キム・セジョン、日本ファンとの対面にワクワク!「社内お見合い」大ヒット後の初来日にプレッシャーも

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「社内お見合い」「悪霊狩猟団: カウンターズ」などの主演ドラマが軒並み大ヒットし、いま韓国で最もHOTな若手女優と言われるキム・セジョンが、久々の来日。初めての単独ファンミーティングへの意気込みやファンへの想い、人生観などを熱く語ってくれた。アイドル時代から変わらない、とびきりキュートなルックスと、しっかりしたものの考え方、つねに努力を忘れない前向きな姿勢。これを読めば、あなたも“ゴッドセジョン”の虜にならずにいられないだろう。

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「社内お見合い」大ヒット後の来日“プレッシャーもある”

――まずは日本での初のソロファンミーティングの開催、おめでとうございます。

キム・セジョン:(ぱちぱちと自分で拍手して)最初は信じられませんでした。ひとりでやるので客席をちゃんと埋められるか心配だったんです。でもたくさんの方が来てくれると聞いて、とても幸せな気持ちになりました。私、もともと日本と日本のファンが大好きなんですね。皆さんと一緒にステージができるということが嬉しかったし、わくわくしました。

――ドラマ「社内お見合い」の大ヒット後の来日イベントということで、お客さんの変化も予想されますが。

キム・セジョン:はい、ちょっと不安はあります。想像することができなくて。もともとの私のファンの方もいるでしょうし、今回が初めての方もいらっしゃるでしょうし。この機会に初めての方々をファンにしなきゃ、というプレッシャーがありますが、一方でワクワクもしています。

――いま飲んでいるお茶は?

キム・セジョン:ファンミーティング で東南アジアに行ったとき、寒かったり暑かったりして少し風邪をひいてしまったんです。喉が腫れそうなので生姜ミント茶を飲んでいます。

――そもそも来日は何回目ですか?

キム・セジョン:多すぎて数えることができません。初めての家族旅行も大阪でした。デビューしたあとなので22歳くらいのときです。
 

「日本でしか買えないビールとお酒を買いました(笑)」

――今回の来日でしたいことはできましたか?

キム・セジョン:着いてすぐコンビニに行きました。大好きなんです、日本のコンビニが(笑)。そのあとドン・キホーテに行って、日本でしか買えないビールとお酒を買いました(笑)

――好きな銘柄があるんですか?

キム・セジョン:お酒は人から勧められた銘柄があったのでそれを買いました。日本のビールはまろやかなんですよね。あと、私は日本のビールに信頼を置いているんですが、糖類が低めのビールがすごくたくさんあるんです。美味しそうだなと思ったのでそれにもチャレンジしてたくさん買いました。

――ほかには何を?

キム・セジョン:たこ焼きを食べて、焼きそばをたくさん買いました。スーツケースの半分がビールと焼きそばでいっぱいになりました。私、日本の冬が好きなんです。なので次は雪が降るときに来て、冬の日本を満喫したいです。

――白いドレスの天使みたいなセジョンさんがビールの話をするギャップがすごくて、とても魅力的です。

キム・セジョン:(手を叩いて豪快に大笑い)たくさん飲むことはできないんですけど、楽しみたいタイプなんです。

――これまでの日本での活動で思い出に残っていることは?

キム・セジョン:gugudanとして日本でファンミーティングをしたこと。ファンミーティングをしたのは、日本が初めてだったので、それがとても思い出に残っています。あの頃はメンバーの皆と一緒に旅行するかのようにスケジュールをこなしていました。

――今回はおひとりですね。

キム・セジョン:東南アジアでファンミーティングをしたときに、ファンの方がgugudan の映像を作ってくれたんです。そのとき初めて「あ、ひとりなんだな」と感じて寂しな、怖いな、と思いました。ですが同時に「これがスタートだ、頑張ろう!」という新たな気持ちも生まれました。

――今回、お会いできるのを楽しみにしていましたが、想像以上に可愛くて、人気があるのがわかりました。何時間も前からグッズ売り場にファンの方のすごい行列ができていて驚きました。

キム・セジョン:そうなんですか? 知りませんでした! 日本のファンの皆さんは眼差しがとても温かいんですよ。それを見ていると私も知らない間に涙が出てくるんです。早く皆さんに会いたいです!
 

ドラマの役での変化「どの私もテンションが違うだけで同じ」

――「悪霊狩猟団:カウンターズ」と「社内お見合い」を見て、同じ女優さんだとわからなかった人がいるそうです。

キム・セジョン:私自身、すごく親しい友人と一緒にいるときと、ちょっと苦手だなと思ってる人と一緒にいるときの自分は違います。私の中にハリみたいな瞬間もあれば、そうじゃないときもある。テンションが違うだけで、結局は同じ。どちらの面がより多く見えているか、の違いだと思います。

――では、今まで演じた役の中で一番ご自身に近いと思うのは?

キム・セジョン:うーん(しばらく悩んだ末に)これから日本で放送される「今日のウェブトゥーン」というドラマのヒロイン、マウムですね。日本のドラマ「重版出来!」のリメイクなんですが、その中で演じたマウムの言葉、行動、考えは私と似ていると思いました。

――「社内お見合い」は同年代の共演者が多く、撮影現場も盛り上がったと聞きました。どんな会話をしていたのでしょうか?

