「ミュージックバンク」の制作陣、業務妨害の疑いで立件…イム・ヨンウンの放送点数めぐる不正疑惑で調査へ

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写真=KBS 2TV「ミュージックバンク」放送画面キャプチャー
イム・ヨンウンの放送回数の点数を0点にした「ミュージックバンク」の制作陣が、警察から捜査を受けている。

ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)警察署は昨日(24日)、KBS 2TVの音楽番組「ミュージックバンク」の制作陣を業務妨害の疑いで立件したと伝えた。警察は事実関係を把握しており、KBSは「ミュージックバンク」の放送点数の採点基準と関連した資料を警察に提出したという。

先立って5月13日に韓国で放送された「ミュージックバンク」では、イム・ヨンウンの「また会えるだろうか」とLE SSERAFIMの「FEARLESS」が1位候補に挙がった。イム・ヨンウンはデジタル音源点数(1148点)とアルバム点数(5885点)がLE SSERAFIMを上回っていたが、放送回数の点数が0点を記録し、惜しくも1位を獲得することはできなかった。一方、LE SSERAFIMの放送点数は5348点だった。

番組の放送後、放送回数の算定基準に関する問い合わせが殺到すると、「ミュージックバンク」を担当しているチーフプロデューサーのハン・ドンギュは、KBS視聴者権益センターを通じて「今回の順位の集計期間は2022年5月2日~2022年5月8日だった。該当期間、集計対象であるKBS TV、ラジオ、デジタルコンテンツでイム・ヨンウンの『また会えるだろうか』が放送されていなかった。また、『KBS公営メディア研究所』がKBSの国民パネラー17,609人を対象に実施した『大衆歌謡選好度』調査でも、該当曲は回答率0%の結果が出た」と説明した。

そして「イム・ヨンウンの『もう私だけを信じて』『星の光のような私の愛よ』がそれぞれ2.63%、2.52%の回答率を記録し、選好曲が分かれた結果で、個別曲単位で順位を集計する『ミュージックバンク』では、該当曲の得点は得られなかったとみられる」と付け加えた。

期間中、ラジオでは数回イム・ヨンウンの楽曲が流されていたというファンの指摘に対しては「『ミュージックバンク』の放送点数のうち、ラジオ部門はKBSクールFMの7つの番組を対象に集計している。該当番組以外の番組は集計対象ではない。このルールはすべての曲に平等に適用されている」と、付け加えた。

これに対し、あるネットユーザーが最近、「国民申聞鼓」(韓国政府の苦情受付ページ)を通じて「ミュージックバンク」の点数集計方式に対する告発状を提出した。これを受け、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)警察署はこの事案を担当科に配当した。

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記者 : パク・スイン