「気象庁の人々」Girl's Day ユラ“私がユジンだったらもっと会話を大事にしたと思う”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」を通じて、Girl's Dayのユラが女優としてさらに成長した。

ユラは最近、OSENとのインタビューを通じて、4月3日に韓国で放送が終了したJTBC土日ドラマ「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」(以下「気象庁の人々」)終了の感想とチェ・ユジン役を務めた感想を明かした 。

「気象庁の人々」は、熱帯夜より熱く、局地性豪雨よりも予想できない気象庁の人々の仕事と愛を描いた職場ロマンスドラマだ。韓国で2月12日より放送され、最高視聴率7.8%(4回、ニールセン・コリア基準)を記録した。

ユラは劇中、気象専門記者のチェ・ユジンを演じた。チェ・ユジンは、曇って見えるが、いざ出かければ晴れる天気のように、複合的な姿を持っている平凡な20代の若者だ。ユラは恋人との複雑な感情を繊細に表現して共感を呼んだ。現実と理想の間で葛藤を経験しているキャラクターをリアルに描いて高く評価され、視聴者たちを没入させてストーリーをさらに豊かにした。

チェ・ユジンそのものになった彼女は、20代の若者の多様な姿を通じて徐々に成長していく過程を見せた。会社員としての仕事の達成、結婚後にぶつかる現実的な問題、妊娠やキャリア断絶まで、誰もが共感できる問題で葛藤を経験するキャラクターを披露し、女優としてさらに成長した姿を見せた。

ユラは「本当に大切な、愛着のあるドラマが終わってとても残念です。私にとって、本当に多くの経験と思い出になった作品で、幸せな時間でした」と感想を伝えた。

2010年にGirl's Dayのメンバーとしてデビューしたユラは「演劇が終わった後」「ヒップな先生」「ラジオロマンス」などで女優としての可能性を認められた。韓国で今年1月に終了した「今、別れの途中です」では印象的な演技を見せて存在感を誇り、その後すぐに「気象庁の人々」に出演して期待を高めた。ユラは「最初の台本がすらすら読めました。麻辣味とときめきが魅力的なドラマなので、ぜひやりたいと思いました。本当に一生懸命準備してオーディションを受けました。皆さんとご一緒できて本当に光栄だった作品です」と話した。

ユラは「チェ・ユジンをどうすれば憎らしくないように表現できるか、視聴者の立場でチェ・ユジンを理解できるように表現できるか悩みました。それが私にとっては大きな挑戦でした。反応は半分に分かれたようでした。努力はしましたが、そこまで憎らしくなかったという意見と、始まりがああだから憎らしかったという意見がありました。それが私にとっては大きな挑戦でした」と述べた。

ユラは気象専門記者のチェ・ユジン役を演じた。彼女は「(チェ・ユジンは)しっかりしているふりをする、か弱い子です。気象庁をけなす記事を書く場面がありますが、先輩が書けと言う時も強引じゃないかと言いながら、公私を区別しろと言われて記事を書きます。その後、チン・ハギョン(パク・ミニョン)とハン・ギジュン(ユン・バク)が何か言われて、その日の夕方に泣きます。この子はやってしまったことに罪悪感を持つ人間らしさがあります。忍耐強くないのに、強いふりをします。パンダのような子です」と説明した。

続いてユラは「(自身とチェ・ユジンが)似ている点は、序盤にハン・ギジュンと結婚生活をした部分でした。チェ・ユジンはけんかをしない時はそれなりに優しいです。夫に愛嬌も見せて、明るいところもあるのは似ている部分です。違う点は、私がもしチェ・ユジンだったら、会話をもう少ししたと思います。争うよりはじっくり会話で解決します。苦しい状況を作ろうとしないと思います」と話した。

気象専門記者を演じただけに、ニュースを見る姿勢も変わったという。ユラは「気象庁に実際に行ってみると不思議でした。分からないことをたくさんしているようで、多くのことを悟りました。天気予報を聞くたびに『大変そうだな』『頑張って』と思ったりします。容易ではないことをやってらっしゃるのだと思って、私も知らないうちに、親近感がわきました。今は予報がちょっと違っても、そんなこともあるでしょうと思っています」と笑った。

「気象庁の人々」が社内恋愛、非婚、離婚、中絶など、現実的な問題を扱っただけに、ユラも感じることが多かった。彼女はこの中でコミュニケーションを強調した。「演技しながら、お互いに会話が足りないと思いました。会話をたくさんしていたら、葛藤も経験しなかったのにと思いました。キャラクターに没頭しながらも、私の個人的な考えも生まれてきました。チェ・ユジンだけでなく、チン・ハギョンとイ・シウ(ソン・ガン)もそうです。会話をもっとしないとと思いながら見るようになりました。だから会話の話をたくさんしたのだと思います。私は視聴者の立場で見て、そのように感じました」と話した。

