Wanna One出身パク・ジフン、ドラマ「弱いヒーロー Class1」は“人生のターニングポイントになった作品”

OSEN |

写真=wavve
プロジェクトグループWanna Oneとして活動し、「僕の心の中に保存」などの流行語を作ったパク・ジフンが「弱いヒーロー Class1」(以下「弱いヒーロー」)で新たなターニングポイントを迎えた。

ソウル鍾路(チョンノ)区にあるカフェでOSENとインタビューを行ったパク・ジフンは、最近公開されたwavveオリジナルドラマ「弱いヒーロー」を撮影しながら感じたことを打ち明けた。

wavveオリジナルドラマ「弱いヒーロー」は、成績上位1%の優等生ヨン・シウンが、初めて友達になったスホ、ボムソクと共に数多くの暴力に対抗していく過程を描く、“弱い少年のアクション成長ドラマ”だ。優れた頭脳を活用した戦略的なアクションとパク・ジフン、チェ・ヒョヌク、ホン・ギョン、シン・スンホ、イ・ヨンなど、実力派新人俳優たちの出演をはじめ、最近注目されているユ・スミン監督、クリエーターのハン・ジュニと意気投合し、公開前から期待を集めた。

公開と同時に韓国の視聴者の間で人気を博したことはもちろん、アメリカ、台湾など海外ファンからも反響を呼んだ。また、ドラマ公開直後、2022年の有料加入者数1位を記録し、話題性を証明した。

作品の中で際立つ部分は、パク・ジフン、チェ・ヒョヌク、ホン・ギョンのケミストリー(相手との相性)だ。また、ヨン・シウン(パク・ジフン)とアン・スホ(チェ・ヒョヌク)のブロマンス(男同士の友情)やヨンイ(イ・ヨン)との恋愛模様のようなシーンも登場した。これに対し、パク・ジフンは「恋愛模様だと思ってくださったらありがたいですが、僕はそう思いながら演技したわけではありません。作品が成長ドラマですので、友情を築く中で生まれるシーンが甘く見える部分もあるのではないかと思っています」と伝えた。

今作はアクションが多いだけに、悩みも多かったという。彼は「シウンがどんなキャラクターなのか、僕と似た部分は何だろうかと研究しました。僕と似た部分とシウンの似た部分を抜いてパズルを合わせるように演技しました。共通点を見つけるために努力しました」と話した。

パク・ジフンにとって「弱いヒーロー」は、新たな一つの挑戦だったという。彼は「このようなアクションは初めてで、緊張もしました。僕がいつも骨身を削って作った作品だと申し上げる理由が、ヨン・シウンという人物を本当にたくさん研究し、役作りについてもたくさん話をしたからです。また、この作品のキャラクターが僕の人生のターニングポイントになると思いました。それだけこの作品が僕にとって、視聴者にとって重要な作品になるのではないかと思います。僕の新しいイメージをお見せしようとしました」と伝えた。

今回の作品によって人間パク・ジフンが悩むようになった部分もあるだろうか。彼は「正直に言って、休む日がありませんでした。これは本当に個人的な話ですが、先輩たちは作品が終わればリフレッシュする期間が2、3ヶ月ほどあると言っていました。役から抜け出さなければならない時間があるそうです。僕はそれが何なのか分かりませんでしたが、この作品を撮ってから、そのような時間を持たなきゃと思いました。とてもありがたいことに、アイドルと俳優を両立していますので光栄ですが、僕の個人的な時間はありませんでした。そのような部分が少し大変でした」と打ち明けた。

続いて彼は「計画的な性格ではないので、休みの日には何かをしなきゃと思ったりはしません。歌を聞きながら愛犬と散歩するだけでも雑念がなくなりました。今回は旅行に行きたいとも思いました」とし「今回の作品にかなり感情移入をしたからだと思います。撮影に感情を注ぐことが多く、家に帰ると普通は翌日の撮影の準備をして寝ますが、今回はそのようなこともなく、寝ていました。今回の作品は血、汗、涙を流しながら撮った作品ですので、僕には新鮮でした」と話した。

「弱いヒーロー」が俳優パク・ジフンに残したものは何だろうか。彼は「今回の作品は人生のターニングポイントだと言いたいです。今後、一緒に作品を作る監督と脚本家さんに僕にこういう面があったんだと分かっていただきたいですし、作品をご覧になった視聴者の方々にも、可愛いイメージ以外にもいろいろな魅力がたくさんあると伝えたいです」と話した。

パク・ジフンは「今回の作品の反応の中に『ドラマを見ながらパク・ジフンを見たのではなく、ヨン・シウンを見たと思う』という文章がありました。僕ではなく、キャラクターが見えたという言葉は絶賛だと思います。僕よりキャラクターが見えてほしいと思います。認められたいという欲求があります」とし、「僕は自ら枠に閉じ込めることはありません。作品が与えられれば、キャラクターを見てぎこちないと思いますが、そのぎこちなさを脱ぎ捨てて、僕がやらなければならないことに集中します」と話した。

「僕の心の中に保存」で2017年にブームを巻き起こした彼に「弱いヒーロー」を一言で定義すれば何かという質問をすると、彼は深く悩んだ末に「友情」と答えた。彼は「表現する言葉が本当に多いですが、説明しなければならないとすれば『友情』だと思います。それだけ友情について、3人の感情の変化をよく見せたと思います」と話した。

また彼は2022年、6thミニアルバム「THE ANSWER」、ドラマ「弱いヒーロー」などで忙しい一年を送った。彼も「今年は本当に休む暇もなく走ってきました。怪我をせず活動できてありがたいと思っています。2023年はどんな作品とアルバムを披露するか分かりませんが、僕に与えられたことに最善を尽くします。僕はファンとアーティストが共に成長すると考えています。少しずつ成長していく僕を見ながら誇りに思ってほしいです。さらに成長し、たくさんの姿をお見せしたいです」と覚悟を語った。

記者 : キム・チェヨン