Vol.1 ― T1419の日韓9人にインタビュー!念願の日本デビュー「次は全員で来たい」
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2021年1月に「ASURABALBALTA」で韓国デビューを果たすと、MVが3000万回再生を突破し、K-POP界期待のニュースターとして注目を集めているT1419。韓国人5人、日本人4人のメンバーで構成され、日韓はもちろんのこと、南米を代表する音楽授賞式「Monitor Music Awards 2021」に韓国人歌手として初めて招待されるなど、グローバルな人気を獲得している。
そんな彼らが3月9日(水)にミニアルバム「OUR TEEN:BLUE SIDE」をひっさげて日本デビュー。Kstyleでは日本デビューのプロモーション活動のために帰国した日本人メンバーに直接、韓国人メンバーにはリモートでインタビューを敢行。前編では、日本デビューを迎えた心境やアルバムのリスニングポイント、韓国デビューからの1年間で成長したことについて、たっぷりと語ってもらった。
Vol.2 ― T1419、個性溢れるメンバーをアニメキャラに例えるなら!?日本活動の目標も語る「東京ドームの舞台に立ちたい」
オン:日本人メンバーたちと一緒に生活する中で、日本の文化やテレビ番組などを知って、早く日本で活動をしたいといつも思っていたので、このように日本でデビューすることができてとてもうれしいです。今回は日本人メンバーだけの日本活動になりましたが、次は必ず一緒に活動したいです。
シアン:日本人メンバーから日本についていろんなことを聞いていたので、早く活動したいと思っていました。実際に日本デビューが決まってからは、今まで以上にかっこいい姿をお見せしたいという気持ちが大きくなって、一生懸命に準備をしてきました。
ゴヌ:僕は日本活動にすごく期待していたんです。日本に行ってみたいという気持ちも大きかったし、いつも応援してくれるファンの方々の温かい応援の言葉を聞くたびに、ひとりでも多くの方とお会いしてステージをお見せしたいと思っていました。だから、行けなくて本当に残念だったのですが、日本のメンバーからファンの方々が応援してくださっている様子を聞いたり「全員で来られたらよかったのにね」と言ってくださっていると聞いて、次に日本に行くことができた時によりかっこいい姿をお見せできたら、今の残念な気持ちがより一層喜びに変わるのではないかと思っています。
日本ファンとの初対面に喜び「次は全員で」
―――日本人メンバーはリリースイベントで初めて日本のファンと対面しましたね。気分はいかがでしたか?カイリ:2年ぶりに日本に帰ってきて、ファンの皆さんの前でパフォーマンスをすることができました。地元の大阪でもパフォーマンスができたので、とても幸せでした。大声で歓声を上げることができないので「皆さん、拍手をしてください」と言ったら大きな拍手を送ってくださってうれしかったです。日本にいる間、できるだけ多くのファンの皆さんのところに会いに行きたいです。
ゼロ:やっぱりリモートと直接お会いするのとでは雰囲気が違いました。とても楽しかったです。「今回は4人だけど、力まないでリラックスしてやってこいよ」と送り出してくれた韓国人メンバーたちの言葉が力になりました。
レオ:日本に久しぶりに帰ってきて、ファンの皆さんと直接お会いできて、ものすごくうれしかったです。4人でパフォーマンスを披露するのが初めてだから緊張しましたが、何度かステージに立つうちに慣れてきて楽しめるようになりました。次は全員で来て、ファンの皆さんをもっと楽しませたいです。
――ご家族とも会われたのですよね。どんな言葉をかけられましたか?
レオ:2年ぶりなので「久しぶり~」って言ってました。
キオ:「身長伸びたね」って(笑)。
――お母さんの手料理も食べましたか?
カイリ:ホテルでの隔離期間が終わってすぐに、お母さんが作ったからあげを食べました。
ゼロ:僕もからあげでした(笑)。
キオ:お母さんとおばあちゃんの手料理を食べて幸せでした。お味噌汁がおいしかったです。
――いつも一緒に過ごしていたメンバーと離れて過ごしてみて、どんな気分ですか?
