「今日のウェブトゥーン」元gugudan キム・セジョン、過去の傷と向き合うキム・ドフンのため奮闘【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「今日のウェブトゥーン」放送画面キャプチャー
「今日のウェブトゥーン」で元gugudanのキム・セジョンがキム・ドフンの人間的な成長を導いた。向き合いたくなかった過去の傷に向き合って逃げないように助け、じんとくるエンディングを飾った。 

10日に韓国で放送されたSBS金土ドラマ「今日のウェブトゥーン」第14話では、オン・マウム(キム・セジョン)がシン・デリュク(キム・ドフン)の重なる悪材料を解決するために孤軍奮闘する過程が描かれた。 

デリュクは普段とは違って原稿に手も出せなかった。何も思い出せず、頭の中は空っぽのようだった。ドラマのリメイクを担当したシン・ジウォン(ヤン・ジュホ)監督から刺激を受け、自身の傷と向き合って生じた症状だった。マウムが助言を受けに訪れたペク・オジン(キム・ガプス)作家の言葉通り、他の作家とは違ってデリュクにあふれ出たインスピレーションが途絶えた状態だった。 

彼を虐待したという母親のカン・ギョンジャ(キム・スジン)の登場は、さらに大きな災いを招いた。彼女がマウムの後をこっそり追いかけてきて「会いたくもなく、思い出すのもぞっとする」というデリュクの家に押しかけたのだ。マウムは衝撃に包まれ、母親を押しのけては、そのまま凍りついたデリュクの反応を見て、さらに落ち着かなかった。 

それでも「あの時、あの力のなかった子供ではない。私が一緒に行くから、聞きたいことがあると言っていた母親に会ってみて」と彼の手を引いた。しかし「お金を稼ぐために、お前を縛っておいたまま外に出なければならなかったあの一日が、一生終わらないようで怖かった」というギョンジャの告白はあまり役に立たなかった。むしろ自分のお金が目的で訪ねてきたのではないかというデリュクの怒りをさらに膨らませた。 

泣き面に蜂で、インターネットに「シン・デリュクの犯罪暴露投稿」が上がってきた。道端で知らない女性をスケッチし、彼女の彼氏に暴行されたという事件だった。問題は「僕の彼女に触った」「担当編集者は挙げ足を取りながら僕の口を塞いだ」等の虚偽事実だった。この投稿が記事化され、評価下げのテロに数多くの悪質コメントなどがつけられ、世論が直ちに悪化した。 

この時、状況を反転させたのはマウムの妹のオン・ヌリ(ユン・ソア)だった。正体を隠してウェブ漫画に“骨を殴るファクト爆撃”を飛ばすSNSチャンネル「ウェブ漫画魔女」を運営してきたのが姉に申し訳なかったヌリは、初めて「あの日の事件の目撃者を探す」という生配信を始めた。マウムも暴露投稿に反論する書き込みを掲載し、同期のク・ジュンヨン(ナム・ユンス)は事件現場で証拠を探すためにあちこち走り回った。このような努力が集まって、当時デリュクが暴行を受けた目撃映像と写真がSNSを通じて上がってきて、結局暴露者も謝罪文を掲示してデリュクは濡れ衣を晴らした。 

残されたのは、原稿に影響を及ぼしたデリュクの心理的問題の解決だった。マウムはデリュクに彼が母親について知らなかった事実を伝えた。デリュクが子供の時にいたずらをして家に火事が発生し、退勤後に遅れて帰ってきたギョンジャが彼を救って火傷を負った。事故のショックのせいか、デリュクは火災のことを覚えていなかった。その後、お金を稼ぐために息子を一人で家に置いておかなければならなかったギョンジャは、仕方なくデリュクを部屋の中に閉じ込めた。 

現在、彼女はアルツハイマー病を患っていた。デリュクを突然訪ねてきた理由も、自分が悪い母親だという事実は変わらないだろうが、それさえも記憶が豊かなうちにもう一度だけでも息子に会いたかったためだった。 

そのように去ろうとした母親を捕まえたデリュクは、「再び僕を捨てさせない」と近づいた。そして「逃げようと考えずに、痛かったら治療して」と先に母親の手を握った。子供の時、心の傷のせいで人との接触を極度に避けた彼が、全力を尽くしたマウムの助けで傷に向き合う勇気を出し、その結び目を解き始めた感動的なエンディングだった。「今日のウェブトゥーン」は、毎週金・土曜日の午後10時に韓国で放送中。

記者 : ハ・スジョン