「百人力執事」イ・ジュニョン、もし亡くなった人と会話ができたら?“祖父に会いたい”
OSEN |

イ・ジュニョンは、昨年12月22日に放送が終了したMBC水木ドラマ「百人力執事」で“キム執事”ことキム・テヒ役を演じた。同作は、死んだ人と会話できる葬礼指導士のペク・ドンジュ(Girl's Dayのヘリ)と便利屋の一当百の社員キム・テヒ(イ・ジュニョン)が、死んだ人の願いを叶えてあげる過程で繰り広げられるストーリーを描くドラマだ。最近、ソウル麻浦(マポ)区合井洞(ハプチョンドン)にあるOSENの事務所でイ・ジュニョンと会い、作品についてのインタビューを行った。
彼は作品を終え「半年ほど撮影したけれど、個人的に意味もあったし、久しぶりに再開した水木ドラマなので、皆頑張ろうという雰囲気もあって、とても温かく記憶に残りそうな気がしました。僕たちが感情を表すシーンを撮る時もスタッフや俳優全員が力を合わせて撮りました。このように配慮して作品を作り上げた時間を振り返った時、心が温まる感じがありました。こんな現場は二度とないかもしれない思うほど幸せでした。もう恋しいです。撮影が終わって2週間しか経っていないのに……」と感想を語った。

特に彼は「作品を撮影しながら会いたいと思った人がいました。ドンジュの能力が僕にあったら、必ず会いたい人が母方の祖父でした。祖母と祖父の故人が出てくるエピソードを撮っていた時、その思いが強くなりました」とし「母方の祖父は僕を信じなかったんです。勉強をしないからと。でも、僕がU-KISSとしてデビューして4日後に亡くなってしまいました。その時、『DREAM CONCERT』の前日にも僕が祖父に会いに行ったのですが『怪我に気を付けて』と言ってくれました。『勉強しろと言ってた孫が、こんなに多くの人の前に立っているよ』と言いたいです」と話した。
実際、イ・ジュニョンは2014年、U-KISSのメンバーとしてデビューした。今は俳優としと活動が中心になっているが、今も自然にU-KISSの活動に言及するほど、デビュー後に経験したことや時間が強く根付いている。

続けて、「ファンの反応をどこで見ればよいか分からなくて、マネージャーにたくさん聞きましたが、今回の作品を見て、僕を『有罪人間』という言ってくれる方がいらっしゃると聞きました」とし「U-KISSの時もケビンのようなビジュアル担当のイケメンがいたので、そんな反応は初めてでした。ときめきと恋愛模様も周りが作ってくれたもので、僕はすごく下手だと思っていたのですが、好印象を持ってくださった方が多くて、安心しました」と、好評についての感想を語った。

また「嬉しかったのは、wavve『勇敢な市民』でご一緒したパク・ジンピョ監督が、モニタリングをして『久しぶりに心温まるドラマが出て来てとても嬉しい』と連絡をくださったことでした。特に『感情面で苦労しただろうに。頑張った』とおっしゃってくださって、その連絡を貰って感動しました」と強調した。
何よりもイ・ジュニョンは「実際に昨年から、演技をすることが面白くなりました」と目を輝かせた。Netflix「モラルセンス ~君はご主人様~」、wavve「勇敢な市民」、そして「百人力執事」まで、2022年も様々な作品に出演した彼は「まるでシミュレーションゲームのようでした。今回の作品で少し成長した姿で次の現場に行って、また未熟な部分を克服して吸収していると感じました」と笑顔を見せ、「次はまたどんな現場に行って何を学ぶのか、楽しみです」と語った。
すでにイ・ジュニョンはマ・ドンソク出演の映画「荒野」や、Netflixの新作「マスクガール」などにも出演が決定している。昨年11月、長い間一緒に苦楽を共にしたマネージャーと、共同で新事務所Jflexを設立し、さらなるキャリアを積んでいくことになった。「2022年は自分自身の可能性を発見できた時間でした」と語ったイ・ジュニョン。彼は今後、どんな修飾語を生み出していくのか、これからの活動に注目が集まる。
記者 : ヨン・フィソン