キム・セジョン:アン・ヒョソプさんとは意外にも人文学とか、心理学に関するシリアスな話をすることが多かったですね。ソル・イナさんとは個人的な話や演技について。プライベートで一緒に旅行に行くくらい仲良くなったので、胸の内をよく語り合いました。キム・ミンギュさんとは残念なことに一緒になる機会があまりなかったので、親しくなれなくて残念でした。

――「悪霊狩猟団:カウンターズ」のアクションシーンはだいぶ準備されましたか?

キム・セジョン:当時はできるかぎりアクションスクールに通いました。実はいま続編の撮影をしているので努力中です。カッコいいアクションシーンは、アクション俳優さんを信じて任せることも出来ますが、私が一番大事だと思うのは何度撮り直しになっても対応できる体力をつけることです。
 

歌手活動のターニングポイント「私の可能性を見せてくれた曲」

――セジョンさんは歌手でもありますが、シンガーソングライターとお呼びしたほうがいいでしょうか?

キム・セジョン:(目を輝かせて)そういわれたらとても嬉しいです。でもそうなるためにはもっともっと自分の地位を固めないといけないですよね。自分の持ち曲、書きかけの曲がたくさんあるので、それを徐々に出していけば、自然にシンガーソングライターと呼ばれるに相応しい歌手になれると思います。

――歌手活動をしてきた上で、ターニングポイントになったのは?

キム・セジョン:「Flower Way(花道)」という曲です。私にとって初めてのソロ曲で、私の可能性を見せてくれた曲でもありました。怖がらず挑戦できる人間になろう! という気持ちにしてくれた曲として、忘れることができません。

――歌と演技の両立は大変ではないですか?

キム・セジョン:両方やることは、むしろ私にとってプラスになっています。つらいときって、他のものをやりたいという気持ちが高まるんです。歌に煮詰まってきたときは、演技ができることがありがたいです。皆さんは演技が終わってすぐ歌手活動をすると「え、いま終わったばっかりなのに?」と思われるようですが、私にとってはそれが休暇にもなります。

――キム・セジョンさんは素敵なお名前ですが本名ですか?

キム・セジョン:はい! 世正と書きます。祖父がつけてくれました。世の中を正しく生きなさい、正しい人間になりなさい、という想いを込めたと聞いています。韓国には名がその人を表す、名前の通りの人間になる、という言葉があるんですが、私自身、この名前に相応しい人生を生きたいと思って努力しています。

――人気者のセジョンさんにはいろんなキャッチフレーズがあります。「国民の彼女」「国民の愛され女優」「次世代ラブコメ女神」「視聴率クイーン」「韓国のエマ・ストーン」。ご自分ではどう思いますか?

キム・セジョン:そのように私を飾ってくださる言葉があることによって、もっと頑張らなければいけない! と自分に鞭を打っています(笑)実は私が一番好きなニックネームは”ゴッドセジョン”なんです(笑)。自分が神だと思っているわけじゃなくて、皆さんがそう感じてくださっているということじゃないですか(笑)そうなるように努力する自分に導いてくれる、だからこの言葉が好きなんです。

――女神じゃなくて神なんですね!

キム・セジョン:ふっふっふ(わざと低く豪快な声で笑う)
 

26歳のキム・セジョン「今後がとても期待できる人間」

――26歳のキム・セジョンを客観的に表現するとどんな人物ですか?

キム・セジョン:嘘をつけない正直者。だからいい人になろうと努力する。でも単にいい人なのではなくて、正しい道を進もうとする人です。そして年齢の割にはうまくやっているけれど、プロとしてはまだのびしろがたくさんあるので、今後がとても期待できる人間だと思います。

――これまでの人生の中でターニングポイントとなった出来事は?

キム・セジョン:仕事面では「悪霊狩猟団:カウンターズ」に出たこと。あとはミュージカル「レッドブック」に参加したことがすごく自信を与えてくれました。それまでの私は自分自身を過小評価するところがあったんです。自分がすごくヘンな人間に感じられて。あまりにも熱すぎる人間なんじゃないかと思っていたんです。でも、このミュージカルで一緒になった皆さんは、全員が私よりもっともっと情熱的で、感性的で。自分の感情や情熱をすごく吐き出す方たちでした。そういう方たちと一緒に仕事をしてとても幸せだったし、またすごくうまくやることができたんです。なので私は間違ってなかったんだ、もっと熱くなってもいいんだ、と思うことができました。自分を殺さず、温かく、熱く生きていける、そんなきっかけを与えてくれたのが「レッドブック」だったんです。

――では最後に、現在絶好調のセジョンさんの今後の活動の抱負を教えてください。

キム・セジョン:今、絶好調と言っていただきましたが、頂点に上るためにはまだまだ道は遠いと思っています。私が今まで見せてきた姿よりも、見せることができていない姿のほうがたくさんあると思います。自分が好きなことを自由にできるような地位にはまだ到達していない。なのでこれからも上を目指して何も恐れることなく、自分が望むようなジャンルの歌を思い切り歌って、自分がやりたいような演技ができるようになりたいです。



取材:望月美寿 / 撮影:朝岡英輔

記者 : Kstyle編集部