嬉しかったです」と明かした。

続いて彼女は「(SNSの)コメントの中に『なぜいつもやられるばかりなのか』と残念がる人々がいました。私もやられるキャラクターではなく、カリスマ性があって、可愛くて、優しいキャラクターを演じてみたいです。初々しい姿や笑顔も見せたいです。ドラマ『ホテルデルーナ』のチャン・マンウォル(IUが演じた主人公)のような人物も演じてみたいです」と強調した。
「自分についてよく検索するほうです」と告白したチョ・スミンは「『禁婚令』のコメントの中で『ずっと待っていたけれど、また会えて嬉しい』という反応が記憶に残っています。私のような人を待ってくれるなんて、感謝しました」とこみ上げる様子を見せた。実際に彼女は「映画『インターステラー』を観る時もたくさん泣きました」と言うほど涙もろいという。

彼女は中学と高校で完全に学生生活に集中する選択をし、普遍的な感性を演じるにあたって強みになったという。ドラマ「噂のチル姫」「母さんに角が生えた」などで子役として出演した彼女は、大手事務所からラブコールを受けてアイドル練習生として経験を積む機会もあったが、学校生活を選択したのだ。チョ・スミンは「芸能活動は大人になってもできますが、学校生活は二度と戻ってこないと思いました。その頃の経験と仲間との友情が、今も私の人生の支えになっています」と語った。
彼女は「『禁婚令』のファユンのように、善良で温かい人々が一緒に暮らす世の中になってほしいです。良い大人たちにたくさん出会いたいです。いつももっと良い未来、今日より幸せな明日を作っていきたいです」と付け加えた。
・【PHOTO】チョ・スミン、インタビューで見せた飾らない笑顔…抜群のビジュアルをアピール
記者 : パク・チュニョン