Xdinary Heroes、タイトル曲「Hair Cut」のMVを公開…ダイナミックなパフォーマンス

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写真=「Hair Cut」ミュージックビデオ、JYPエンターテインメント
Xdinary Heroesがダークな魅力でカムバックした。

彼らは11日の午後2時、韓国国内外の音楽配信サイトを通じて新しいミニアルバム「Overload」を発売した。今回のアルバムはXdinary Heroesが昨年12月にデビューシングル「Happy Death Day」、7月に1stミニアルバム「Hello,world!」に続き、3番目に披露する作品だ。

未知の空間「♭form」を背景に6人の少年たちの非凡な音楽世界を構築し、注目を集めている彼らは、最初のアルバムを発売してから約4ヶ月で再びニューアルバムを発売し、精力的に活動している。

Xdinary Heroesはデビューシングルから作詞・作曲にメンバーが積極的に参加し、Z世代を代表するKバンドの登場を知らせた。1stアルバムでも。全曲に自身たちの個性を盛り込んだメンバーらは2ndミニアルバムの全曲の作詞・作曲に参加し、歌唱力と楽器演奏の実力、作詞・作曲の実力を兼ね備えた次世代の実力派バンドとして存在感を示した。

今回のアルバムには「Hair Cut」をはじめ、「寝言」「LUNATIC」「Crack in the mirro」「Ghost」「X-MAS」「Hair Cut」のインストルメンタルバージョンまで多彩な魅力を込めたXdinary Heroesの自作曲が収録された。

アルバム名「Overload」は、過負荷を意味している。彼らはこれを心のなかで複雑にぶつかり合う多くの感情と考えに耐え切れずに、結局過負荷になった状態だと解釈した。

前作のタイトル曲「Test Me」では、手段と方法を選ばない大胆さで、大会で優勝を獲得してみせる話を描いたが、ニューアルバムではその延長線上で、自身をヒーローだと思っていたが、観点によっては悪党にも捉えられるという状況の中で、アイデンティティの混乱を経験し、過負荷となった状況を盛り込んでいる。前作では外部からの圧力について歌ったが、新作では内面で起きる葛藤について歌っている。

タイトル曲に選ばれた「Hair Cut」は、ベースリフのミニマルな構成、フルバンドのパワフルなエネルギーが目立つ歌だ。メンバー全員がシム・ウンジ、イ・へソルと共同で作曲に参加し、Xdinary Heroesの音楽パレットに新しい色を追加した。

Xdinary Heroesは新曲の制作過程で、作曲だけでなく、共同作詞家としても活躍した。メンバーたちは「My mind is full of bad things/(僕の心が思うままにならない)/見えないおかしくなりそう/I gotta find the way out now/(これ以上おかしくなりたくない/ハサミを持ってばっさり/闇を切ってばっさり/Welcome/Get a haircut/Get a haircut/Get a haircut/(Cut cut cut)/Mmm-」などの歌詞を通じて、新たに生まれ変わるという決然とした意志を示した。ネガティブな考えを髪の毛に喩えた新鮮な歌詞が、曲の楽しさを倍増させる。

新曲のビジュアルコンセプトは、映画「シザーハンズ」の主人公からインスピレーションを受けたという。「それぞれの内面で育まれる暗い感情をすべて切ってしまおう」という意志を表現するために、鋭いハサミなどを活用した。メンバーたちは「ハサミは単に髪を切る用途ではなく、僕たちの暗い内面、不安な感情を切り取るような道具だ。『僕たち、そして歌を聴く全ての方々の不安と闇の部分を切り取ってしまう』というメッセージを伝えたいと思った」と説明した。

収録曲もタイトル曲に劣らないほど、心血を注いだ。「寝言」は現実と仮想世界を行き来する瞬間を、夢に喩えて表現した歌詞が印象的な歌だ。「LUNATIC」は世界がヒーローに過度に要求する正義感を、狂気溢れる歌詞とギターの音で表現した。

「Crack in the mirror」は、多層的な自我を見つめて動揺する姿と、成長の過程で経験する混乱を語るロックジャンルの歌だ。「Ghost」は「僕たちの音楽は騒音で、僕たちはヒーローじゃない」と叫ぶ内面の幻聴との対立を、「X-MAS」は鏡を見て感じた不慣れな感情と混乱を描いた歌だ。

Xdinary Heroesは12月16日から18日までの3日間に渡り、デビュー後初の単独コンサートを開催する。今回の公演では、前回のタイトル曲はもちろん、ニューアルバムの収録曲も披露する予定だ。

記者 : ファン・ヘジン