ノア:9人で過ごしていたので、4人が日本に行ってしまって宿所がとても寂しく感じます。そして宿所の掃除当番が交代で決まっているのですが、日本人メンバーがいないとローテーションが組めなくて困っています(笑)。
ゼロ:日本人のメンバーは比較的、静かなメンバーが多くて、ゴヌくんとかオンくんとかのムードメーカーがいないから、いつもより静かでした(笑)。
キオ:僕は毎日、韓国人メンバーとビデオ通話をしています。
オン:ビデオ通話で今日はどんなことがあったのか聞いたり、困ったことはないかとか、ご飯はなにを食べたとかを話しています。
「日本の曲は聴きやすくて感性にあふれている」
――JAPAN 1st ALBUM『OUR TEEN:BLUE SIDE』には、初の日本オリジナル曲が3曲収録されていますが、曲を聴いたときの印象は?ケビン:日本オリジナル曲は3曲とも、今まで韓国でやってきた曲とはスタイルがだいぶ違うと感じました。韓国の曲はヒップホップのベースが強いのですが、日本の曲は聴きやすくて、感性にあふれていて、耳慣れたメロディなので、ファンの皆さんに親しみを感じていただけるのではないかと思いました。
カイリ:日本の曲は爽やかさが強調されていて、やはり韓国の曲とは雰囲気が違います。
――3曲の中でも特に好きな曲を教えてください。
ケビン:3曲ともすごく好きなのですが、1曲を選ぶのであれば「HOME」が一番好きです。バラードなのでボーカル担当として自分の持ち味を発揮できる曲だと思いますし、メロディも温かくて好きです。また、僕らはヒップホップコンセプトではあるけれど、多様なジャンルの曲もうまくやれることをお見せするためにチャレンジした曲でもあったと思います。
ノア:僕もファンに向けたメッセージという大きな意味があるので「HOME」が好きです。
――「HOME」は1419の冠番組「T1419 EDELHOUSE」のミッションで皆さんが作詞されたファンソングですよね。レコーディングのときはどんな気持ちでしたか?
カイリ:ファンの皆さんに伝えたい僕らの気持ちを寄せ集めて作詞した曲だから、歌えることがうれしかったし、他の曲を歌うときよりも一層感情がこもった気がします。練習するときも、いつもは「ここをもっとこうしよう」という意識を持って歌うのですが、「HOME」は気持ちが伝わるといいなと思いながら練習しました。
オン:僕は「Run Up」が好きです。歌の難易度がとても高い曲なので、ボーカルのメンバーは苦労したと思いますが、かっこいいパフォーマンスができて、MVにもそれがよく表現できていたので愛着を持っています。
ゴヌ:僕も3曲全部が好きですが、愛着が強いのは「Run Up」と「Daydreamer」です。「Daydreamer」は「T1419 EDELHOUSE」のミッションで、メンバーで振り付けを作ることになったのですが、初めてのことだったので最初は戸惑いました。でも、みんなで曲についてたくさん話し合って、その時間自体がとても意味のあるものでしたし、かっこよくて曲に合った振り付けが完成したので、胸がいっぱいになって達成感も得られました。曲の雰囲気も明るくて楽しいので、ファンの方々も好きになってくれるんじゃないかと思います。
――ゴヌさんはダンス担当なので、メンバーみんなの意見をまとめるのが大変だったのでは?
ゴヌ:もちろん僕はダンスが好きで担当はしていますが、意見を出し合うときはノア兄さんが中心となってみんなが気軽に意見を出せる雰囲気を作ってくれるので、そんなに苦労はなかったです。
T1419のメンバーでよかったと思う瞬間は?
――「Daydreamer」のダンスの見どころを教えてください。ゼロ:サビのダンスに“夢に向かって飛ぶ飛行機”をイメージしたような振り付けがあって、そこがポイントダンスですね。最後のほうには真似しやすい振り付けもあるので、ファンの皆さんと一緒に踊れたら楽しいだろうなと思います。
――タイトル曲の「Run Up」のパフォーマンスの見どころや、MV撮影のビハインドストーリーを教えてください。
オン:2日間かけてMVを撮影したのですが、初日はセットが組まれたスタジオで、2日目は後半部分を野外で撮影しました。2日目はすごく寒くて、しかも寝不足だったので、疲れと寒さで苦労したのですが、そんな状況でもすごく楽しく撮影できました。日本の公式YouTubeで公開されているビハインドをご覧になったら、その様子がわかると思います。最後に全員で走るシーンがあるのですが、いたずらをし合って笑いながら撮影したので、今までのMV撮影の中で一番楽しかったです。
ゴヌ:いろいろなセットを使って、振り付けがカメラ映えするようにさまざまなアングルから撮影したのですが、サビはパワフルな感じがするし、フリーコーラスの部分はメンバーたちの意外な一面や魅力が見られて、パフォーマンス的にも見ごたえのあるものに仕上がったと思います。
――「Daydreamer」の“この仲間がいるから進める”という歌詞が印象的ですが、実際に皆さんが「この仲間がいてよかった」「T1419のメンバーでよかった」と思うのはどんなときですか?
