藤あや子、韓国大好きを宣言!ハマったきっかけを語る「現実にあの不時着カップルが!」

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1989年のCDデビュー以降、数々の作品を発表、愛猫「マルオレ」との暮らしを投稿したSNSが大人気の演歌歌手・藤あや子。

「歌手である前にひとりの表現者である」という気持ちから挑戦した、写真集が4月15日に発売。石垣島ロケでの自然の中でのショットや、ビキニにも初挑戦した美ボディ満載の一冊。昨年還暦を迎え、さらに美しく輝く藤あや子のライフスタイルとは? 大好きだという韓国カルチャーについても話を聞いた。

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「私の体、ここまで仕上がっていた?」自分自身でも驚いたショット

――とても素敵な写真集となっていますが、改めて今回写真集を発売することなった経緯を教えていただけますでしょうか。

藤:もともとは「フォトエッセイを発売しませんか」というお話をいただいていて、これまでそういった本を出したことも無かったですし、還暦という節目の年だったので、自分の内面を語る良い機会かもしれないとお受けしていました。この写真集は浅井佳代子さんという女性カメラマンが撮ってくださったのですが、『週刊現代』のグラビアでお世話になった時からすごく意気投合しました。(浅井)先生に撮っていただけるならありがたい! と思っていたのですが、「写真メインでも良いんじゃない?」と周りの方に言っていただいて、自分自身でもまさかの写真集発売、という形に。

――お写真拝見しましたが、表情が柔らかかったり、自然体の美しさがありました。

藤:居心地が良いというか、普段の「演歌歌手・藤あや子」とは違う、リラックした姿を撮っていただけるというか。写真の場所やポーズ、テーマなども本当に全ておまかせさせていただいて。衣装も用意していただいたものを着る、私は体一つで撮影に臨みました。撮影している時は先生が「可愛い! いいね!」と声をかけてくださるけれど、それってカメラマンさん“あるある”でもあるので(笑)。

実際はどうなっているのだろう? と途中で見せていただいたら自分でも「すごい」と。歌っている時の私では見せられない表情だったり、新しい表情を発掘してもらった感じです。途中からは私もスタッフの一員みたいな感じで、「うん、これいいよね」とかコメントしていました。「普段見ることの出来ない自分」を見ることが出来て、本当に楽しかったです。

――特にお気に入りのショットはどれですか?

藤:好きなカットは決められないほどたくさんあるのですが、普段自分で見ることの無い背中のショットは、ある意味ショッキングでしたね。「私、ここまで仕上がっていた?」って。ヨガはやっぱり姿勢や背中に効くので、10年続けてきた結果ですね。

――背中って普段は隠れているけれど、実は重要なパーツですよね。

藤:私は普段着物を着ることが多いので、襟足から背中のラインって特に重要なんですよ。後ろ姿で首から背中にかけてお肉がこんもりしちゃっている人って結構いるから……。そこお肉ついちゃったらとれないから!
 

10年続けているヨガに、お酒断ち…「女性はいくつになっても輝ける」

――お酒も絶っていらっしゃったんですよね?

藤:写真集の為というわけではなくて、ボディラインが気になって3年前からお酒をやめていました。ある日読んだジェニファー・ロペスの記事で、素晴らしいボディを披露していて、50歳過ぎているのにすごいなと感動して。そこに「アルコールNG」って書いてあったんです。

私はもともと、お酒の曲をたくさん歌っているのに飲めなかったんです。でも(坂本)冬美ちゃんに付き合っているうちにたくさん飲む様になって。それで、お酒を飲めなくなるのは寂しいけど、自分でもやってみようと実験を始めて、それが3年経っている感じです。今は自然と飲まなくても平気になりました。

――もともとお好きなものを止められる意志の強さが素晴らしいです。他に何かトレーニングなど準備したことはありましたか?

藤:写真集のために何かをやったことはなくて、10年前からずっとヨガを続けています。ずっとヨガをしてきて体が仕上がってきた所に本のお話をいただいた、という感じで。「いつでもウェルカムですよ」と。ヨガをはじめる前、お酒を止める前に比べるとかなり体は絞られていると思います。

――自分もやってみようとやる気をいただける写真集ですね! 藤さんほど美しなることは難しいかもしれませんが……。

藤:そんなことないです! 女性はいくつになっても輝けるんですよ。自分を見つめ直すきっかけというのは必要かなと思います。

――親友の坂本冬美さんからは。今回の写真集について何かコメントはありましたか?