だからといって結婚観や恋愛観は変わらなかった。ユラは「作品に没入はしますが、私の実際の恋愛や結婚観に変化は生まれませんでした。私は私です」と明かした。そして「友達のような人と結婚したいです。一生一緒にいなければならないのにときめきがなくなっても、その人と一緒にいることが楽しければ良いと思います。お互いに配慮する結婚生活を夢見ています。でも、まだ想像はできませんね。最近、周りの人に結婚はどうかと聞きます。それぞれ違う反応ですが、それでより感じたことは、本当に友達のような人と結婚したいということです」と話した。

特にユラは「よく考えが変わりますが、今は36歳から38歳くらいに結婚したいです。本当は35歳でしたいのですが、実際にその年齢になれば、結婚する年ではないようだと感じるみたいですね。それでも『するべきかな?』と考えて、結婚するかもしれません」とつけ加えた。

そして「社内恋愛」というキーワードについては「愛は自分の思い通りにはいかないものです。その人が好きなのに、我慢はできないと思います。結婚をしなければ別れというものがあると思いますが、恋愛はしなければならないと思います。別れれば辛いと思いますが、その瞬間の燃えるとうな感情を止めることはできないと思います」と笑った。

ユラはハン・ギジュンを演じたユン・バクと共演した。ユラは「ハン・キジュンがユン・バクさんで本当に良かったです。神の一手でした。ユン・バクさんがハン・ギジュンを演じたことで、笑えるところもあり、気の毒でもありました。そこまでかっこ悪くは見えなかったです。ユン・バクが演じたハン・ギュンだったので、ユジンもそこまで怒らなかったと思います。ユン・バクさんでなければ、もっとけんかしていたと思いますね」と話した。

ドラマでは二人のぶつかる姿がたくさん出てきた。ユラは「チェ・ユジンになってその感情を理解しているので、ストレスがありました。本当に頭にくることもありましたし。ずっとけんかしているため、シーンごとに同じようにけんかせずにポイントをつかまなければならなかったので、細かい部分に気を使いました。ラブラブなシーンはないのでそれがちょっと残念でした。しかし最終回は、私にとっては貴重な数少ないハッピーなシーンがありました。ずっと争ってばかりだったので大変でした」と話した。

それでは、ユラだったら「非婚主義」のイ・シウとハン・ギジュンのうち、どちらを選ぶのだろうか。ユラは「結婚に責任感を持って、結婚生活を守ると思いますが、私が結婚前であれば、非婚主義のシウのマインドを変えようとすると思います。非婚主義は変えることができるので、シウの方に惹かれると思います。ハン・ギジュンも変えることはできると思いますが、けんかするのは嫌ですね」と笑った。

「気象庁の人々」のユジンを通じて印象深い演技を披露したユラ。彼女は「仲間もそうですし、最近まつげパーマをしに行った時も、ドラマを楽しくよく見ていると言われました。そのような言葉をたくさん聞いて、実感しています。OTT(動画配信サービス)での順位も良くて、キャプチャーしました。とても嬉しかったです」と話した。

ユラは「『気象庁の人々』を通じて学んだことや得たものがとても多いです。人間の感情を細かく考えたことも良い経験になりました。監督の繊細なディレクションからたくさん学びました。感謝しています」とし「私には本当に大切な作品として記憶されると思います。良い思い出、経験になった作品でした。それぞれ異なる家庭、カップルの成長ドラマとして記憶してほしいです。その中にもどかしさもありますが、温かさと成長痛が感じられるドラマです。だからより愛着が湧き、面白いのだと思います」と話した。

女優として活動しているが、ユラに欠かせないキーワードは「Girl's Day」だ。ユラはGirl's Dayについて「どんなものにも例えられないほど、私にとって本当に重要です。今でもとても恋しく、メンバーが良いと言うなら私はいつでも(活動することに)賛成です。私にとってGirl's Dayは人生そのものです。ヘリの言葉通り、Girl's Dayがないからと言って私自身がなくなる訳ではないですが、Girl's Dayは私にとって第2の家族です。私の人生で本当に大きな祝福だと思います。メンバーたちもよく合い、人服は本当に良いようだ。とても幸せです」と話した。

「気象庁の人々」を終えたユラは、「着実に、頑張って経験を積み重ねていますが、もっと努力しなければならないと思います。今作がきっかけで、それをもっと感じました。チェ・ユジンを通じて本当にもっと欲がたくさん出てきたんです。だからもっと研究し、努力して素敵な姿をお見せできるようにしたいです」と話し、今後の活動に期待を高めた。

記者 : チャン・ウヨン