「結婚白書」イ・ヨニ“現実的で共感できる台詞が多かった…結婚は違うところを認め合う姿勢が重要”

TVREPORT |

写真=Kakaoエンターテインメント
イ・ヨニが「結婚白書」でぴったりのキャラクターに会い、有終の美を飾った。

イ・ヨニは6月に終了したKakao TVオリジナル「結婚白書」(演出:ソン・ジェヨン、ソ・ジュワン、脚本:チェ・イラン、企画:Kakaoエンターテインメント、制作:メイスエンターテインメント)で結婚を控えているしっかり者の女性、キム・ナウン役を演じ、特有の愛らしい魅力で視聴者を魅了した。

彼女はオーダーメイドの洋服を着ているかのようにキャラクターと完璧なシンクロ率を見せ、結婚準備の過程で発生する難関を堂々と乗り越えている姿で若者世代の共感を得た。ジュニョン(イ・ジヌク)とのシーンでは愛らしい恋人として、両親とのシーンではしっかり者の生活力のある娘として劇に活力を与え、ファンを喜ばせた。

イ・ヨニは「放送を見ながら、終わるのがすごく残念でした」とし「ナウンを演じながら現場で幸せな思い出が多かったです。最後まで『結婚白書』を手掛けてくれたソン・ジェヨン監督、尽力したすべての方々に感謝し、共演したパートナーのイ・ジヌク先輩、すべての俳優たちと一緒にできて光栄でした。感謝を伝えたいです」と放送終了の感想を伝えた。

――視聴者から共感を得たキム・ナウンの魅力は何だと思いますか。

イ・ヨニ:ナウンはしっかり者だけど、好きな人の前では気さくで素直な姿を見せる愛らしいキャラクターです。一人でずっと悩むよりは相手を理解して配慮し、問題を解決しようとする姿に視聴者の応援と共感が続いたのではないかと思います。

――「結婚白書」は現実がよく反映されたドラマとして挙げられましたが、各話の中で最も現実的だと思ったエピソードはありますか?

イ・ヨニ:各エピソードはもちろん、現実的で共感できる台詞が多かったです。例えば、ヒソンが両家の顔合わせを控えているナウンにアドバイスするシーンで、「顔合わせは米韓首脳会談のようなものだよ。懸案について具体的に話すよりは、今後頑張りましょう程度の会話の流れがいい」と話しますが、とても現実的なアドバイスだと思いました。

そして両家の両親の言葉をよく理解し、心を察するところも現実的です。準備過程で自身の親でも新しい姿を見たりします。両親の気持ちを理解できるようになった時、ようやく結婚を通じてもう少し成長できるんだと思えました。

――撮影をしながらナウンというキャラクターに溶け込んでしまったシーンは? 共感したり、思いに残っているナウンの台詞はありますか?

イ・ヨニ:両家の母親たちと新居の物件を見に行った時に、どうすればいいか分からなかったです。実際このような状況があるとすれば、本当に戸惑うだろうと思いました。新居は2人きりで見に行きたいです。義理の母と新居で使う嫁入り道具を見に行くシーンで、ナウンが義理の母との買い物を「機嫌をとりたい職場の上司との買い物」に例えて話す台詞がありますが、本当にぴったりだし面白い台詞だったので心に残っています。

――劇中でナウンは現実主義者でしっかり者です。理想主義者のジュニョンとは対照的な部分がありましたが、実際のイ・ヨニさんはどっちに近いですか?

イ・ヨニ:どちらかというとナウンに近いです。私は理想主義というよりは現実主義です。実際に台本を読みながら、私に似ているとよく思っていました。

――「結婚」は2人だけでなく家族の話だと言われることがあります。両親として登場するキム・ミギョンさん、イム・ハリョンさんとのケミ(ケミストリー、相手との相性)はどうでしたか? 撮影現場でのエピソードはありますか?

イ・ヨニ:2人の先輩とは台本の読み合わせからケミがよかったです。実際、イム・ハリョン先輩は本当に愉快な方で、キム・ミギョン先輩は温かい方です。実際にナウンの両親がいるなら2人だと思えるくらいでした。現場でも待ち時間にとてもよく話し、はしゃぎながらすごく楽しく撮影できました。

――「結婚白書」を見ている、結婚を準備している人々に、賢く葛藤を乗り越える結婚準備のためのコツを教えるなら?

イ・ヨニ:全く違う人生を生きてきた2人が一つになる過程であるだけに、相手をよく理解して違うところを認める姿勢が重要だと思います。そして相手だけでなく互いの家族を理解するのも重要です。実は、理解とは簡単でありません。賢く解決する過程は、私もいつも難しいです。

――「結婚白書」は2年ぶりのドラマ復帰作でもありました。イ・ヨニさんにとってどのような作品として記憶に残るでしょうか?

イ・ヨニ:「結婚白書」は私にとってとてもありがたいプレゼントでした。ずっと幸せな作品として記憶に残りそうです。

――視聴者のみなさんに最後の挨拶を一言お願いします。

イ・ヨニ:スタートの時は涼しい風の春だったのに、もう夏の始まりで終了の挨拶をすることになりました。これまでナウンとジュニョンを応援し、最後まで「結婚白書」を視聴してくれたみなさんに心から感謝しています。私もそうだったけれど、このドラマを見た方々が、結婚する2人を通じて家族の大切さを感じ、理解できる時間になればと思います。

記者 : パク・ソリ