藤:『FRIDAY』でのグラビアも見てくれて、「最高!」って。写真集も買ってくれるそうなので、サインしようと思っています(笑)。
 

韓国カルチャーにハマったきっかけは?「冬美ちゃんを誘ってファンクラブにも」

――韓国がお好きとのことですが、韓国カルチャーを好きになったきっかけは何ですか?

藤:ベタなのですが、ヨン様(ペ・ヨンジュン)です。『冬のソナタ』にハマって、結末をはやく知りたくなっちゃってDVDをセット買いしていました。来日された時もファンイベントにもプライベートで行きました! ハンカチなどグッズを渡されて「こっち向いて~!」って一生懸命振っている自分がいました。私はもともとパチンコって一切やらなかったのに「やっと会えたね」が聞きたくて『冬のソナタ』のパチンコにも通いました(笑)。

――『冬のソナタ』きっかけの初体験がたくさんあったのですね!(笑)

藤:もう本当にハマりましたね。その後、リュ・シウォン君のディナーショーも行ったの。(坂本)冬美ちゃんを誘って、ファンクラブに入って。ショーの後の打ち上げにも誘っていただいたのですが、(リュ・シウォンと)対面したら「僕よりちょっとお姉さんですよね?」って言われました(笑)。

――(笑)。実際に対面して、いかがでしたか?

藤:すごく紳士で優しくて、素敵でした。あとは、日韓の文化交流イベントで日本代表としてソウルでコンサートをした時に、私のことを知っている人はいないだろうなと思っていたのですが、「あや子ちゃーん!!」ってみんな声をかけてくださって、本当に韓国の方ってあたたかいなって。すごく良い思い出です。

釜山にもディナーショーで訪れて、ショーはもちろん海鮮も美味しいし、すごく楽しかったです。コスメの種類もたくさんあって、感激してたくさん買っていたら、店員さんが「あと◯◯円買ったらこれがつきますよ」と言ってくるから、本当に爆買いしていて。特典の可愛いスーツケースまでもらっちゃいました(笑)。今も使っています。

――あの「1+1」文化は本当に楽しいですよね。今も、愛用している韓国コスメはありますか?

藤:クッションファンデーションは、韓国コスメがはやかったですよね。「ザセム(the SAEM)」のファンデーションを使っています。あと、リップはすごく発色が良いですよね。着物を着るので、発色の良い朱赤のリップってすごく重宝するんです。クリスチャン・ディオールとかシャネルのものは綺麗なのだけどラメが入っていたりするので、韓国のマットな朱赤が着物にはピッタリで。愛用しているリップがきれてしまって、違うものをつけていた時に、ミッツ・マングローブさんに「藤あや子の唇がマットじゃない!」と言われてしまったこともあります(笑)。

――とても美肌でいらっしゃいますが、スキンケアで気をつけていることはありますか?

藤:蒸しタオルはよく使っています。クレンジングをした後にゴシゴシこすらないで、あたたかい蒸しタオルを顔にのせて。その後に化粧水など保湿しています。石鹸などでゴシゴシ洗わない。


「13歳の孫もK-POP大好きで、韓国の調味料をプレゼントしてくれます」

――好きな韓国ドラマや映画はありますか?

藤:『梨泰院クラス』大好きです。恋愛モノも好きなのですが、悪事に立ち向かっていく姿が燃えてハマりました。イソが本当に可愛くて、オシャレで。イソを演じていたキム・ダミさんのInstagramも見ています。

『愛の不時着』のソン・イェジンさんも、『夏の香り』がとても好きだったので、『愛の不時着』が流行っていて観たら「あっ!」って。そして、本当に結婚したんですね~。現実にあの不時着カップルが!

――K-POPはお聞きになったりしますか?

藤:13歳の孫がいるのですが、TWICEだったり、K-POPが本当に大好きなんですよ。綺麗だし、洗練されているし、カッコ良いですよね。レベルが違う。私は声フェチなのですが、7色の声を出せるアーティストさんが多いというか。そして、歌っている時と普段の声が全然違って魅力的ですし、あれだけ踊りながら歌えるのも素晴らしい。厳しいレッスンを経て上り詰めてきた人たちですから、素晴らしいなと。そのハングリー精神は見習わないといけないなと思います。

演歌の世界でもキム・ヨンジャさんなど活躍されている韓国の方がたくさんいらっしゃいますが、発声がパワフルで、滲み出る歌声が素晴らしい。日本の歌を歌っても全然違うものになる、独特の魅力がありますね。

――いつも美味しそうなお料理をInstagramにアップされていますが、韓国料理を作ることはありますか?

