「刑事ロク 最後の心理戦」イ・ハクジュ“イ・ソンミンの演技を驚きながら観察した”

OSEN |

写真=Walt Disney Company Korea
イ・ハクジュは、2022年を後悔が残らない1年であると評価した。「刑事ロク 最後の心理戦」でもイ・ハクジュは後悔が残らなかった。妙な魅力を持つ刑事として、最後まで視聴者たちの心を奪った。1年1年良い役者として進んでいくイ・ハクジュは、揺らぐことがなかった。

ソウル市鐘路(チョンノ)区のカフェで行われたDisney+「刑事ロク 最後の心理戦」のインタビューに、イ・ハクジュが参加した。彼は「刑事ロク 最後の心理戦」でギョンチャン役を務めた。イ・ハクジュは「監督から紛らわしくしてほしいと何度も言われた。そういう場面ではないところでも、考えたり腹黒い演技ができる部分を見つけて演技してほしいと頼まれた。一生懸命に探しながら、1つでもそういうところがあれば、入れるために努力した。すっきりしない演技をしようと思った。普通の会話だけれど、その会話が視聴者たちにとっては疑わしい方向になるよう工夫しなければならなかった。そのようなことが面白くて難しかった」と説明した。

多くの視聴者たちは、友達の正体が公開されるまで、イ・ハクジュの正体を依然として疑っている。イ・ハクジュは「僕があまりにも大きな混乱を招いた。ストレスが多かったと思う。それが僕の意図だった。最後まで視聴してくださってありがたい。『刑事ロク 最後の心理戦』が僕にとっても、見てくださった視聴者にとっても記憶にいつまでも残る作品になったら嬉しい」と言って満足感を表した。

テクロクを見るためにクムオ署を訪問したギョンチャンのように、イ・ハクジュにとってイ・ソンミンは格別な先輩だった。イ・ハクジュは「イ・ソンミンさんは以前からずっと見てきたけれど、そばで見たかった。どのように演技をするか、ずっと驚きながら観察をした。緊張している僕を見ながら、緊張しないでほしいと思ったのか、いたずらをたくさんしてくれた。いたずらをしながらも、レディー・アクションと言われれば、怒鳴りながら演技する集中力がすごかった。話しながらすごく勉強になったのは、今まで僕はキャラクターに対して悩んできたけれど、彼は僕にこの場面で何を見せるべきかを何度も言ってくれた。それが僕にはすごく役に立った。『俳優たちが何かを探して、より一層豊かにできるのがドラマの長所だ。探すために努力しよう』とのことで、『静寂は台本に書いていなくてもやることができる。工夫したら緊張感を増すことができる』と言ってくれた」とし、感謝の気持ちを伝えた。

イ・ハクジュは、集中するために最善を尽くした。彼は「先輩たちと共演すると、皆特徴がはっきりとしている。魅力がある方々だ。自分はそういう人ではないと思った。場面場面を切り開いていきながら、最大限集中して、集中力が崩れないようにするのが目標だった。特徴が足りないと思った。必死に作業をした。綺羅星のような方々に会って演技をすれば、すごく緊張する。だからすごく緊張した。そういう姿を見て、上手にできるとたくさん励ましてくれた」と話した。

チン・グもイ・ハクジュとの素晴らしい共演を披露した。イ・ハクジュは「チン・グさんはいつもシーンについて話して、僕が何かを言ったら『頭がいい』と穏やかに賞賛してくれる。チン・グさんがいつも楽しい雰囲気を作るために努力してくれた。僕が何かをすれば面白がって、『いたずら坊主』と言う。35歳なのに“坊主”はどうかと思う」と撮影現場のエピソードを語った。

「刑事ロク 最後の心理戦」の撮影を終了したイ・ハクジュは、結婚して1週間が経った花婿でもあった。彼は「結婚してまだ1週間だ。何となく安定感がある。負担感が増すと思ったけれど、そうじゃなかった。安定的に『良い役者になりたい』『良い家庭を築きたい』という単純な目標ができた。演技をもっと一生懸命に安定的に上手にできると思って結婚した」と話した。

結婚後に安定感を感じている俳優イ・ハクジュは、最善を尽くしていると述べた。「一生懸命に自分の職業について熱意を持って望んでいる人だと思う。最近は一生懸命にやっているので、怯む必要はないと思う」と自信を表現した。

2022年を完璧な1年にしたイ・ハクジュは、俳優として自分だけの道を歩んでいる。イ・ソンミンはもちろん、チン・グとハン・ドンファ監督に褒められながら成長したイ・ハクジュの、次回作での成長に注目が集まっている。

記者 : パク・パンソク