BTS（防弾少年団）が初めての“無歓声コンサート”を終えた感想を明らかにした。

BTSは3月10日、12日、13日の3日間にわたって、ソウル松坡（ソンパ）区蚕室（チャムシル）総合運動場主競技場で「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-SEOUL」を開催した。

今回のコンサートは、BTSが約2年半ぶりに韓国で開いた対面コンサートだ。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、1回当たりのメインスタジアムの収容人数（約4万5千人）の1/3に該当する1万5千人の観客が参加し、歓声やスタンディングも制限された。

それでもBTSは久しぶりにファンと目を合わせながら声の限りに歌った。ファンも歓声の代わりに熱い拍手やクラッパー（応援グッズ）を活用して、BTSの情熱に応えた。

メンバーたちは最終公演が終了した後、それぞれ感想を残した。まずジミンは14日午前、公式ファンコミュニティのWeverseを通じて「早くまた会いましょう。ありがとうございました。愛しています」と感謝を述べた。

J-HOPEもWeverseを通じて「ソウル公演3回目が終わりました。清々しいですね。心の中で固まりのようになっていたものが落ちた気分です。本日を皮切りに、もっと良い日が来て、皆さんと一緒にダンスも踊って、声も出して、皆が楽しめる、そんな公演ができる日が来てほしいですね。そんな日が来るまで共に歩んでくれますよね？ 今日は爽やかにビールを一杯を飲みました！ 僕を止めないでください～公演の最後を一緒に過ごしてくれたARMY（ファンの名称）の皆さん、本当にありがとうございます。今日も間違いなく愛しています！ チュッ。おやすみなさい」と綴った。

RMは「元気にしていましたか、皆さん！ ただこのように明るい笑顔で挨拶したかったんですが、なかなか言葉が出てこなかった僕を許してください！ 初めての感覚だったので、慣れるまでに時間が少し必要になりそうです。実はロサンゼルスでたくさん泣いたんですけど……3日間、何を言えばいいか思い浮かばなくて、ジョングクが校長先生（RM）の話をするたびに本当に困っていました。以前のようにしどろもどろな自分が嫌で、急いで締めくくった記憶があります。やっぱりこのように文章で残すほうが心が楽ですね。これまで僕にも確かに変わった部分がありますが、まだ自分でもそれが何か分かっていません」と打ち明けた。

続いて「今度は僕も雑念を振り切って、もっと純粋に没入して臨みます！ 実は自分の未熟さに悔しさも感じた数週間でした。最近は遠く昔の中学時代のことを思い出します。純粋といえば純粋だったあの頃を思い出しながら、新たな僕の中の悩みと疑問を解消してみようと思います。時間が経ったら、いつもそうであったように『押し寄せてくる波だったんだな～』と笑えることを願い、ただこの日々が僕たちをもっと素敵な未来に連れて行ってくれることを祈ります」と綴った。

またRMは「何よりいつもそうだったように、皆さんは最高でした。限られた状況ですべての真心とエネルギーを向けてくださったと思います。奇跡のような3日間を無事に終えられたのは、いつもそうであるように皆さんのおかげです。また、いつも冗長な文章だった僕が、長く綴らないと心配されるんじゃないかと思って、このように気持ちの整理と感謝のメッセージを残してみます」と語った。

最後に「『Spring Day』から5年、BTSはもう10年目です。見えない遠い未来に対する漠然とした約束より、僕はただ一日一日をしっかり守って、歓声の出せない中で与えてもらった今日のエネルギーを噛みしめています。もう一度、そしてお互いの声を聞けるその日まで、もうしばらくお待ちください！ ありがとうございます。そして愛しています。P.S. 読んでいただけるかどうか分かりませんが、共に努力してくださった全スタッフの方々とダンサーの皆さんにも感謝を申し上げます」と付け加えた。

続いてジンは、自身のInstagramを通じて「ARMYハート」と述べ、ジョングクは「本当に幸せでした」と感想を伝えた。

SUGAは「お疲れ様でした」というメッセージを残した。またVは10日、ステージの上での楽しそうな雰囲気が良かったというファンからのコメントに「自分の中にはさまざまなペルソナがあります。予めご了承ください」と返答し、オンラインコンサートを悩む他のファンには「そこまで聞こえるようにします」と答えた。

ソウル公演を盛況のうちに終えたBTSは、4月8日～9日、15日～16日の4日間、米ラスベガスのアレジアント・スタジアム（Allegiant Stadium）で「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LASVEGAS」を開催する予定だ。

※この記事は現地メディアの取材によるものです。