藤:美味しい韓国料理を食べたい時は外に食べにいっちゃいますね。でも、私は秋田出身で鍋をよくするので、チゲ鍋はしょっちゅう作っています。秋田ってイカの肝とかワタも入れた「イカ鍋」をよく作るのですが、そこに辛い系の香辛料を入れてチゲ鍋にしています。キムチ、チャンジャは常に冷蔵庫にありますし、孫が新大久保のお土産で買ってきてくれた調味料を今使っています。

――お話を聞いているだけで食べたくなってきました! コロナ禍が落ち着いたらぜひ韓国に行きたいですよね。

藤:本当に! 冬美ちゃんとも韓国にゴルフに行きたいなと計画していたので、コロナが落ち着いたら、ゴルフ&グルメ&コスメツアーしたいですね。


今の野望は猫つながりのアーティストを集めた「マルオレフェス」

――今後挑戦してみたいこと、はじめてみたいことはありますか?

藤:この写真集もそうなのですが、自分から「新しいことをしよう!」ということはあまりないんです。例えば25周年を迎えた時にジャズアルバムを出したのですが、それも、プロデューサーの方が「日本人でウェットな声でジャズを歌ってくれる人」を探していた時に、たまたまニューヨークの日本料理店で私の曲を聴いたそうなんです。それで、一年半私のことを探してくれていて、オファーをいただいて、「面白そう! やる~!」って。その時にちょうど25周年だったというご縁があって。

これからもご縁があったら一度はチャレンジして、ダメだったらやめればいいや! くらいの精神で、何でもやってみたいなと思います。今後もそういうサプライズがやってこないかな、と自分でも楽しみです。

――「表現者でありたい」と、何でも挑戦する姿勢がとても素敵です。

藤:「表現者でありたい」という気持ちのはじまりはやっぱり「歌」ですから、歌、音楽に関わることはどんどんやっていきたいです。ギターもはじめました。Official髭男dismのギターの大ちゃん(小笹大輔)とは猫友ですし、B'zの松本(孝弘)さんとも何度かご飯をご一緒させてもらったり、ご自宅に遊びに行かせてもらったりしているので、音楽フェスを開催してみたいなという野望はあります。

猫つながりでアーティストの皆さんにお声がけをして、そこに韓国のアーティストさんもいたら最高ですね。猫フェス、「マルオレフェス」を実現させたいです! マルオレのおかげで、私の演歌のファンの方以外の皆さんに知っていただくことが出来たので、コロナが終息した際には、フェスでお会いしたいです。

――(編集長より)韓国アーティストは、ぜひ「Kstyle」にもご協力させてください!

藤:頼もしい! 嬉しいです。はやく楽しいことを皆さんでやりたいですね。

――今日お話を伺って、色々なことに興味を持って、楽しんでいる姿が本当に素敵だなと感じました。

藤:15,16歳くらいから変わってないんですよ(笑)。楽しいこと、興味のあることを見つけたらすぐに取り入れたくなっちゃう。「あれなんだろう?」ってすぐ気になっちゃう。私と同世代の、地元の友達とかはすぐ「もう年だから」って言うんです。だから、「そのワードはやめよう!」ってすぐ言っちゃいます。永遠の17歳の気分でいきましょうって。色々なことに興味を持つだけで、全然世界が変わるから。

今は歳を重ねていくことが全然恐くないですよ。20~30代とか若い頃の方が、忙しかったり、きつかったり、嫌なこともたくさんあったので。本当に今は自分のこと好きなことが出来て楽しいです。

――写真集もそうですが、藤さんのライフスタイルにたくさんの女性が元気付けられると思います。今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!



取材:中村梢 / 撮影:朝岡英輔

■書籍情報
藤あや子写真集『FUJI AYAKO』
発売日:2022年4月15日 
金額:4,950円(税込み)

判型:A4版ワイド:出版社:講談社
撮影:浅井佳代子
スタイリスト:佐伯敦子 / ヘアメイク:岡崎じゅん 
プロデュース:Kaori Oguri

■関連サイト
・藤あや子オフィシャルサイト:https://ayako.fanmo.jp/

記者 : Kstyle編集部