シアン:まずは9人もいるから、とても頼もしいです。僕の後ろでいつも8人が見守ってくれているので、失敗を恐れたり不安になるような状況でも、サポートをしてくれるだろうという信頼があるので、安定した気持ちでいられます。そんなとき、このチームで良かったと思います。
レオ:僕も9人でいると安心する。落ち着くことができます。
ノア:活動期間中はハードなスケジュールで、疲れからミスをしてしまうこともあるのですが、そんなときにお互いに慰めたり励まし合ったりするときに「本当にいいチームだな」と感じます。
オン:ほとんどのメンバーが幼い頃から練習生生活を始めて、学校の友だちよりも長い時間を一緒に過ごしてきたので、このように親しい友だちが8人もいることが最大の長所だと思います。
ケビン:メンバーとは一緒に過ごした時間が長いので、気楽だし家族という表現が一番しっくりきます。この仲間と一緒ならば、どんなに大変なことがあってもうまく解決できるだろうと思いますし、どんなことがあってもメンバーたちはいつも僕の味方でいてくれるという確信を持っています。それくらいお互いにメンバーたちのことが好きで大切にしているから、今のT1419があると思います。
ゴヌ:お互いのことを先生だと感じるときです。ダンスがうまいメンバーにダンスのことを聞いたり、ボーカル、ラップ、作曲など、お互いに得意な部分を教え合う姿を見ると、そんなメンバーがこうして1つのチームに集まっていることが素晴らしいことだと思いますし、より成長できる基盤になっていると思います。
キオ:練習生のときからずっと一緒にやってきたから、つらいときはすぐに察して相談に乗ってくれたり、おいしいものを食べさせてくれたりして、そういうことがとても助けになりました。
ゼロ:僕の場合は、最初はやっぱり言葉が通じない国で日本人が4人いることがすごく助けになりました。今は、日本人も韓国人も関係なく仲良くなって、このチームで良かったと思います。
カイリ:つらいことがあったら9人で家族会議みたいなものをして、話し合うんです。本当に韓国人も日本人も関係なく仲良しで、メンバーに恵まれたなと思います。
デビューから1年で全員が成長「かっこいいなって…」
――デビューから約1年が経ちましたが、メンバーが成長したと思うところを他のメンバーが挙げてみてください。ノア:完璧なステージをしようとしてもやはり小さなミスが出てしまうことがあるのですが、そんなときもお互いにカバーして対処できるような技術が身についたので、全員が成長したと思います。
シアン:メンバーが全体的にかっこよくアップグレードされました!!
全員:(爆笑)
シアン:えっ、そうでしょ(笑)? そして個人的には、カイリがメンタル的に強くなったと思います。自分がどうすればかっこよく見えるか、どうしたらうまくできるかがわかって堂々としている姿を見ると、かっこいいなって思います。
キオ:僕もカイリくんが成長したと思います。練習生のときからずっと頑張っていましたが、デビューしてからもさらに練習して頑張っているのですごいと思います。
カイリ:ありがとう(笑)。僕はメンバー全員に言えることだと思うのですが、メンタルとチームワークが強くなったと思います。つらいときは支え合って、心が強くなったのを感じます。
ゼロ:練習生の頃はカメラに視線を向けることや表情の見せ方がわからなかったけれど、今はわかるようになってすごく成長したと思います。
オン:1番成長したのはキオじゃないかと思います。実力面でも成長していますが、背がすごく伸びて、男らしくかっこよくなりました。でも、僕らから見るとやっぱりかわいい末っ子ですけど(笑)。
レオ:僕もキオ。韓国に行ったばかりの頃は小さかったけど、身長が伸びて、その成長期をずっと見守ってきたので。
――T1419はラテンアメリカ圏での人気が高いですね。その理由はどこにあると思いますか?
ノア:僕らのパフォーマンスと音楽性が受け入れられているようです。遠い国でも僕らを応援してくださることが、とてもうれしくて感謝しています。
――ビデオ通話などでファンと接していますが、メキシコや南米のファンとはどんな話をしていますか?
オン:たくさんの方々がビデオ通話会に参加してくださいますが、やっぱり「早く私たちの所にも来てくれたらいいのに」「状況がよくなったら必ず来てください」と言われることが多いです。南米でたくさんの方が応援してくれていることを聞いてはいますが、やはり今は実際にそれを感じられる機会がないので、1日でも早く直接目を合わせてお話できるようになったらいいと思います。
取材:安部裕子
■リリース情報
日本1stミニアルバム「OUR TEEN:BLUE SIDE」
好評発売中
通常盤(初回仕様)<1CD> 2,750円(税込) BVCL-1212
初回限定盤A <1CD+Blu-ray> 5,500円(税込) BVCL-1208-1209
初回限定盤B <2CD> 3,850円(税込) BVCL-1210-1211
<CD1>全7曲 ※全形態共通
・Run up
・Daydreamer
・HOME
・ASURABALBALTA -Japanese Ver.-
・EXIT -Japanese Ver.-
・FLEX -Japanese Ver.-
・Red Light,Green Light -Japanese Ver.-
<CD2>全4曲 ※初回生産限定盤Bに収録
・Dracula -Japanese Ver.-
・Butt Out -Japanese Ver.-
・ROW -Japanese Ver.-
・Get the Bomb -Japanese Ver.-
<BD> ※初回生産限定盤Aに収録
・Run up MV
T1419 Japan Showcase
・Run Up
・Daydreamer
・HOME
・FLEX -Japanese Ver.-
★T1419 日本1stアルバム「OUR TEEN:BLUE SIDE」購入者イベント<個別オンライン通話会>
応募期間:2022年3月8日(火)0:00-4月24日(日)23:59
詳細:https://www.t1419japan.com/news/archive/?id=537880
■関連リンク
・T1419 OFFICIAL PAGE:https://www.t1419japan.com/
記者 : Kstyle編集部